Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• やすらぎ

  読了日：2022/02/20

  夜の灯りがランプだけだった頃、自然の美しさを知ってしまった男がいた。…他の子供たちが遊んでいるときも、ゆっくりと舞い落ちる雪を、両手を広げてじっと見上げているベントレー。神秘の世界へ入り込んだように。…大きな顕微鏡を覗くと、儚くも消え去ってしまう結晶を見る。小さな塵に、ごく小さな水の粒がくっついて、６本の枝は互いに結ばれてゆく。なぜこんな小さな世界さえも美しいのだろう。全ては少しずつ異なり、全ては最高の輝きを放っている。…空からは今日もたくさんの宝物が降りてくる。雪の結晶が好きな皆様にお薦めの絵本です❄️

• 紫綺

  読了日：2015/12/27

  農家に生まれ、雪に魅せられ、その一生を雪の撮影に捧げた歴史的著名人の伝記。温かい版画で絵本に仕上げているので、子供にも読みやすい。虚仮の一念岩をも通す。

• しいたけ

  読了日：2017/02/10

  雪に惹かれ一生を捧げた男。絵本で駆け足なので、小説でも読みたいなあと思いました。きっかけは家にいるお母さんに見せたいけれど溶けてしまう、という暖かなものなのです。こんな人ならきっと、雪のような儚く美しい恋があったのではないかと・・・。もちろん版画は素晴らしいです。

• greenish 🌿

  読了日：2013/12/23

  アメリカの豪雪地帯にある小さな農村に生まれ、生涯を雪の研究と結晶の写真撮影に捧げたウィリー・ベントレー。世界中の人々に雪の美しさ、神秘的な魅力を伝えた彼の一生を綴った伝記絵本　　---木版画に水彩で彩色した絵が、儚く消える雪の結晶、雪に魅せられるベントレーの眼差し、彼を支える家族の愛情を温かく表現しています。　豪雪地帯で幾冬も幾冬も、雪の結晶を待ち続けるベントレー。あっという間に溶けてなくなる結晶を《冬将軍からのギフト》だと喜ぶベントレー。自分の生涯を捧げられる何かに出逢えた人のお話には心打たれますね。

• booklight

  読了日：2023/04/30

  雪の結晶って、こんな昔から興味を持たれていたんだ。カメラもまだ大掛かりなころから、自宅で、自分の興味で、雪の結晶の撮影をしていた人がいたなんて。写真を売ったり講演したりと生臭い話もあったけど、結局は雪の結晶の変化に魅入られたんだな、ということがよくわかる。こういう話は割と好きです。

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