マンハッタン少年日記 河出文庫

ジム・カロル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309462790
ISBN 10 : 4309462790
フォーマット
出版社
発行年月
2006年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,273p

内容詳細

ぼくは、バスケットボールのスタープレイヤー&ビートニク&ジャンキーさ!―伝説の詩人・ロックンローラーの十三歳から十六歳までの日記。ドラッグや暴力に深く傷つきながらも、鮮烈に青春を生き抜いた一人の少年の作品の中に、六〇年代ニューヨークの実像が鮮やかに甦る。映画「バスケットボール・ダイアリーズ」原作。

【著者紹介】
ジム・キャロル : 1950年8月、ニューヨーク生まれ。作家、詩人、パンク・ミュージシャン。17歳で初めての詩集『Organic Train』を発表。1978年刊行の『マンハッタン少年日記』は1995年にレオナルド・ディカプリオ初主演で映画化された

梅沢葉子 : 翻訳家。神奈川県生まれ。ニューヨーク在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • びーとぅん さん

    裏表紙にケルアックのコメントが付いていたので思わず手に取りました。舞台は1960年代半ばのニューヨーク。ビートニクの時代ですね。のちの詩人となるジム・キャロルの13歳ごろからの日記です。映画化もされてるみたい。バスケが好きな健全な少年、と思いきや、カツアゲ、ひったくり、万引きは当たり前、様々なドラッグに手を出してヘロイン中毒になり、酒を飲んで朝まで大騒ぎ。そして彼の周囲では薬や貧困、冷戦やベトナム戦争反対運動など当時のアメリカの世相がくっきりと迫ってきていて。あまり前後関係は調べていないのでわかりませんが

  • 有坂汀 さん

    レオナルド・ディカプリオ主演で原作タイトルの『バスケットボール・ダイアリーズ』として映画化もされた詩人でロック歌手、ジム・キャロルの自伝的私小説です。バスケットボールと詩を書くことが好きだった主人公のジムが、とあるきっかけにドラッグにはまり転落、更生する様子が描かれます。「純粋になりたい―」という作中のジムの言葉には本当に心を打たれました。作品を知るきっかけとなったのは尾崎豊の伝記本を経由してのことで「もう一つの『ライ麦畑でつかまえて』」というキャッチコピーでした。本書からは青春の残酷さが伺えるものです。

  • デルタアイ さん

    映画が先で小説を読んでみたがやはりまず伝わるのは薬の怖さ 小説は映画のようなオチはついておらず 後半はただひたすら薬を打つ→悪事を働く→薬を買うのループ 序盤のやんちゃなバスケ坊主の1面やときおり見せる漠然とした世界への恐怖、脈絡のない表現等少年ならではの感性が垣間みれる 「純粋になりたい」確かキャッチコピーだったと思うが なるほど...これはロックだな ☆8.7

  • さや さん

    60年代のニューヨークで「セックス、ドラッグ、バスケットボール」と三拍子揃った青春を過ごした実在の少年によるジャンキー日記。多感な時期に冷戦下の影響をもろに受け、明日起こるかもしれない核戦争のことを思いながら刹那的、退廃的な生き方に転んでいったと説明されると、同情しないまでも理解できる気がする。破滅していく自分への冷静な自己分析と、言い訳的な社会批判もはっきりと綴られていて、それでもやめられないドラッグの恐ろしさがよく分かる。けど、この文才とドラッグとの出会いには感謝。

  • mawaji さん

    13歳から16歳までの少年ジムの日記はバスケットボールと非行とヘロインと犯罪と不純異性交遊と不純同性交遊(?)などに塗れた毎日で汚言症的な言葉の連続にちょっと辟易するところもありますが中高生くらいだったらそんなものかも。64年はビートルズ旋風の吹き荒れていた頃のアメリカですがビの字もなく、出てきたミュージシャンはディランのみというのもビートニク最後の世代らしい。「(アメリカが日本に原爆を落としたことに)ずっと償いを感じながら育ってきた」というひとことに救いを感じました。読後感はやはり「ダメ。ゼッタイ。」。

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