ジャン・ジャック・ルソー

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社会契約論 岩波文庫

ジャン・ジャック・ルソー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003362334
ISBN 10 : 4003362330
フォーマット
出版社
発行年月
1983年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,236,10p

内容詳細

これはもっとも徹底的な人民主権論を説いた書物である。国家は個々人が互いに結合して、自由と平等を最大限に確保するために契約することによって成立する。ルソー(1712‐78)はこの立場から既成の国家観をくつがえし、革命的な民主主義の思想を提示した。フランス革命の導火線となった近代デモクラシーの先駆的宣言の書。

目次 : 第1編 ここでは、いかにして人間が自然状態から社会状態に移るか、また社会契約の本質的諸条件はいかなるものであるか、が探求される(第一編の主題/ 最初の社会について ほか)/ 第2編 ここでは、立法がとりあつかわれる(主権は譲りわたすことができないこと/ 主権は分割できないこと ほか)/ 第3編 ここでは、政治の法、すなわち政府の形態がとりあつかわれる(政府一般について/ 政府のさまざまの形態をつくる原理について ほか)/ 第4編 ここでは、引きつづき政治の法をとりあつかいつつ、国家の体制をかためる方法がのべられる(一般意志は破壊できないこと/ 投票について ほか)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • コウメ さん

    ・「人間は自由なものとして生まれた、しかしいたるところで鎖につながれている。自分が他人の主人であると思っているようなものも、実は人々以上にドレイなのだ」(社会的地位や権力をもって自分を「他人の主人」とうぬぼれている人間をさしてじつはだれよりも不自由な奴隷であるところにルソーの真骨頂がある。そうした人間は自分自身の「慢心のドレイ」であり、「偏見と欲望のドレイ」であると)/・「自分の自由の放棄それは、人間たる資格、人類の権力ならびに義務さえ放棄することである。」「意志から自由を全くうばい去ることはおこない

  • 佐島楓 さん

    課題のため読む。大いなる普遍。

  • Y2K☮ さん

    社会契約は政権への服従ではない。個々人が国の主権者となる為に結合する契約である。統治形態として君主制、貴族制、民主制とあるが、ここでいう民主制は直接民主制であり貴族は代議士と考えられる。今の日本に直接民主制はあり得ない。外見やキャラや弁舌の才だけで選ばれそう。政治への失望から信頼できる指導者を求めるこのご時世では民主制の名を借りた君主制=独裁にもなりかねない。お上に黙って従うのが美徳みたいな刷り込みが根強いがそれでは奴隷と同じ。アメリカの言いなりで平和が保たれ、豊かな生活ができた時代の幻想から目覚める時。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    「命題を自分で作り、論拠せよ」という哲学のレポート課題で参議院選挙での投票への関心やエジプトでの民主制に対する軍の抵抗などが起きている昨今にスピノザの「国家論」とルソーの著作を参考に政治に人々が関わる心得などは何かということを論拠するために読了。自然状態では憐みの心で人を思い遣れ、平等だが人に流されやすい人間性を説いた上で公共善を実現するためには政治を武力を持ってでも一から改革しなければならないという革命権を訴えたフランス革命を決定づけた著書。後にロールズは徹底した自然状態を無知のヴェールとして展開した。

  • イプシロン さん

    一般契約とは“自由”と“平等”だ。これをしかと頭に刻んで読まなければルソーが述べていることは理解できないだろう。難しい内容もあるが、深く静かな強い感動があった。十年以上、人々の自由と平等をいかにして社会に実現するかを思索し発表した、その事実に心打たれずにはいられなかった。彼の思想の到達点は世界人類の“自由”と“平等”であったと気づくと、自分とその周囲さえ幸福であればというエゴイスティックが、恥辱にまみれたものだと痛感させられた。今も時代はルソーを追いかけている。だが、彼に追いついたとは到底いえないだろう。

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ジャン・ジャック・ルソー

1712年‐1778年。フランスの哲学者、思想家。政治哲学、文学、教育学、また音楽など多くの分野で大きな功績を残した。彼の残した“自然に帰れ”というフレーズはあまりにも有名(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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