ジェイムズ・エルロイ

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ホワイト・ジャズ 文春文庫

ジェイムズ・エルロイ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167901325
ISBN 10 : 4167901323
フォーマット
出版社
発行年月
2014年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
679p;16

内容詳細

番犬を惨殺した異様な侵入盗=被害者は市警と癒着した麻薬密売人。事件に異常な関心をみせる警察上層部はクライン警部補に徹底捜査を命じた。やがて警部補が探り当てたのは、警察組織内の悪辣な陰謀、市警とFBIの暗闘だった。脈打ち/暴走し/嗚咽する電撃文体がもたらす脳髄の激震!世界最高の暗黒小説。海外ミステリ・マスターズ第2弾!

【著者紹介】
ジェイムズ・エルロイ : 1948年、ロサンジェルス生まれ。10歳のときに何者かに母親を殺され、以降、作家になるまでアルコールや薬物に依存し、犯罪者同然の生活を送る。1981年、『レクイエム』で作家デビュー。87年の出世作『ブラック・ダリア』に始まる「暗黒のLA四部作」で作家としての声価を不動のものとした

佐々田雅子 : 1947(昭和22)年生まれ。立教大学英米文学科卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ゆいまある さん

    馳星周”不夜城”が好きすぎて、文体がエルロイに似てる、ホワイト・ジャズに似てると聞きつけ、読み始めたLA4部作。全部読んだ。長かった。前3作と比較にならないぐらいぶっとんで恰好いい文体。余計なものは全部削ぎ落とし、まるで自分自身が経験しているような臨場感。そしてエルロイ得意の複雑な構成も隙が無い。その主観的な文体のせいで、何が起きてるのか何度も分からなくなる。根性で読み進める内にぎょっとする成り行きが見えてくるのだが、そこまで読み切るのが大変。全部が狂ってる。読んで後悔はしない大作だけど覚悟がいる。

  • 扉のこちら側 さん

    2016年812冊め。シリーズ前作からの文体の変化に戸惑う。解説の馳氏によるとそれがキモらしいが、私は最後までハマりきらず。ただ文体は置いておいて、プロットはよかったと思う。シリーズで読んだ場合の裏エピソードが、実によく練られていると思った。エルロイマニアの読友からは「LA4部作ではあるが、3部作+『ブラック・ダリア』と考えて別に読むように」と言われたのでBDはまたそのうちに。どうやら文春編集者もエルロイ初心者にはこの流れを推奨しているらしい。

  • k5 さん

    噂には聞いていましたが、すごい読みづらさ。確実に再読が必要だし、ノートでも取りながらでないと事実関係が整理できないと思います。ただ去年読んで何の記憶も残っていない『LAコンフィデンシャル』に比べれば、面白さの匂いくらいは感じられた気も。馳星周の解説がいいですが、「五回読んだ」と言っているので、それくらいの姿勢で取り組むべきかも。

  • つねじろう さん

    圧倒的悪の奔流。その流れの激しさに客観的に眺めている余裕なんかなく思わず主人公にしがみつき一緒にぐるぐる回って落ちる。エルロイらしい容赦ない暴力と歪なセックスに歪んだ情念。相変わらず登場人物は多いが誰一人として善人はいない。その徹底ぶりに眩暈さえ覚える。深作欣二、北野武もビックリ。そんな暗黒時代のLAを描く四部作の完結編。その欲望と腐敗の渦の中心でギリギリの生き残りを賭けた攻防は目が離せない。狂気への疾走、ヒリヒリする焦燥感を暴力的なボリュームで咆哮するフリージャズのような文体で追い込む。一発KOでした。

  • ヘラジカ さん

    <暗黒のLA四部作>最終章、堂々たる完結。紛れもなく犯罪文学の頂点であり、文学全体として見ても類まれなる大作にして傑作である。四部作の中では勿論最高の出来だが、その複雑さ難解さのレベルも最も高い。これまでも一筋縄ではいかなかったエルロイだが、この作品は際立って難読だ。破壊された文体、機関銃の如く飛び出す情報の数々、錯綜する筋書、等々…言うなればピンチョンに比する程の巨大さ。漸層的にその迫力を増していく四部作の最期は正に圧巻だった。

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ジェイムズ・エルロイ

1948年、ロサンジェルス生まれ。10歳のときに何者かに母親を殺害され、以降、作家となるまでアルコールや薬物に依存した生活を送る。1981年、『レクイエム』で作家デビューを果たし、その緻密きわまりないプロットと「英語という言語に暴力をふるう」と評された文体を駆使して孤高のノワール作家としての地位を確

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