ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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CD 輸入盤

交響曲第4番、歌劇『オランゴ』プロローグ サロネン&ロサンジェルス・フィル(2CD)

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4790249
組み枚数
:
2
レーベル
:
Dg
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

ショスタコーヴィチ:交響曲第4番、『オランゴ』〜プロローグ(2CD)
サロネン&ロサンジェルス・フィル


2004年にプロローグのピアノ・スコアが発見、オーケストレーションが施された後、2011年にサロネンによって世界初演されたショスタコーヴィチ若き日の問題作『オランゴ』が、同じ時期に書かれた強烈作品、交響曲第4番との組み合わせでリリースとなります。

【オランゴ】
『オランゴ』は十月革命から15周年を記念して1932年に委嘱されたオペラ。オランゴとはオランウータンからの造語で、半分人間で半分猿という奇妙な存在。内容は風刺物の喜歌劇ですが、いろいろと問題のある内容だったため、作品は完成に至らなかったというものです。
 しかし、2004年にモスクワで「プロローグ」のピアノ・スコアが発見されるとにわかに注目が集まり、ショスタコーヴィチ未亡人の希望によって、すでにショスタコ作品で実績のあったジェラード・マクバーニーがオーケストレーションを敢行、サロネン指揮ロサンジェルス・フィルの演奏会で世界初演される運びとなりました。

【交響曲第4番】
演奏会の後半でとりあげられた交響曲第4番は、その『オランゴ』の少し後に書かれた過激で凶暴でシニカルでユーモラスな作品。ショスタコーヴィチ自身が「自分の書いた最高傑作、第8番よりももっと良い出来」と語る傑作です。
 プラウダ紙で批判を受けた問題作『ムツェンスク郡のマクベス夫人』と同じ頃の1936年に完成したこの交響曲は、リハーサルの途中で作曲者みずから発表を中止。紆余曲折を経て実に25年後の1961年、〈雪解け〉といわれる状況の中、コンドラシンの指揮でようやく初演が行なわれたといういわく付きの代物です。
 この作品は、前作の第3番から見ると(続く5番6番7番と較べても)創作上著しい発展をみせた意欲作でもあり、それまでに比べ編成も拡大し規模も長大化。その異様なまでの激しさ、力強さ、残虐さは比類がなく、並存する諧謔精神のあまりの雄弁さとの対比もとにかく強烈。その後の成功予定作(?)の第5番と較べると、この第4番は余りにも斬新であり、当局に批判されたポポフの交響曲第1番や、自身の『ムツェンスク郡のマクベス夫人』の二の舞になることをショスタコーヴィチが恐れたのも無理からぬことだったのでしょう。
 とはいえ、そうした時代背景への認識を抜きにしても、マーラーの7番や1番、マイスタージンガーの引用(パロディ)を経た大音響地獄の果てに、最後は美しく静かなコーダに収斂されてゆくという重層的な構図は、交響曲好きにはたまらないところでもあります。
 頻出する管楽器のソロや、チェレスタ、ウッドブロックといった楽器の効果的な用法、急激なテンポ変更や、ポリリズムの面白さや、第1楽章展開部の超高速フーガなどなど、ユニークでごった煮的な魅力に彩られたこの傑作に、近現代音楽を得意とするサロネンがどのような解釈で迫るか期待の持てるところです。(HMV)

【収録情報】
1. ショスタコーヴィチ/マクバーニー編:歌劇『オランゴ』〜プロローグ(世界初演)
2. ショスタコーヴィチ:交響曲第4番ハ短調 op.43

 ライアン・マッキニー(バス・バリトン:1)
 ジョルダン・ビッシュ(バス:1)
 ユージン・ブランコヴォーヌ(バリトン:1)
 アドリアーナ・マンフレーディ(アルト:1)、他
 ロサンジェルス・マスター・コラール(1)
 ロサンジェルス・フィルハーモニック
 エサ=ペッカ・サロネン(指揮)

 録音時期:2011年12月
 録音場所:ロサンジェルス、ウォルト・ディズニー・コンサート・ホール
 録音方式:デジタル(ライヴ)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Adagio
  • 02. Alla marcia
  • 03. Andantino
  • 04. Andante
  • 05. Allegro
  • 06. Moderato
  • 07. Alla marcia
  • 08. Allegro moderato
  • 09. Allegretto
  • 10. Agitato
  • 11. Allegretto

ディスク   2

  • 01. Allegretto poco moderato - Presto
  • 02. Moderato con moto
  • 03. Largo - Allegro

総合評価

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マリス・ヤンソンス指揮ナイエルン放送交響...

