ジャレド・ダイアモンド

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文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの 上 草思社文庫

ジャレド・ダイアモンド

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784794219398
ISBN 10 : 4794219393
フォーマット
出版社
発行年月
2012年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
560p;16

内容詳細

中米のマヤ、北米のアナサジ、東ポリネシアのイースター島、グリーンランドのノルウェー人入植地、かつて隆盛を極めていた社会はなぜ崩壊し消滅してしまったのか。数々の文明崩壊の実例を検証し、共通するパターンを導き出していく。歴史上から消滅した社会が陥った恐るべき共通の崩壊要因とは?人類の謎といわれた古代、中世社会が辿った滅亡への道を解明する。ピュリッツァー賞受賞の著者による全米ベストセラー。

目次 : プロローグ ふたつの農場の物語/ 第1部 現代のモンタナ(モンタナの大空の下)/ 第2部 過去の社会(イースターに黄昏が訪れるとき/ 最後に生き残った人々―ピトケアン島とヘンダーソン島/ 古の人々―アナサジ族とその隣人たち/ マヤの崩壊/ ヴァイキングの序曲と遁走曲)

【著者紹介】
ジャレド・ダイアモンド : 1937年ボストン生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授。進化生物学者、生理学者、生物地理学者。アメリカ国家科学賞受賞。著書『銃・病原菌・鉄』(草思社)でピュリッツァー賞、コスモス国際賞受賞。同書は朝日新聞「ゼロ年代の50冊」第1位に選ばれた

楡井浩一 : 1951年生まれ。翻訳者。英米ノンフィクション翻訳で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • molysk さん

    危機に直面した時、存続する文明と、崩壊する文明。両者を分けるものは何なのか。筆者は潜在的な要因として、環境被害、気候変動、近隣の敵対集団、友好的な取引相手、そしてさまざまな問題への社会の対応を挙げる。過去の社会の例として、南太平洋の孤島、新大陸先住民の文明、ヴァイキングの入植地を取り上げて、崩壊を招く要因は文明ごとに異なるが、どの社会でも、社会の対応が重要な要素になると主張する。グリーンランドのヴァイキングは、変化する環境を前にしても、過去の慣習を変えることを拒んだ。全滅は自ら選んだ道ともいえるだろう。

  • 翔亀 さん

    世界史を動かした原動力は栽培化と家畜化だったと人類史の見方を塗り替えた「銃・病原菌・鉄」に続く本書でも、ダイアモンドは、縦横無尽に人類史を駆け巡る。先史時代を含む長い時間と五大陸をまたがる広い空間、考古学・生態学など多彩な分野を股にかけながら、この人の強みはすべてを究極的な一点に的を絞ることだ。今回の問題設定は、「滅亡した社会と存続した社会の究極の違いは何か」だ。上巻では、イースター島、アメリカ南西部先住民族(アナサジ)、マヤ文明、グリーンランドのヴァイキングといった滅亡した社会が分析される。その教訓か↓

  • James Hayashi さん

    前作も凄かったが、今回ものめり込む様に読んだ。小さな物証から、今はなき亡んだ中世の文明を考察していく(もしくは既に明らかになっている事)様子が素晴らしい。さらに世界各地の文明を比較されているので、ロマンを感じるほどだ。イースター島、ニューメキシコの遺跡など環境との関わりが一因となっているが、グリーンランドのノルウェー人が絶滅したのにイヌイットは生き残っておりその考察が印象に残った。下巻へ。

  • ヨーイチ さん

    ダイヤモンド先生の本は三冊目。NHKでも時折見かける。売れっ子なんだなぁ。でも知的好奇心を刺激してくれるし面白いのは事実。翻訳物はあまり読まないので欧米人の視点、常識が新鮮だったりする。題名の文明崩壊は「ヒトが定住して繁栄していたにも関わらず、その後暮らす人々が居なくなってしまった」状態を指す。歴史上で栄えた文明が衰退した原因を気候、社会、外敵、交易などの条件を比較して究明して行く。上巻では現代・米・モンタナ州、イースター島、アメリカ大陸のマヤ、アナサジ(これは初めて聞く名前) 続く

  • 優希 さん

    考古学的アプローチから文明がどう滅亡し、存続したかという点を描いているのが興味深かったです。かつて隆盛を極めていた社会が何故滅びたのかを文明の崩壊と重ね合わせて検証しているので、歴史から消えていく運命に陥った要因を探ると意外にも滅びた文明と共通項が見えるのが面白いですね。古代の謎と中世が辿った運命は、結果として過去と同じことを繰り返していることの証拠でしょう。物語的に記述がなされているので非常に読みやすいです。古代文明と比較する割に、インカ文明が取り上げられてないのが気になるところでした。

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