ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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CD 輸入盤

映画音楽集 ミハイル・ユロフスキ&ベルリン放送交響楽団、ジェイムズ・ジャッド&ベルリン・ドイツ交響楽団、他(7CD)

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
C7450
組み枚数
:
7
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ショスタコーヴィチの没後50年を記念して、
2006年に発売された7枚組の映画音楽選集ボックスを新装再発売


ショスタコーヴィチは15曲の交響曲や15曲の弦楽四重奏曲に加え、生涯にわたって36本の映画音楽を手がけており、この分野でも20世紀を代表する作曲家のひとりでした。彼の交響曲や弦楽四重奏曲には苦悩や辛辣さが色濃く表れていますが、映画音楽では軽音楽からヒントを得たユーモアとひねりの効いた楽しい作品が多く、別の一面が見えます。巧みな管弦楽法によって、こうした分野でも最大の効果を挙げている点も見逃せません。
 このボックスには、1920年代から1970年までに手がけた映画音楽や劇音楽を収録。シェイクスピアの戯曲に基づく『ハムレット』や、劇音楽と映画音楽の2つのバージョンが存在する『リア王』(道化の歌では「ジングル・ベル」の旋律が効果的に用いられています)、ロマンスの美しい旋律が人気の『馬あぶ』、ショスタコーヴィチ初の映画音楽作品『新バビロン』、ユニークな楽器テルミンを使った『女ひとり』などを収録しています。
 厳しいソ連時代を生きたショスタコーヴィチの作品群を演奏するのは東西ベルリンの2つの放送交響楽団。どちらも当時は「ベルリン放送交響楽団」と表記されていましたが、ディスク1〜3と5は西ベルリンの「Radio-Symphonie-Orchester Berlin」で、旧称RIAS交響楽団、現在のベルリン・ドイツ交響楽団。ディスク4、6、7は東ベルリンの「Rundfunk-Sinfonieorchester Berlin」で、現在のベルリン放送交響楽団。一連の録音はベルリンで行われましたが、1988年から95年にわたる録音の間にはベルリンの壁が崩壊しました。
 ディスク4〜7を指揮したミハイル・ユロフスキはショスタコーヴィチと交流があり、未完に終わったオペラ『賭博者』の補筆完成版の成果初録音を行っています。モスクワ生まれのユロフスキがこの録音に参加したのも、ベルリンの壁崩壊の翌1990年にベルリンへ移住したことが契機となっており、今では息子のヴラディーミルがベルリン放送響の首席指揮者を務めているなど、歴史を感じさせるセットとなっています。(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1
ショスタコーヴィチ:
● 組曲『ハムレット』 Op.116a(L.アトフミャン版、1964年)
● 組曲『馬あぶ』 Op.97a(L.アトフミャン版、1955年)

 ベルリン・ドイツ交響楽団
 レオニード・グリン
(指揮)

 録音:1988年11月29日〜12月2日 Jesus-Christus-Kirche, Berlin
Disc2-3
1. 新バビロン Op.18
2. 組曲『ドレスデンの五日間』 Op.111a(L.アトフミャン版、1961年)

 ベルリン・ドイツ交響楽団
 ジェイムズ・ジャッド
(指揮)

 録音:1988年10月10-12日&1989年2月7,8日(1)、1990年1月22,23日(2) Jesus-Christus-Kirche, Berlin
Disc4
1. 劇音楽『リア王』 Op.58a
2. 映画音楽『リア王』 Op.137

 エレーナ・ザレンバ
(メゾ・ソプラノ:1)
 スタニスラフ・スレイマノフ(バス:1)
 ベルリン放送合唱団(2)
 ベルリン放送交響楽団
 ミハイル・ユロフスキ
(指揮)

 録音:1990年12月10-13日 Funkhaus, Berlin
Disc5
● 組曲『ゾーヤ』 Op.64a(L.アトフミャン版、1944年)
● 組曲『ベルリン陥落』 Op.82a(L.アトフミャン版、1950年)

