ショパン：ポロネーズ集、シマノフスキ：練習曲、ザレプスキ：グランド・ポロネーズ、他　ハリーナ・チェルニー＝ステファンスカ（1960、1966）

チェルニー＝ステファンスカ得意のショパンに、ほかのポーランド作品を組み合わせた好企画！

コルトーに師事し、1949年の第4回ショパン・コンクールでベラ・ダヴィドヴィチと共に優勝したチェルニー＝ステファンスカ。ショパンのスペシャリストとして求められたこともあり、世界中でショパンを演奏した彼女ですが、実際は幅広いレパートリーを持っており、特に故国ポーランドの作曲家を取り上げることには積極的でした。
　ここには得意としたショパン作品からポロネーズを収めており、ダイナミックな弾きぶりと繊細なフレージングを併せ持つ名人芸を楽しむことが出来ます。またボーナストラックとしてライヴ音源より、彼女の大切にしたポーランドの作曲家からシマノフスキとザレプスキを収録し、ショパンともども、その祖国への強い愛と作品との相性をよく理解できる企画となっています。
　SWRのオリジナル・テープから丁寧なリマスターを施されており、聴きやすさはもちろん、楽器の響きが前面に出る好ましい音で、彼女の至芸を楽しむことが出来ます。（輸入元情報）

【収録情報】
ショパン：ポロネーズ集
1. 第3番イ長調 Op.40-1『軍隊』
2. 第1番嬰ハ短調 Op.26-1
3. 第2番変ホ短調 Op.26-2
4. 第4番ハ短調 Op.40-2
5. 第8番ニ短調 Op.71-1
6. 第9番変ロ長調 Op.71-2
7. 第5番嬰ヘ短調 Op.44

8. ショパン：アンダンテ・スピナートと華麗なる大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22

（ボーナストラック）
9. シマノフスキ：練習曲 変ロ短調 Op.4-3
10. ザレプスキ：グランド・ポロネーズ Op.6

　ハリーナ・チェルニー＝ステファンスカ（ピアノ)

　録音時期：1960年2月13日（1-8）　1966年6月30日（9,10）
　録音場所：シュトゥットガルト、ヴィラ・ベルク室内楽スタジオ（1-8）　カールスルーエ、南ドイツ放送センデザール（9,10）
　録音方式：モノラル（放送録音：1-8　ライヴ：9,10）