ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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CD 輸入盤

交響曲第4番[作曲者による2台ピアノ編曲版] ハイルディノフ、ストーン(p)

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CHAN10296
組み枚数
:
1
レーベル
:
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

世界初録音! ショスタコ第4番 2台ピアノ版

ショスタコーヴィチ自身が「自分の書いた最高傑作、第8番よりももっと良い出来」と語った交響曲第4番。リハーサルの途中で作曲者みずから発表を中止。紆余曲折を経て実に25年後の1961年、〈雪解け〉といわれる状況の中、コンドラシンの指揮でようやく初演が行なわれたという、彼の交響曲の中でも特異な経緯を持ついわくつきのこの作品を、作曲者自身が2台ピアノ用に編曲した版による世界初録音です。
 ショスタコーヴィチの交響曲中最大となる、拡大四管編成とも言うべき巨大な楽器編成を誇り、余りにも斬新かつ凶暴、異様なまでの激しさと諧謔的な表現が錯綜し、マーラーの1番や7番、マイスタージンガーの引用(パロディ)を包含した重層的な構図を持つこのこの交響曲を、当の作曲者がどのように2台のピアノに置き換えているのか、まことに興味を惹かれるところです。
 この壮大な作品に挑んでいる2人のピアニスト、まずロシア生まれのハイルディノフはショスタコーヴィチの『ピアノによる劇場音楽』やラフマニノフの『前奏曲全集』のレコーディングで既におなじみでしょう。コリン・ストーンは、イギリスのラジオ3やコンサートで好評価を得ているピアニストで、ロシア音楽の解説者としても知られています。

・ショスタコーヴィチ:
 交響曲第4番[作曲者自身の編曲による2台ピアノ版]
 ルステム・ハイルディノフ(p)
 コリン・ストーン(p)

収録曲   

  • 01. Symphony no 4 in C minor, Op. 43
  • 02. Symphony no 4 in C minor, Op. 43
  • 03. Symphony no 4 in C minor, Op. 43

ユーザーレビュー

総合評価

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オーケストラ版には当然迫力で及びませんが...

投稿日:2010/12/12 (日)

オーケストラ版には当然迫力で及びませんが、原曲であまり聞こえてこなかったパートが浮かび上がったりする部分もあり、興味深いです。「2台のピアノ」のジャンルでは高評価をしたいCDです。同作曲者の第5交響曲の2台ピアノ版(盤)と比べても優れていると思います。なお第10交響曲の編曲版もなかなか優れております。

テリーヌ さん | 兵庫県 | 不明

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当初は、よりによって4番を2台のピアノで表...

投稿日:2005/07/20 (水)

当初は、よりによって4番を2台のピアノで表現することなど無謀ではないかと思いました。しかし、ピアノだけで演奏することで骨組みが明らかになり、却って曲の姿が鮮明に浮かび上がっているように思います。もちろん、オーケストラと同様の音量が出るべくもないのですが、音楽の質の点において少なくとも大きく見劣りすることはありません。この曲が好きな人にはもちろん、あまりなじめない人にも薦められる貴重で興味深い録音です。

re さん | tokyo | 不明

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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

「わたしの交響曲は墓碑である」という“証言”の中の言葉によって象徴されるショスタコーヴィチの音楽と生涯への価値観の変質は、今もって盛んな議論と研究、演奏解釈によって再認識過程の最中にあるとも言えますが、作品によってはすでに演奏年数も75年に及び、伝統と新たな解釈の対照がごく自然におこなわれてきているとも言えそうです。 圧政と戦争の象徴でもあったソビエト共産主義社会の中に生き、そして逝ったショスタコ

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