ジェフリ・ユジェニデス

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ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹 ハヤカワepi文庫

ジェフリ・ユジェニデス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784151200076
ISBN 10 : 415120007X
フォーマット
出版社
発行年月
2001年06月
日本
追加情報
:
16cm,329p

内容詳細

リズボン家の姉妹が自殺した。何に取り憑かれてか、ヘビトンボの季節に次々と命を散らしていったのだった。美しく、個性的で、秘密めいた彼女たちに、あの頃、ぼくらはみな心を奪われ、姉妹のことなら何でも知ろうとした。だがある事件で厳格な両親の怒りを買った姉妹は、自由を奪われてしまった。ぼくらは姉妹を救い出そうとしたが、その想いが彼女たちに伝わることは永遠になかった…甘美で残酷な、異色の青春小説。

【著者紹介】
ジェフリー・ユージェニデス : 1960年、アメリカ、ミシガン州グロスポイントに生まれる。ブラウン大学、スタンフォード大学で創作を学ぶ。タクシー運転手、ヨット雑誌ライターなど、さまざまな職業を経験したのち、1980年代には一時、映画脚本家をめざす。その間も『ニューヨーカー』などの一流文芸誌で活躍し、やがて創作に専念することとなる。1993年に出版された処女長篇が、ジェイ・マキナニーらに絶賛され、アガ・カーン賞をはじめ数々の賞も受賞した

佐々田雅子 : 立教大学文学部英米文学科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • sin さん

    一言で云うと出歯亀の手記!それとも「信仰心篤い母親の支配と見て見ぬふりの父親の逃避に、果たして家族とは子供にとって逃れ得ぬ枷なのだろうか?」との問い掛けか?しかし作者自らが紡ぎ出した文章に陶酔したかの様に繰り出される数々の飾り過ぎとも思える描写…現実的とは思えない屋根上の行為、不可解な匂いの描写による荒廃、極めつけに自死を美化したかのような記述の有り様は読むに耐えない◆英ガーディアン紙が選ぶ「死ぬまでに読むべき」必読小説1000冊を読破しよう!http://bookmeter.com/c/334878

  • NAO さん

    暑くなる少し前に群れ飛ぶヘビトンボ、一匹一匹の命は短くはかない。でも、それが大量に湧くと、空の色をも変えてしまう。末娘セシリアの思春期の悩みと自殺(「先生は十三歳の女の子になったことはないでしょう」)は、何かの預言のように一家に取りつき、一家を衰退させ滅亡へと導く。残りの少女たちは、もはや誰も、そこから逃れることができない。これは、一家の衰退の話。だが、その舞台がミシガン州で、その州都デトロイトを思い浮かべたとき、この一家の衰退の姿は、アメリカの、アメリカ自動車産業の衰退の姿ともだぶって見えてくる。  

  • kiyoka さん

    結局のところ姉妹はなぜ自殺したのだろう。10代の頃だったら簡単に境界線を越えられてたような気もするし、今となってはわからない。だんだんと荒廃していくリズボン家の外観がもの悲しい。庭の芝生は枯れ、スレートの屋根は滑り落ち、雨漏りのするリヴィングは熱帯雨林と化す。起こっている事柄の重大さに対してなぜか現実感のない感じ。美しい五人姉妹とぼくらとの思い出はアメリカンポップカルチャーと共に語られる。ぼくらと姉妹が電話でレコードをかけ合うシーンが好き。あれが最後にギリギリのところで繋がっていたところのように思えた。

  • Y2K☮ さん

    原題は「ヴァージン・スーサイズ」。体臭が匂い立つドキュメントタッチで描かれる青春小説と呼ぶには些かシビアな物語。舞台は70年代のミシガン州郊外。自動車産業の衰退やベトナム戦争を想定する所だが、現代の日本人として自殺の報道法やその解釈に着目。理由は本人にしか分からないのに評論家や学者が知った顔で誰かや何かのせいにする事への違和感。家庭、社会、学校に問題があるにせよ姉妹には味方もいた。それでも執拗に死を望んだのだから何も云えない。生き返っても同じ事をする。この無力感が逆説的に姉妹の心に近づく鍵であって欲しい。

  • ゆっこ さん

    セシリアの死。リズボン家の崩壊。70年代のアメリカ。夏は熟すと同時に、または裏腹に、何かを消耗し衰弱させる。完全に閉鎖された孤独な若い死。少年たちの思考も、私の思考も、瑞々しい少女たちを理解するには、恐らく見当外れに違いない。彼女たちの死は手に届かない。同情の余地も無いくらい、暗く悲しく高潔に私の心に沁みる。彼女たちの生も死も、眩しく儚い。

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