シリ・ハストヴェット

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フェルメールの受胎告知

シリ・ハストヴェット

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784560027127
ISBN 10 : 4560027129
フォーマット
出版社
発行年月
2007年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,219,5p

内容詳細

あの名画に謎の物体発見。「真珠の首飾りをもつ女」の細部に描かれた、小さな球体が意味するものは…。アメリカの異才作家が、ゴヤ、ジョルジョーネ、モランディなどの絵画に目を凝らし、「見ること」の悦びを綴る。

【著者紹介】
シリ・ハストヴェット : 1955年、アメリカ・ミネソタ州生まれ。作家。ノルウェー語の本の英訳を手がけたのち、短編小説を発表しはじめ、文壇の注目を集める

野中邦子 : 1950年生まれ。多摩美術大学絵画科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アキ さん

    著者はポール・オースターの妻で作家のシリ・ハストヴェット。この本は彼女の絵画に関する私見が記述されている。絵の前で何時間も見たり模写することで、専門家も気が付かない新たな発見をいくつか指摘している。表題のフェルメール「真珠の首飾りをもつ女」では、絵の女性はイタリア絵画の受胎告知のマリアのポーズと同じと気付く。確かにフェルメールはカトリックに改宗しており、壁に元々あった地図の消した跡や左上に小さく光る点と斜めの光が精霊と啓示を示すとは、今まで誰も指摘したことはなかった。また更にゴヤの有名な「マドリード、5→

  • nobi さん

    「ナイン・インタビューズ」で気になっていた作家、が、フェルメール? 頭脳明晰偏執狂的で打ち解けないという印象は「はしがき」でも変わらなかったけれど、ジョルダーノフェルメールシャルダンゴヤ…を語り始めると、冷静な思索者は凄腕の探偵へと変貌する。一部が記憶から抜けた理由?卵の寓意?両手のしぐさ?隅の暗いスペース?謎を追いかけているのが私自身であるかのような錯覚を与え、醜さの前でもたじろがない気迫がある。”MYSTERIES OF RECTANGLE”(原題)に引きずり込み私という「見物人を証人に変えてしまう」

  • くまこ さん

    アマチュア美術愛好家である著者が、独自の視点から名画を解説した随想的小論文。カバー装画『真珠の首飾りを持つ女』は、半分近くを占める黒が気になり、あまり好きな作品ではなかったが、本書から謎解きのヒントをもらい、探究心を刺激された。フェルメール以外では、ゴヤとリヒターの章が印象的。絵画への愛情と造詣が醗酵し、繊細な筆致のグラスに注がれた本。酔い心地よく読めた。

  • スエ さん

    一冊まるまるフェルメールかと思いきや、実際は全9章のうち、フェルメールに触れているのは1章分だけ。原題にも「フェルメール」なんて単語は使われていないようで、見事に邦題詐欺に引っかかったのでありました。……と、とりあえず苦言をていするわけですが、「真珠の首飾りをもつ女」の手の形や窓枠のうえの謎の卵など、興味深い内容ではあった。ゴヤの「5月3日」に隠された自画像、シャルダンの静物画などなどなんだかんだで勉強になった。

  • 春ドーナツ さん

    1巻目を読んで放ってある堀田氏の「ゴヤ」の続きを読まなくては、というか、ぜひ読みたいと思う。

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シリ・ハストヴェット

1955年、ミネソタ州ノースフィールド生まれ。1978年にニューヨーク市に移り、1986年にコロンビア大学で英文学の博士号を取得。現在は、夫のポール・オースターとブルックリンに住んでいる

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