CD

ピアノ協奏曲第1番 フランソワ、フレモー&モンテカルロ国立歌劇場管

ショパン (1810-1849)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
WPCS23288
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

ショパン:ピアノ協奏曲第1番
フランソワ、フレモー&モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団


録音から半世紀が経とうとしているにもかかわらず、いまだ同曲ベストに挙げられることも多い、フランソワ不滅の名演です。自在奔放、限りなく個性的で魅力的な演奏。稀有な天才の「瞬間の美」が結晶化した演奏です。(Warner Classics)

【収録情報】
● ショパン:ピアノ協奏曲第1番ホ短調 op.11


 サンソン・フランソワ(ピアノ)
 モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団(モンテカルロ・フィル)
 ルイ・フレモー(指揮)

 録音時期:1965年6月
 録音場所:モンテカルロ、Salle de L'Alcazar
 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
 2010年リマスター音源使用

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アナログ音源については、アビー・ロード・スタジオほか海外スタジオによる、アナログ・マスターからの最新リマスター音源を使用。
フロントカヴァーはオリジナル発売海外カヴァーデザインを多数使用。
声楽入り作品は歌詞対訳付(Warner Classics)

内容詳細

稀有な才能を持ちながら若くして亡くなったピアニスト、サンソン・フランソワによるショパンのピアノ協奏曲第1番。フランソワの、そしてこの作品の代表的録音のひとつで、限りなく個性的で魅力的な演奏を繰り広げている。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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大体彼のルックスからしてもう現代では見か...

投稿日:2012/08/26 (日)

大体彼のルックスからしてもう現代では見かけられない生粋の小難しい芸術家。LP時代から聴き知っているこのショパンの協奏曲2曲は、1965年そういうS.フランソワ41歳の時の演奏収録でバックはL.フレモー(当時44歳)指揮するモンテ・カルロ国立歌劇場Oで演奏タイムは第1番@19’55A8’53B10’51、第2番@13’42A8’20B9’03となっております。この両曲録音自体はフランソワにとっては二回目らしく一回目はモノラルでの第1番(1954年G.ツィビーヌ/パリ音楽院O、タイム@16’21A8’16B10’00)及び第2番(1958年P.クレッキー/フランス国立放送O、同@12’52A8’28B8’55)よりタイム的には伸びて各楽章他演奏家並みになっていますがその内実での個性的な解釈面は変わっていないと思われます。少し横道に逸れますがL.フレモーという指揮者はかのモナコ王国大公レーニエ三世の依頼でモンテ・カルロ国立歌劇場O首席指揮者を務めた人で本盤演奏は丁度その頃のものですがその整然とした伴奏がフランソワの酔っぱらったような独奏とのコントラストが面白く・・・いや面白いというよりラテン的色合いの管弦楽演奏のリードに感心した次第です。本体ピアノの方はテンポ緩急に関しては自在奔放丸出しで例えば第1番第1楽章は速めな序奏が一旦終わると重い腰をあげる様にピアノが入ってそれからもう好き勝手にテンポが出鱈目と思われる程変わり殆ど休止するほどまでのパッセージも・・・。それと甘暗い情熱が怪しく燻った感じは正しくフランソワの独壇場。ここでマァ説得させられる人と逆に違和感を覚える人もいて当然 ! 酒とタバコとジャズと奔放な生活の大好きだったフランソワの弾く音楽は、ある意味行き当たりばったりでその振幅大きい表現は極端に瞬間々ロマンチックに走っているわけで伴奏との対比感も含めて一聴の価値はあるのでしょうね。第2番もリスナーへの適度な「裏切り」を施しながらの進め具合に存在感を確認した次第・・・中間楽章の「屈託」も美しいですね。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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正に、歴史的な超名演というのは本盤におさ...

投稿日:2012/06/10 (日)

正に、歴史的な超名演というのは本盤におさめられたような演奏のことを言うのであろう。世にショパン弾きと称されたピアニストは、これまで多く存在しているが、その中でもサンソン・フランソワの演奏は、個性的という意味においては最右翼に掲げられるべきものと言えるのではないだろうか。いわゆる崩した弾き方とも言えるものであり、あくの強さが際立った演奏とも言える。それ故に、コンクール至上主義が横行している現代においては、おそらくは許されざる演奏とも言えるところであり、稀代のショパン弾きであったルービンシュタインによる演奏のように、安心して楽曲の魅力を満喫することが可能な演奏ではなく、あまりの個性的なアプローチ故に、聴き手によっては好き嫌いが分かれる演奏とも言えなくもないが、その演奏の芸術性の高さには無類のものがあると言っても過言ではあるまい。フランソワは、もちろん卓越した技量を持ち合わせていたと言えるが、いささかも技巧臭を感じさせることはなく、その演奏は、即興的で自由奔放とさえ言えるものだ。テンポの緩急や時として大胆に駆使される猛烈なアッチェレランド、思い切った強弱の変化など、考え得るすべての表現を活用することによって、独特の個性的な演奏を行っていると言える。各旋律の心を込め抜いた歌い方にも尋常ならざるものがあると言えるが、それでいて、陳腐なロマンティシズムに陥ることなく、常に高踏的な芸術性を失うことがないのが見事であると言えるだろう。また、一聴すると自由奔放に弾いているように聴こえる各旋律の端々には、フランス人ピアニストならではの瀟洒な味わいに満ち溢れたフランス風のエスプリ漂う情感が込められており、そのセンス満点の味わい深さには抗し難い魅力に満ち溢れているところだ。本盤におさめられたショパンのピアノ協奏曲第1番の演奏においても、正にセンスの塊とも言うべき名演奏であり、自己主張をコントロールして全体を無難に纏めようなどという考えは毛頭なく、前述のように、強烈な個性という意味においては、フランソワによる本演奏の右に出る演奏は存在しないと言っても過言ではあるまい。ルイ・フレモーも、二流の存在とも言うべきモンテカルロ国立歌劇場管弦楽団を巧みに統率するとともに、フランソワの個性的なピアニズムを見事に引き立てるのに成功している点を評価したい。音質については、1965年のスタジオ録音であり、従来CD盤では今一つ冴えない音質であったが、数年前に発売されたリマスタリング盤は、若干ではあるが音質が鮮明になるとともに、音場が幅広くなったところである。しかしながら、今般、ついに待望のSACD化が行われることによって、見違えるような鮮明な音質に生まれ変わったところだ。音質の鮮明さ、音場の幅広さ、そして音圧のいずれをとっても一級品の仕上がりであり、あらためてSACDの潜在能力の高さを思い知った次第である。とりわけ、フランソワの奔放にしてセンス満点のピアノタッチが鮮明に聴こえるのは殆ど驚異的ですらある。いずれにしても、フランソワ、そしてルイ・フレモー&モンテカルロ国立歌劇場管弦楽団による素晴らしい歴史的な超名演を、SACDによる高音質で味わうことができるのを大いに歓迎したいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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ショパン (1810-1849)

。39年の短い生涯を、作曲とピアノ演奏で駆け抜けた「ピアノの詩人」の素晴らしい音楽が世界中で鳴り響きます。世界各国でさまざまなコンサートやイベントがおこなわれ、CDやDVDなど、数多くの音楽ソフトもリリースされ、ショパンの音楽が過去最高の注目を集めるにぎやかな年になりそうです。

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