読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• absinthe さん

  読了日：2021/04/26

  有名本が復刻した。面白い！優雅で粋でおしゃれな詐欺の物語。大物詐欺師にしてやられた４人が力を合わせて100万ドルを取り返す。４人は素人詐欺師だが、数学教授や医者をはじめとした頭脳派だった。主人公がプロでないので、緊張しっぱなし。いつバレるかとひやひやするが、結局だれも極悪人では無かった。大物詐欺師もだんだん親しみが持てて来るのが面白い。７７年に書かれたというが色褪せない名作だ。読んでよかった。

• chiru さん

  読了日：2019/06/16

  コン・ゲームクラシック。40年以上前に書かれたとは思えないほどおもしろい。株式詐欺で騙しとられた100万ドルを、数学教授、医師、画商、英国貴族の４人が奪還のため集結。それぞれの専門分野を活かした作戦はハイリスク。犯罪にはド素人な４人のプラン作りにハラハラ。最後のオチは思わず声をあげてしまうくらいのインパクト！ 最後の最後まで、スマートに欺かれる醍醐味を満喫。でも、この作品の一番いいところは、騙す方も騙される方も、素直で単純で愛嬌があって人物的に憎めない人物たちということ。読み心地最高の作品‼ ★5

• サンダーバード＠読メ野鳥の会・怪鳥 さん

  何年ぶりかの再読、２度目でも文句なく面白い。良いね〜、コンゲーム大好き！お気に入りの一冊です。もちろん詐欺は犯罪なのだけれど、悪党から取られた金を取り返す、しかも１ペニーも過不足なくっていうのがいいじゃないですか。北海油田の詐欺で財産を失った４人の男たちがそれぞれの得意分野で相手を騙す実際に作者も詐欺にあったという経験を元に書いたと言うおまけつき。まあ、ちょっと上手く行き過ぎてるなって感じはあるけど、これがデビュー作っていうのもすごい。ラストのどんでん返し？には思わずニヤリでした。★★★★★

• ヴェルナーの日記 さん

  読了日：2015/01/19

  いわゆるホワイトカラー犯罪と呼ばれるサスペンス物語。アメリカの場合、この種の犯罪はＦＢＩに専門のチームあって、その部署が担当するが、日本の場合は検察庁が受け持つ。よくＴＶなどでスーツを着込んだ厳つい人たちが、家宅捜査と称して企業などの事務所に乗り込むシーンを見た人もいると思う。ダンボールを抱えて出入りしているアレである。映画では伊丹十三の『マルサの女』が有名であり、この手の犯罪は警察ではなく、検察が主導で犯罪を摘発し立件していく仕組みだ。

• at-sushi@ナートゥをご存知か？ さん

  読了日：2021/03/04

  大がかりな仕手に嵌められ一文無しになった数学教授、医者、画商、貴族の4人が、知恵を絞り「1ペニーも多くなく、1ペニーも少なくなく」奪われた金を取り返すコン・ゲーム。クセの強い各キャラが魅力的に描かれ、敵役のハーヴェイですら憎めない。思わぬどんでん返しには声出そうだったわ。軽妙なラストも爽やかで、いや〜面白かった！

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