ジャン・ジャック・ルソー

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人間不平等起源論 光文社古典新訳文庫

ジャン・ジャック・ルソー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334751623
ISBN 10 : 4334751628
フォーマット
出版社
発行年月
2008年08月
日本
追加情報
:
16cm,414p

内容詳細

わたしたちは、フランス革命を導いたルソーの代表作である本書と『社会契約論』に繰り返し立ち戻ることで、国民がほんとうの意味で自由で平等であるとはどういうことなのか、どうすれば国民が真の主権を維持できるのかを、自分の問題として問い直すことができるはずである。

【著者紹介】
ジャン=ジャック・ルソー : 1712‐1778。フランスの思想家。スイスのジュネーヴで時計職人の息子として生まれる。16歳でカトリックに改宗。家庭教師等をしながら各地を放浪し、大使秘書を経て、37歳で応募したアカデミーの懸賞論文『学問芸術論』が栄冠を獲得。意欲的な著作活動を始める

中山元 : 1949年生まれ。哲学者、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • マエダ さん

    人間の本質をつかむために獣や野生人まで遡って考察している。草食動物と肉食動物を人間と比べるあたりは面白い。

  • かわうそ さん

    元祖・動物愛護者、元祖・ヴィーガンとも思われるジャン=ジャック・ルソー。そんな彼は偉大な哲学者であり、政治思想家でもありそして文化人類学の祖でもあった。 彼がこの本で伝えたかったことは「法や社会制度によって人間は腐敗したということ」です。人間には憐れみの情というのもがあり、社会が生まれる前は決して人間は悪ではあり得なかったと喝破します。家を作りそして住み、多数の人間が群がり人間関係が固定されたこと、農業と治金術が生まれそして所有権が確立されたことなど様々な要因が人間を腐敗させてしまったのです。

  • かわうそ さん

    『それよりも大切なことは、人間の魂の原初的でもっとも素朴な働きについて考察してみると、理性に先立つ二つの原理を見分けることができるということである。一つの原理は、わたしたちにみずからの幸福と自己保存への強い関心をもたせるものである。もう一つの原理は、感情をもったあらゆる存在、とくに同類である他の人間たちが死んだり、苦しんだりするのをみるとことに、自然な反感を覚えることである。』P41 まさに理性に先立って憐れみの情ともいうべき共感の機能が人間に備わっているということなのです。

  • Aster さん

    本文のみ。解説は気が向いたら読む。何かと引用されるルソー、読んでみたらびっくりというか、人間の不平等の起源について推測のみで延々と語っている。これが合ってるかどうかは別として当時は中々ラディカルな試みだったのだと思うし、個人的には考え方に賛成かな…?いずれにせよ読んで良かったと思う。もっと早く読んでおけば良かったとも思ったけれど、理解出来る場所に居なければ今読んだこの“今”がベストタイミングなのかもね…なんて。

  • molysk さん

    人間不平等起源論は、「人間の不平等の源泉はどのようなものか」という論文課題に対するルソーの回答。本書の前半は、人間の自然状態である野生人について。孤立状態にある野生人は、生存に不自由ない身体と精神を持ち、美徳も悪徳も知らない、ほとんど平等な存在であった。本書の後半は、社会状態の形成について。力を合わせることの利益を知った人々は、孤立をやめて家族や共同体を築き始めるが、これは他者との比較や不平等の始まりでもあった。財産の私有で富める人々は、自らを保護する法を作り、国家が成立して、不平等は固定される。

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ジャン・ジャック・ルソー

1712年‐1778年。フランスの哲学者、思想家。政治哲学、文学、教育学、また音楽など多くの分野で大きな功績を残した。彼の残した“自然に帰れ”というフレーズはあまりにも有名(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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