日月両世界旅行記 岩波文庫

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003250617
ISBN 10 : 4003250613
フォーマット
出版社
発行年月
2005年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
15cm,476p

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    戯曲でも有名なシラノ・ド・ベルジュラックによるユートピア小説。SFの先駆けとも言えると思います。一言で言えば月や太陽に旅行するというものですが、哲学や世界構造についての談義の方が重みを置かれているような気がしました。天地創造などのキリスト教思想の枠を超越した世界観は、大胆な政治観にも繋がり、自由思想のあり方が伺えます。普通に読んでも驚くところが多々あったので、書かれた当時の17世紀フランスにとってはかなりの衝撃だったことでしょう。常識を破壊するようでありながら、リアリティもあるのが面白かったです。

  • kiyoka さん

    意外にもすごく面白かった。『ガリバー』に似てるけどそれよりも少なくとも80年以上は前だしスフィフトほど厭世的でもない。ガリレオ、ニュートン、パスカル、デカルトなどが現れた光の時代の幕開け。次々と解き明かされていく自然科学。地動説が受け入れられてきてこれまでの概念が180度変わってきてる真っ最中だだのだろう。まだ混沌としているけどこの時代にどんな考え方があったのかを知れて興味深かった。シラノ自身が考えたというよりいろんな賢者の知識を披露してくれてる感じ。訳注も親切で出典を詳しく載せてくれているのがよかった。

  • めがねまる さん

    前半が『月の諸国諸帝国』後半が『太陽の諸国諸帝国』で元々は執筆年も違う別々の本だったものを1冊にまとめている。一言でまとめると哲学オタな主人公が超理論で変な機械作って月行ったり太陽行ったりしてその世界の哲学者または哲学オタと哲学談義する話...だけど、出だしの18pで空飛んで45pで月に着いてる超展開を過ぎると延々!長広舌の哲学談義が続く!でもそこを我慢して読むと地球に帰ってから色々あって投獄されたり逃亡するためにまた奇抜な機械作って空を飛んだら飛びすぎちゃって太陽行っちゃったり話が進んで面白くなる。

  • 週末選書 さん

    奇想天外。フランス人の著者シラノは、デカルトの『哲学原理』をラテン語で読んだというので(訳注430ページ(13))、とてつもない勉強家。237ページに1699年時点での熱気球の原点のような絵が出てくるが、空を飛ぶ物体への憧れはあったのだろうな。江戸時代にそんな憧れが日本にあったのかというと? 評者も一時期、熱気球の研究をしていたが、408ページの(40)訳注にあるように、18世紀末初めて熱気球に有人浮上に成功させたモンゴルフィエは懐かしく思った。シラノのアイディアを実現したというので凄い歴史上の業績だナ。

  • amanon さん

    他の人も述べているとおり、『ガリヴァー〜』を連想させる、かなり風刺色の強い作品。この当時としてはかなりぶっとんでいたと思われる発想の数々に感心させられるものの、話の流れが悪くて、ストーリーを追うのがちと困難で、なかなか素直に楽しめなかったというのが正直なところ。解説にもあるように、完全な形で出なかったという事情も影響しているのだろう。著者の納得いくまで推敲がなされていれば、その印象もかなり変わっていた筈。残念。個人的には人間並みの知能を持った鳥のエピソードに、手塚治虫への影響が伺えてとりわけ興味深かった。

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