葬儀

ジャン・ジュネ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309201023
ISBN 10 : 4309201024
フォーマット
出版社
発行年月
1987年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
358p;20X14

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    妖しい暗黒の美で満たされている作品でした。ヒットラー総統とナチスへの賛美から日本軍の精神を讃える流れは、男性の美を謳っているように思えます。しかし、そこから敗戦という出来事を排除してまで描かれるエロティシズムの世界があり、男娼のオルガニズムへと昇華されているのが、低俗であり高尚である風景を映し出しているように感じます。同性愛の営みと、政治状況が絡み合う世界は完全にモラルにおける背徳でした。醜さに彩られた華麗さに満ちているんですね。

  • uchiyama さん

    こういうものを読むと、現在の地点から視た「正しい」主張をするような本の弱さが明らかになります。主語が三人称から一人称へと変化することも辞さずに、積極的に汚辱を我が物にしようとするこの本は、全体主義に惹かれてしまう心性を、偽善で塗り固めることなしに自分にあるものとして認識させる。「あのような熱狂ぶりには、愛と情熱に基づくとしか考えようのない意志のちからが必要だ。」「悪がこうまで情熱をよびさますのは、悪自体ひとつの善だからだ、だって善いものしか、すなわち生命の通ったものしか人間は愛せないんだから。」痛切。

  • mejiro さん

    「花のノートルダム」より読むのが難しい。場面や主語が唐突に変わり、誰の何の話かわからなくなるが、詩に近いというかそのまま素直に読めばいいのかもしれない。ヒトラーがこんな形で出てくるとは…。タブーを嘲笑うかのように型破りなところが著者の作品の魅力なんだろうと思う。

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人物・団体紹介

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ジャン・ジュネ

1910‐1986。フランスの作家、詩人。1910年パリに生まれる。’42年、『花のノートルダム』を書き始め、’44年、同作が文芸誌に掲載されデビュー

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