 RIAS室内合唱団
 ベルリン・ドイツ交響楽団
 ミハイル・ユロフスキ
(指揮)

 録音:1991年3月4-6日 Jesus-Christus-Kirche, Berlin
Disc6
1. 組曲『黄金山脈』 Op.30a
2. 映画音楽『マクシムの青年時代』 Op.41〜序曲
3. 組曲『マクシム三部作』 Op.50a(L.アトフミャン版、1961年)
4. 映画音楽『ヴィボルグ地区』 Op.50〜序曲

 Swetlana Katchur
(ソプラノ:2)
 ベルリン放送合唱団(3)
 ベルリン放送交響楽団
 ミハイル・ユロフスキ
(指揮)

 録音:1994年4月28,29日(2-4)、6月13,14日(1) Deutschlandradio. Saal 1, Berlin
Disc7
● 映画音楽『女ひとり』 Op.26

 Swetlana Katchur
(ソプラノ)
 Wladimir Kazatchouk((テノール)
 ベルリン放送合唱団のメンバー
 ベルリン放送交響楽団
 ミハイル・ユロフスキ
(指揮)

 録音:1995年9月19-22日 Jesus-Christus-Kirche, Berlin

 録音方式:ステレオ(デジタル)
 旧品番:C49533

ユーザーレビュー

総合評価

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指揮者のうちの一人、ミハイル・ユロフスキ...

投稿日:2018/04/02 (月)

指揮者のうちの一人、ミハイル・ユロフスキは、2017年からベルリン方法交響楽団の首席指揮者を務めるウラディーミル・ユロフスキの父にあたる人ですね。

kjptr さん | 福島県 | 不明

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今2017年 ユロフスキはベルリン放送SOの音...

投稿日:2017/09/12 (火)

今2017年 ユロフスキはベルリン放送SOの音楽監督になる 不惑に至ったユロフスキだが ロシアからドイツへ移住した18歳の時 BRSOを指揮した演奏がここに記録されている ”リア王”だ ショウタコーヴィチ晩年の映画音楽に加えて30年前のシェイクスピア劇のための音楽も演奏している 両曲の対比も面白い 何より演奏の素晴らしさに舌を巻く さらに19歳での”ゾーヤ””ベルリン陥落” 22歳での”マクシム三部作” 23歳での”ひとり”が記録されている ここからユロフスキは指揮者生活をスタートした 栴檀は双葉より芳しの感を深くする グリン指揮の”ハムレット””馬あぶ” ジャッド指揮の”新バビロン””五日五夜”も充実した演奏を聴かせる これは掘り出し物である 限定発売ということで手に入り難くなっているのが惜しまれる イギリス ロシアに加えてついにドイツにも主導するオーケストラを持つユロフスキのこれからに注目が集まる できればお聴きを     

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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ショスタコーヴィチの初期から後期にかけて...

投稿日:2009/08/15 (土)

ショスタコーヴィチの初期から後期にかけての映画音楽からのベスト盤。全てカプリッチョ・レーベル既出の盤からの音源で全て持ってない方には大変魅力的だと思うが、演奏はあまり優れているとは言えず(楽譜をなぞっただけという印象の演奏が多い)やや退屈だ。ただあまり録音されない曲が多く、中には今現在このCDにしか録音されていない曲もあるので資料的価値は高いと言えます。CDは紙に入れられているので、場合によっては代えのケースが必要かも知れません。

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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

「わたしの交響曲は墓碑である」という“証言”の中の言葉によって象徴されるショスタコーヴィチの音楽と生涯への価値観の変質は、今もって盛んな議論と研究、演奏解釈によって再認識過程の最中にあるとも言えますが、作品によってはすでに演奏年数も75年に及び、伝統と新たな解釈の対照がごく自然におこなわれてきているとも言えそうです。 圧政と戦争の象徴でもあったソビエト共産主義社会の中に生き、そして逝ったショスタコ

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