ジェームズ・ブライドル

Individuals/organizations Page

Books

ニュー・ダーク・エイジ

ジェームズ・ブライドル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784757143555
ISBN 10 : 4757143559
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

情報テクノロジーはますます進化し、経済・政治・社会の変化を加速している。しかし今、人々は溢れかえる情報の中で、単純化された物語や「ポスト真実」に惑わされている。ショッピング、金融市場からAI、国家機密に至るまで、私たちは世界がどのように動いているのか理解できなくなっている。こうしたIT時代に潜む危険に、いかに立ち向かうか?テクノロジーに精通した気鋭のアーティストが未来を展望する。

目次 : 1 裂け目/ 2 計算/ 3 気候/ 4 予測/ 5 複雑さ/ 6 認知/ 7 共謀/ 8 陰謀/ 9 同時実行/ 10 雲

【著者紹介】
ジェームズ・ブライドル : 1980年生まれ。アーティスト・ジャーナリスト・テクノロジスト。ロンドン大学でコンピュータ科学と認知科学の修士号を取得、ニューヨーク大学などで教鞭も執る。デジタル・イメージに溢れた現代の知覚と美意識を探る「New Aesthetic」の中心的論者。『イブニング・スタンダード』による「ロンドンの1000人の最も影響力のある人物」、『WIRED』による「ヨーロッパの100人の最も影響力のある人物」の1人に選ばれている。作品は世界各地で展示されており、アルス・エレクトロニカ、日本メディア芸術祭などで受賞。NTTインターコミュニケーション・センター「ICC」「オープン・スペース2018」にも展示

久保田晃弘 : 1960年生まれ。アーティスト/研究者。多摩美術大学情報デザイン学科メディア芸術コース教授

栗原百代 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • roughfractus02

    頭文字Cの語が10章並ぶ本書は、C=Computerに支配され、その加速主義に隷属する世界での生き方を問う。一方、本書が同じ言葉を繰り返す他の書物と違うのは、アーティストである著者が、我々が環境として同化したCの世界を異化し、対象として具現化する点にある。本書も彼の作品であり、見慣れた文字を見知らぬデザインに変える異化効果を発揮する。膨大な情報で埋められた全ページは、過去データによって未来まで閉塞させる計算論的世界のようだ。そんな作品を読む読者は、過去と未来から解き放たれた現在へ導く解釈の力に触発される。

  • 読書熊

    情報は石油ではなく、むしろ原子力である。膨大になったデータと複雑化したアルゴリズムが、むしろ人間の自由を拘束してるのでないか。若林恵さんの「さよなら未来」と共通する問題意識を感じられました。

  • 汐除明

    マインドフルネスが悲観的な世界の見方をただす本ならば、これは対になる本。もはや避けることの出来ない地球温暖化やアルゴリズムから生まれる人々の分断と意味のない娯楽たち。私たちが、悲観しつつも現実には何も行動できない、問題たちと歩んでいく隘路を描写してくれる。

  • Mealla0v0

    本書の使命は、テクノロジーの進化に追いつかないテクノロジーへの理解を刷新する、新たなメタ言語を創造することである。今日テクノロジー理解の最も支配的な形態が「計算論的思考」、つまりどんな問題でも計算の適用によって解決できるという考えだ。だが、情報が増えれば増えるほど最良の選択を可能にするのではなく、判断自体を困難に陥らせ、世界を暗黒に導く……。しかし、筆者は暗黒にマイナスの意味だけを付与しているわけではない。暗黒とは同時に「自由と可能性の場所」であり、不可知について知ることが次の一歩なのであると本書は言う。

  • TOMYTOMY

    全然読まれてないのが悲しくなる。 めちゃくちゃ面白い!考えるのが人間である。それが便利さが最優先、楽なのが最優先。 それによって私たちは何か鋳型にはめられるように生活をモデリングされているような。 事実を知ることが簡単な筈が、一番難しいというのがよく分かる中で考えることをしなければ、すぐそこまで暗黒時代は来ているということ。 遠回りも必要、無駄も必要。これからの私たちは何が幸福で、どれを選択していくのか。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items