CD

ショパン:4つのバラード、前奏曲第25番、幻想曲作品49 ポリーニ・マウリッツイオ

ショパン (1810-1849)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
POCG10226
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

ポリーニ / ショパン:バラード集 <br>いまや大ピアニストとして、世界的名声を博すに至ったイタリアの名手マウリツィオ・ポリーニのショパンのバラードが登場。これまで録音が無かったのが不思議なほど有名な作品で、構成内容は、バラード 第1番 ト短調 作品23、第2番 ヘ長調 作品38、第3番 変イ長調 作品47、第4番 ヘ短調 作品52、前奏曲 第25番 嬰ハ短調 作品45、幻想曲 ヘ短調 作品49というもの。録音は、1999年4月にミュンヘンでおこなわれ、方式はドイツ・グラモフォンの誇る“4Dオーディオ・レコーディング・システム”が用いられています。愛国詩人の詩作から霊感を受けたなどというまことしやかな伝説によって、これまで過度にストーリー的に解釈されることの多かった“バラード”に、ポリーニがいつもながらの大理石的造型感覚で望んだ個性的名演。その集中力の高さと、決してだれることの無い情感表現は相変わらずで、まとまりのつきにくいこれらの作品に、ヴィルトゥオジティに比例した明確なダイナミズムをベースに切り込むその姿勢はまったくもって見事なもので、ショパンが試みた様々な語り口がこれでもかと言わんばかりにその姿をさらけ出すのには驚くほかありません。ポリーニのショパンはやはり別格です。

内容詳細

冒頭からデリケートにほの暗い色合いのピアノの音色に惹かれて聴き惚れる。「ショパンは個人的な感情からインスパイアされている」と語るポリーニのプライベートな語りかけのように、音のひとつひとつが丁寧に、立体的な優しい響きとなってつらなる。★(田)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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混濁した音色で豪快に演奏されたショパンの...

投稿日:2021/07/24 (土)

混濁した音色で豪快に演奏されたショパンのバラードですが、ポリーニのCDの中で一番好きな盤です。なかなか厳しい意見も散見されますが、個人的には超絶名盤です。素人の自分には細かいことはわかりませんし、確かにショパンらしくはないのかもしれませんが、それでも好きですね。ものすごく好きな演奏です。

マルモ さん | 千葉県 | 不明

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 ショパンそのものの演奏・・・という表現は...

投稿日:2013/06/24 (月)

 ショパンそのものの演奏・・・という表現は似合わない気がする。それを求めるならツィメルマンの盤をお勧めしたい。このポリーニの演奏は、現代ピアノならではのショパン、といった感想をもった。音の輝き、張りとダイナミクス。豪快に鳴らしきるからこそ感じるピアノの快感を得られた。私がこのCDで最も好きなのはバラード4番。上記の私が感じたものが一番出ているから。詩としてのバラードというより、ドラマとしてのバラードといった趣きがある。いま思いつく自分のCD棚のバラード集で比較するなら、繊細なショパンの心に寄り添うならツィメルマン、ショパンが音符として遺した詩情の発露を感じたいならルイサダ、ショパンという男性が楽譜に刻みこんだドラマを感じたいならこのポリーニ。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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ポリーニのショパンは評価が難しい。確かに...

投稿日:2010/12/26 (日)

ポリーニのショパンは評価が難しい。確かに、初期のエチュードや前奏曲のような機械じかけの演奏はそもそも論外であるが、それ以外のいかなるCDにおいても、その技量は完璧であり、楽曲の内面への掘り下げはイマイチなものの、随所に巧みな表情づけを行っていることもあって、聴き終えた直後は、爽快な気分になり、これは名演ではないのかと思ってしまうのだ。ところが、残念なことであるが、一部のCDを除いては、すぐにどういう演奏であったのか忘れてしまうのが事実なのだ。要するに、確かな個性がないということ。ポリーニは、卓越した技量をベースにして、透明感溢れる切れ味鋭いタッチが持ち味であるが、どうしても技術偏重の蒸留水のような没個性的な演奏に陥ってしまいがちである。さすがに、2000年代に入って、ショパンであれば夜想曲や、バッハの平均律クラーヴィア曲集など、深みのある名演も出てきたが、それ以前の演奏では、そうした欠点が諸に出てしまう演奏が散見された。本盤は、1999年の録音ではあるが、やはり、そうした欠点が出てしまった演奏と言える。ただ、ピアノ曲との相性が良いSHM−CD化によって、ピアノの音質に硬さがなくなったのはプラスに働いているが、それでも、演奏全体の欠陥を補うには至らなかったのは大変残念だ。もちろん、悪い演奏ではない。例えば、バラードという曲は、こういう曲ですというのを、初心者に聴かせるには最適のCDと言えるが、クラシック音楽を聴き込んでいる者が、繰り返して聴くに耐える演奏とは到底言い難い。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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ショパン (1810-1849)

。39年の短い生涯を、作曲とピアノ演奏で駆け抜けた「ピアノの詩人」の素晴らしい音楽が世界中で鳴り響きます。世界各国でさまざまなコンサートやイベントがおこなわれ、CDやDVDなど、数多くの音楽ソフトもリリースされ、ショパンの音楽が過去最高の注目を集めるにぎやかな年になりそうです。

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