ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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SACD 輸入盤

交響曲第4番 ウィッグルスワース&オランダ放送フィル

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BISSA1553
組み枚数
:
1
レーベル
:
Bis
:
Sweden
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

ウィッグルスワースのショスタコーヴィチ
第6弾は交響曲第4番!


過激で凶暴でシニカルでユーモラスな交響曲第4番は、ショスタコーヴィチ自身が「自分の書いた最高傑作、第8番よりももっと良い出来」と語る傑作。プラウダ紙で批判を受けた問題作『ムツェンスク郡のマクベス夫人』と同じ頃の1936年に完成したこの交響曲は、リハーサルの途中で作曲者みずから発表を中止。紆余曲折を経て実に25年後の1961年、〈雪解け〉といわれる状況の中、コンドラシンの指揮でようやく初演が行なわれたといういわく付きの代物です。
 この作品は、前作の第3番から見ると(続く5番6番7番と較べても)創作上著しい発展をみせた意欲作でもあり、それまでに比べ編成も拡大し規模も長大化。その異様なまでの激しさ、力強さ、残虐さは比類がなく、並存する諧謔精神のあまりの雄弁さとの対比もとにかく強烈。その後の成功予定作(?)の第5番と較べると、この第4番は余りにも斬新であり、当局に批判されたポポフの交響曲第1番や、自身の『ムツェンスク郡のマクベス夫人』の二の舞になることをショスタコーヴィチが恐れたのも無理からぬことだったのでしょう。
 とはいえ、そうした時代背景への認識を抜きにしても、マーラーの7番や1番、マイスタージンガーの引用(パロディ)を経た大音響地獄の果てに、最後は美しく静かなコーダに収斂されてゆくという重層的な構図は、交響曲好きにはたまらないところでもあります。
 頻出する管楽器のソロや、チェレスタ、ウッドブロックといった楽器の効果的な用法、急激なテンポ変更や、ポリリズムの面白さや、第1楽章展開部の超高速フーガなどなど、ユニークでごった煮的な魅力に彩られたこの傑作に、近現代音楽を得意とするウィッグルスワースがどのような解釈で迫るか期待の持てるところ。
 ウィッグルスワースは、1964年サセックス生まれの英国の指揮者で、CDはまだ少なく、これまで現代ものやマーラーがありましたが、今回のショスタコーヴィチ・シリーズが彼の代表作になることはまず間違いのないところです。

【収録情報】
ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調Op.43
 オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
 マーク・ウィッグルスワース(指揮)

 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND

収録曲   

クラシック曲目

  • Dmitri Shostakovich (1906 - 1975)
    Symphony no 4 in C minor, Op. 43
    演奏者 :

    指揮者 :
    Wigglesworth, Mark
    楽団  :
    Netherlands Radio Philharmonic Orchestra
    • 時代 : 20th Century
    • 形式 : Symphony
    • 作曲/編集場所 : 1935-1936, USSR
    • 言語 :
    • 時間 : :
    • 録音場所 : , []

ユーザーレビュー

総合評価

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一言で形容するならば「端正な演奏」という...

投稿日:2009/10/28 (水)

一言で形容するならば「端正な演奏」という他ありません。この指揮者はとても冷静で、客観的な音楽作りの職人に徹していますが、結果として生まれたこの演奏は、素晴らしいとしか言いようがありません。一点も揺るぎのない端正な音楽作りがかえってこのショスタコーヴィッチの傑作の異様なまでの迫力を伝えています。ひょっとするとこのウィッグルスワース盤は、有名なコンドラシンによるモスクワ盤やドレスデン盤の上をいくのではないか。この曲にも「爆演」は不要。引っ張ったり伸ばしたりなど誇張は一切不要。スコアにもともと存在する音符そのものがこの曲の型破りの迫力を伝えます。まだ指揮者としては若手に属する年代のウイッグルスワース氏ですが、ここらで一暴れしてやれ、という誘惑が一杯の曲なのに、この一貫して冷静なオーケストラのコントロール、にもかかわらず迫力は十二分、これはもう只者ではないと考えます。

John Cleese さん | 静岡県 | 不明

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先日、BShiで放送された『グレの歌』も大変...

投稿日:2009/07/21 (火)

先日、BShiで放送された『グレの歌』も大変感心したが、このウィッグルワース、細部は実に緻密に仕上げるのに、常にクールな感触があり、音楽が絶対に熱くならないという不思議な指揮者。ショスタコの4番は何せオケの編成自体が怪物的な大曲だけに、どの指揮者もクライマックスでは力押ししたくなるものだが、彼は相変わらず「寒色系」かつ「草食系」。遅めのテンポによる細密な仕上げ、寂寥感とアイロニーの鋭さでは特筆すべき演奏だと思う。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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