投稿日:2020/05/24 (日)

マリス・ヤンソンス指揮ナイエルン放送交響楽団の演奏で目覚めたショスタコーヴィチの交響曲の世界、ヤンソンスの弟子のネルソンス指揮ボストン交響楽団の演奏に期待しましたが、あっさりしていて満足でしず、ずっとヤンソンスの番を聴いてきました。バイオリン協奏曲が素晴らしかった(「時のこだま」)サロネンの演奏を聴いてみました。「あれっ、こんな旋律があったの!?」という驚きもあって大いに楽しめました。「オランゴ・プロローグ」もはらはらどきどきしてしまいます。

ガメラ さん | 群馬県 | 不明

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歌劇『オランゴ』プロローグ。 これは楽...

投稿日:2014/11/02 (日)

歌劇『オランゴ』プロローグ。 これは楽しい。 ライブ録音で音が少し遠いのが気になったが素晴らしい演奏。 この作品は当初1932年秋に予定されていた十月革命15周年祝典のために計画されたとあるが、内容からして洒落が利きすぎている。 明らかに祝典にはそぐわないので計画が頓挫したのも無理はない。 これこそ現代に通じる物語だ。 人間と猿との交配によって生まれたオランゴが戦場に行ったあと資本主義社会で新聞王として活躍するが、裏切りにあって最後はモスクワのサーカスに売り飛ばされる。 戦場で人でなく、猿が混ざっているオランゴに人殺しをさせて人間は操っているだけ、しかし平和が来てオランゴが並の人間には出来ない能力を発揮すると嫉妬と恐れから裏切り罠にかける。最後はサーカスに入れて見世物にして人間は安心する。人間の心の醜さを現した興味深い作品だ。(台本はアレクセイ・トルストイとアレクサンドル・スタルチャコフ。) 20世紀初頭にリムスキイ=コルサコフがアレクサンドル・プーシキン原作による歌劇『金鶏』でおとぎ話の世界を通じて体制批判をしたが、もし歌劇『オランゴ』が完成していたらショスタコーヴィチはSFの世界を通じて体制批判をしたことになっていた。 帝政ロシアとソヴィエト。形を変えて人々を苦しめた社会体制が歴史の中で繰り返されたが、それに抵抗するように芸術の世界で体制を批判する作品がうまれることが繰り返されることがなかったのが残念だ。 CD2枚目に収録されている交響曲第4番はサロネンとロサンゼルス・フィルハーモニックによる透明感のある素晴らしい演奏だ。

ユローヂィヴィ さん | 大阪府 | 不明

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そもそもショスタコーヴィッチの第4交響曲...

投稿日:2013/10/14 (月)

そもそもショスタコーヴィッチの第4交響曲は「クラシック」という括りでいいのだろうか?という疑問がまずは念頭の疑問である。私はこの曲を聴くときの聴覚の視点(聴点?)は、少なくとも ベートーヴェンやブルックナーなどよりも、昭和中期の怪獣映画などのBGMに近い。サロネンの演奏は、他の演奏(インバル、ゲルギエフ、アシュケナージなど)に比べて、そう言った私の聴き方に素直に響いてくれた。その意味で最高の演奏だと思う。『オランゴ』は比較する対象もないので、交響曲だけの感想とします。

司那夫金 さん | 所在地 | 不明

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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

「わたしの交響曲は墓碑である」という“証言”の中の言葉によって象徴されるショスタコーヴィチの音楽と生涯への価値観の変質は、今もって盛んな議論と研究、演奏解釈によって再認識過程の最中にあるとも言えますが、作品によってはすでに演奏年数も75年に及び、伝統と新たな解釈の対照がごく自然におこなわれてきているとも言えそうです。 圧政と戦争の象徴でもあったソビエト共産主義社会の中に生き、そして逝ったショスタコ

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