ジェイムズ・カルロス・ブレイク

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荒ぶる血 文春文庫

ジェイムズ・カルロス・ブレイク

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167705206
ISBN 10 : 4167705206
フォーマット
出版社
発行年月
2006年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,378p

内容詳細

暗黒街の殺し屋、ジミー。暴力で生きることしかできなかった男。その身にはメキシコ革命で恐れられた非情な闘士の血が流れる。彼が国境の南から逃げてきた女と出会ったとき、宿命の歯車が血と硝煙の匂いを発して回り出す。スタイリッシュなノワールと荒々しい活劇小説を融合させた掛け値なしの傑作。激情と慟哭が荒野を裂く。

【著者紹介】
ジェイムズ・カルロス・ブレイク : メキシコ生まれ、テキサス育ち。現在アリゾナ州に住む。1995年、長篇小説『The Pistoleer』でデビュー、以降、アメリカ=メキシコ国境地帯を舞台とした作品を発表。日本デビュー作となった第6長篇「無頼の掟」は2005年、「このミステリーがすごい!」で第3位となるなど、高い評価を得る

加賀山卓朗 : 1962(昭和37)年、愛媛県生まれ。東京大学法学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ずっきん さん

    ぬううううーーー!好き! そろそろ禁酒法が終わるテキサスはガルヴェストン。仕切るのはマテオ兄弟。そして殺し屋たち。容赦無しのバイオレンスに泥臭さ。命が安い時代に飛び交う軽口へらず口。これをテンポよくスタイリッシュに仕上げる著者の腕前よ。だーーーっ、べらぼうにカッコいい。初読みにして著者にゾッコンである。訳もいいのだろうなあ。『ヒューマン・ファクター』といい『11月に去りし者』といい『黒き荒野の果て』といい、加賀山さんたらブラヴォーすぎる。やっぱ、こういうピカレスクが大好きだああああー!(絶叫)

  • GAKU さん

    非情なメキシコ革命家の血をひく暗黒街の殺し屋ジミー。国境の南から逃げてきた女と出会い、宿命の歯車が血と暴力と拳銃と共に回り出す。バラエティー豊富なエピソードで構成された展開と、主人公同様周辺人物のキャラクター造型にエネルギーを注ぐ作者の手口に引き込まれる。たった一人で敵地に向かおうとするジミーに「俺達はパートナーだろう」と言い放ち行動を共にする相棒のレイとLQがこれまたカッコイイ!マカロニウエスタンと東映任侠映画と仏ノワール映画を足して3で割ったような作品で大変楽しめました。

  • かわちゃん さん

    ブレイク初読みでした。バリバリの漢印のクライム小説。テキサスの孤独なマフィアの部下の主人公の青年ジミーを中心とした、活劇ノワールです。前半までは、いくつかの時代とキャラを描き、ややちんたらしてますが、ファムファタルのダニエラとの交差がはじまってからは、映像的でテンポ感あるノワールに展開。この中盤からが、まあ面白いっす。男も強けりゃ、女も強い。血と暴力の先にある地平の風景にこそ、荒ぶる血は似合うわけです。銃撃戦の描写も秀逸。 (備忘録4.8)

  • maja さん

    主人公ジミーの背景や登場人物たちのエピソードが粒々ぴかぴかと磨かれて積み上げられて物語は展開する。テキサス州ガルヴェストンの地と聞くだけでドラマチックな気分になってくるから不思議だ。女を取り返しにメキシコに渡るシーンや、コマ送りの叩き込まれる銃撃戦がとても映像的だ。「黒いアイパッチをした老農場主にさらわれる美少女」なんてアクの強いギャングの兄弟と映画の看板にしたらとても映えそうなウェスタンの魅力が満載だ。

  • bapaksejahtera さん

    ピカレスク小説というのだろう。メキシコ革命で暴れ回った男の血を引く主人公が、「おれ」として登場。彼はギャングのボスの若い用心棒としてのし上がって行く。メキシコから逃げてきた女との馴れ初め、悪漢の妻であったその女を奪い返すが..。ストーリーは単純だが、所々に、その生い立ちやボスとの出会い、本編の最大悪役の履歴などオムニバスでパノラマのように回想される。残虐なシーンの連続があっさりと描かれる。人気シリーズの二作目であるが、翻訳は少ないようだ。ともあれシリーズスタート作品を捜さなくては。

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ジェイムズ・カルロス・ブレイク

メキシコ生まれ、テキサス育ち。現在アリゾナ州に住む。1995年、長篇小説『The Pistoleer』でデビュー、以降、アメリカ=メキシコ国境地帯を舞台とした作品を発表。日本デビュー作となった第6長篇「無頼の掟」は2005年、「このミステリーがすごい!」で第3位となるなど、高い評価を得る

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