SACD

Die Kunst Von Kurt Sanderling / Dmitri Schostakowitsch : Sinfonie Nr.15 A-Dur Op.141 【Copy Control CD】

Shostakovich

User Review :5.0
(4)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
AVCL25286
Number of Discs
:
1
Label
:
Format
:
SACD
Other
:
Hybrid Disc, CCCD

Product Description

ショスタコーヴィチ:交響曲第15番イ長調 Op.141
[1] 第1楽章:Allegretto
[2] 第2楽章:Adagio
[3] 第3楽章:Allegretto
[4] 第4楽章:Adagio-Allegretto-Adagio-Allegretto

[指揮]クルト・ザンデルリンク
[演奏]ベルリン交響楽団
カール=ハインツ・ドイチャー(ソロ・ヴァイオリン)ギュンター・ゼンネヴァルト(ソロ・チェロ)ゲルハルト・ハース(ソロ・トロンボーン)
[録音]1978年5月26、31、6月1、2日 ベルリン、キリスト教会

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この演奏を聴いて、この曲が初めて面白いと...

投稿日:2013/10/15 (火)

この演奏を聴いて、この曲が初めて面白いと思った。

カズニン さん | 東京都 | 不明

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ザンデルリング、代表的名盤であり、ショス...

投稿日:2011/10/07 (金)

ザンデルリング、代表的名盤であり、ショスタコのおちょくり、回想、暴力的粗さ、諦め、暗澹たる感情、交響曲4番、8番のラストにも通じる、或いは、弦楽四重奏曲15番に通じる死への観念など、信頼感と勝手知ったるオーケストラの元、充全の演奏。爆発と諦観。クリーヴランド管の、同曲比較も面白い。私は、こちらを取る。複雑な感情が表出していて、混濁、苦しんでいるのが分かる。畢境の、時代を映した名演。追悼、感謝。

sunny さん | 兵庫県 | 不明

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クルト・ザンデルリンクが9月18日(20...

投稿日:2011/09/19 (月)

クルト・ザンデルリンクが9月18日(2011年)、ベルリンにて98歳の生涯を終えた。2002年に引退をしてからは指揮活動から遠ざかってはいたが、現役時代に行った演奏の数々の中には素晴らしい名演も数多く存在しており、その死は誠に残念至極である。この場を借りて、ザンデルリンクの冥福を心からお祈りしたい。ザンデルリンクはムラヴィンスキーに師事するとともに、ショスタコーヴィチと親交があったこともあって、ショスタコーヴィチを得意としており、交響曲第15番については2度にわたってスタジオ録音している。最初の録音が、本盤におさめられたベルリン交響楽団との演奏(1978年)であり、2度目の録音が、クリーヴランド管弦楽団との演奏(1991年)である。いずれ劣らぬ名演と言えるところであり、特に1991年の演奏については円熟の名演とも言えるが、私としては、より引き締まった演奏全体の造型美を味わうことが可能な本演奏の方をより上位に掲げたいと考える。ショスタコーヴィチの交響曲は、最近では数多くの指揮者が演奏を行うようになってきているが、その本質を的確に描き出している演奏はあまりにも少ないと言えるのではないだろうか。ショスタコーヴィチは、旧ソヴィエト連邦という、今で言えば北朝鮮のような独裁者が支配する政治体制の中で、絶えず死と隣り合わせの粛清の恐怖などにさらされながらしたたかに生き抜いてきたところだ。かつて一世を風靡した「ショスタコーヴィチの証言」は現在では偽書とされているが、それでも、ショスタコーヴィチの交響曲(とりわけ第4番以降の交響曲)には、死への恐怖や独裁者への怒り、そして、粛清された者への鎮魂の気持ちが込められていると言っても過言ではあるまい。したがって、ショスタコーヴィチと親交があるとともに、同時代を生き抜いてきたムラヴィンスキーの演奏が感動的な名演であるのは当然のことであり、かかる恐怖などと無縁に平和裏に生きてきた指揮者には、ショスタコーヴィチの交響曲の本質を的確に捉えて演奏することなど到底不可能とも言えるだろう。ザンデルリンクの場合は、東独という、旧ソヴィエト連邦と同様の警察国家の出身であること、そしてムラヴィンスキーに師事していたこともあって、ショスタコーヴィチの交響曲の本質への深い理解については、人後に落ちないものがあったと言える。本演奏も、さすがに、師匠であるムラヴィンスキーの演奏(1976年)ほどの深みや凄みには達していないと言えるが、それでもザンデルリンクによる彫の深い表現が全体を支配するなど、外面だけを取り繕った薄味な演奏にはいささかも陥っていないと言えるところだ。加えて、ドイツ人指揮者ならではの堅固な造型美や重厚な音色が演奏全体を支配しており、その意味では、ムラヴィンスキーによる名演の持つ峻厳さを若干緩和するとともに、ドイツ風の重厚さを付加させた演奏と言えるのかもしれない。いずれにしても、本演奏は、ムラヴィンスキーなどのロシア系の指揮者以外の指揮者による演奏の中では、最右翼に掲げられる素晴らしい名演と高く評価したいと考える。音質は、ハイブリッドSACD盤とハイパーマスタリング盤がほぼ同格の音質であると言えるだろう。あとは好みの問題であるが、私としては、音質の艶やかな鮮明さや音場の広がりにおいて、若干ではあるがハイブリッドSACD盤の方をより上位に掲げたいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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