ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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CD 輸入盤

交響曲第10番 大野和士&バルセロナ交響楽団

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ALT410
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
International
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


冴えに冴えた演出、目の醒めるようなにぎにぎしさ
新時代の名演たる大野×バルセロナ響のショスタコ!


大野和士が2015年から音楽監督を務めているバルセロナ響とのライヴです。音質も素晴らしく、このコンビの相性の良さ、ポテンシャルの高さを十二分に伝える内容となっています。このショスタコーヴィチは深刻ではなく明るく透明な音色を持っていますが、生き生きとした皮肉、健康的でありながら常に裏の裏を読んでいく手際の良さがあります。許 光俊氏の解説にあるようにオペラの世界を思わせる、演出を作り込んだ舞台作品のような演奏。他から浮いてしまいがちな第2楽章も全体のバランスを考えて奏でられており、構築感が素晴らしいです。オーケストラの技量の高さにも感服、フィナーレのにぎにぎしさは眩しいほどに鮮烈です。

「フィナーレでは、木管が交互にソロを受け持つ冴え冴えとしたアンダンテの序奏のあとで、急速なアレグロ部分が続く。大野は、ショスタコーヴィチのオペラにも通じているがゆえに、この交響曲を演奏してもオペラさながらに生き生きした表情を得る。ことに最後の行進曲調の部分は、ヒンデミットにも通じる可笑しさがある。この楽章におけるあえて軽薄にふるまうコミカルな感じ、皮肉、グロテスク、そういったものは、ショスタコーヴィチが「ムツェンスクのマクベス夫人」や「鼻」といったオペラですでに十分にはっきりと示したことでもある。」〜許 光俊氏による解説より〜(販売元情報)

【収録情報】
● ショスタコーヴィチ:交響曲第10番ホ短調 Op.93


 バルセロナ交響楽団
 大野和士(指揮)

 録音時期:2018年12月14-16日
 録音場所:バルセロナ、ラウディトリ
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

 国内プレス
 日本語帯・解説付


【大野和士 プロフィール】
東京生まれ。東京藝術大学卒。ピアノ、作曲を安藤久義氏、指揮を遠藤雅古氏に師事。バイエルン州立歌劇場にてサヴァリッシュ、パタネー両氏に師事。
 1987年イタリアの「トスカニーニ国際指揮者コンクール」優勝。以後、世界各地でオペラ公演ならびにシンフォニーコンサートの客演で聴衆を魅了し続けている。
 1990-96年クロアチア、ザグレブ・フィル音楽監督。1996-2002年ドイツ、バーデン州立歌劇場音楽総監督。1992-99年、東京フィル常任指揮者を経て、現在同楽団桂冠指揮者。2002-08年ベルギー王立歌劇場(モネ劇場)音楽監督。2012-15年イタリアのアルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者を歴任。2008-17年フランス国立リヨン歌劇場首席指揮者。2015年から東京都交響楽団ならびにバルセロナ交響楽団音楽監督。また、2018年9月より新国立劇場オペラ芸術監督に就任予定。
 オペラでは、2007年6月にミラノ・スカラ座デビュー。その後、メトロポリタン歌劇場、パリ・オペラ座、バイエルン州立歌劇場、グラインドボーン音楽祭、エクサンプロヴァンス音楽祭への出演などが相次いでいる。
 渡邉暁雄音楽基金音楽賞、芸術選奨文部大臣新人賞、出光音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞、エクソンモービル音楽賞、サントリー音楽賞、日本芸術院賞ならびに恩賜賞、朝日賞など受賞多数。紫綬褒章受章。文化功労者。
 2017年5月、大野和士が9年間率いたリヨン歌劇場は、インターナショナル・オペラ・アワードで「最優秀オペラハウス2017」を獲得。6月にはフランス政府より芸術文化勲章「オフィシエ」を受勲。同時にリヨン市からもリヨン市特別メダルが授与された。(販売元情報)

収録曲   

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大野和士のショスタコーヴィッチの解釈が、...

投稿日:2019/07/27 (土)

大野和士のショスタコーヴィッチの解釈が、大変、気になる。井上さんのショスタコーヴィッチ交響曲全集も井上氏と大フィルのショスタコーヴィッチも、私には、理解できない。やや、ゲルギエフのショスタコーヴィッチの交響曲全集に解釈が似ていたが、理解できなかった。そこで、大野和士の新録音がでた。それが、ショスタコーヴィッチの交響曲第10番だけに、余計に気になる。あのカラヤンもライブ録音を含めて、3度もショスタコーヴィッチの交響曲第10番の録音を残しているが、正統派というよりもカラヤンの個性で塗りつぶした珍妙な演奏だった。そこで、この大野和士の新録音だ。オペラ的な解釈と演奏とするとカラヤン的な解釈だろうか?とにかく、期待している。

カニさん さん | 兵庫県 | 不明

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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

「わたしの交響曲は墓碑である」という“証言”の中の言葉によって象徴されるショスタコーヴィチの音楽と生涯への価値観の変質は、今もって盛んな議論と研究、演奏解釈によって再認識過程の最中にあるとも言えますが、作品によってはすでに演奏年数も75年に及び、伝統と新たな解釈の対照がごく自然におこなわれてきているとも言えそうです。 圧政と戦争の象徴でもあったソビエト共産主義社会の中に生き、そして逝ったショスタコ

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