ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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【中古:盤質A】 交響曲第6番、第12番『1917年』 ペトレンコ&ロイヤル・リヴァプール・フィル

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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基本情報

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8572658
レーベル
International
フォーマット
CD
その他
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輸入盤

商品説明

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ショスタコーヴィチ:交響曲第6番、第12番『1917年』
ペトレンコ&ロイヤル・リヴァプール・フィル


ワシリー・ペトレンコのショスタコーヴィチ・シリーズ第6弾。今回は交響曲第6番と第12番の組み合わせ。
 1939年に書かれた交響曲第6番は、通常の交響曲スタイルでの第1楽章にあたる部分が無く、いきなりラルゴの緩徐楽章で開始され、その後、アレグロのスケルツォ→プレストのフィナーレと速度を上げて行きます。身近に迫った戦争への不安を描いたかのような緩徐楽章に続き、そうした不安を払拭するような楽しげなスケルツォと、やたらに快活でどこかカラ元気の気配もあるフィナーレが演奏されるこの作品に、ペトレンコはシャープなアプローチで迫り、不吉な情感表現から豪快なエンディングまで多彩な表情を見事に描き分けています。
 1961年に完成した交響曲第12番は『1917年』というタイトルを持つ作品。共産党大会の祝賀行事の一環として初演されたこの『1917年』は、1917年10月のロシア革命とレーニンに関するものとされています。作曲当時のソ連は、フルシチョフ書記長のスターリン批判のもたらした「雪解け」ムードの中、領空侵犯してきたアメリカ軍のU2偵察機の撃墜&パイロットの裁判により、米ソ関係が緊張を迎えることになった時期でもあります。
 交響曲第2番『十月革命に捧げる』と共通の素材も用いられるこの作品は、レーニンにより実現した、ロマノフ王朝の圧政に対する蜂起と革命理念を描いたもので、その後、レーニンの死により、スターリンに踏みにじられることとなった実際のソ連を考えれば皮肉な作品とも言えますが、楽曲中には革命歌の引用などもおこなわれており、革命当初の姿を歴史的視点から捉えるという意味合いでは、真実味の感じられる音楽でもあります。
 ペトレンコ指揮ロイヤル・リヴァプール・フィルの演奏は、各パートがよく聴こえるバランスの良さを備えた情報量の多いもので、素材引用や展開の様子のよく分かるシンフォニックなアプローチが魅力十分です。(HMV)

【収録情報】
ショスタコーヴィチ:
・交響曲第6番ロ短調 Op.54
・交響曲第12番ニ短調 Op.112『1917年』

 ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団
 ワシリー・ペトレンコ(指揮)

 録音時期:2010年6月23,24日(第6番)、2009年7月28,29日(第12番)
 録音場所:リヴァプール、フィルハーモニック・ホール
 録音方式:デジタル(セッション)

収録曲   

  • 01. Shostakovich: Symphony No. 6, Op. 54: I. Largo [19:45]
  • 02. II. Allegro [05:54]
  • 03. III. Presto [07:09]
  • 04. Symphony No. 12, Op. 112: I. Revolutionary Petrograd [12:40]
  • 05. II. Razliv [10:44]
  • 06. III. Aurora [03:31]
  • 07. IV. The Dawn of Humanity [09:55]

総合評価

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日本文化において、伝統芸能以外、わびさび...

投稿日:2013/03/25 (月)

日本文化において、伝統芸能以外、わびさびが忘れ去られた昨今だが、 ぺトレンコはそのわびさびを掌握出来ている指揮者だと思う。 リヴァプールフィルはぺトレンコで初めて聞いたが、シベリウスをサロネンが振ったらどうなるか聴いてみたい。

ラブラドライト さん | 東京都 | 不明

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レコード芸術で好評だったので早速購入し聴...

投稿日:2012/03/17 (土)

レコード芸術で好評だったので早速購入し聴いてみて衝撃ゲルギエフも凄いが時折ミスがあるのに彼は完璧に演奏している。現時点で最高 ナクソクさん早く全集を完成してください。

松ちゃん さん | 東京都 | 不明

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2曲とも傑出した演奏である。6番第1楽章の...

投稿日:2012/02/01 (水)

2曲とも傑出した演奏である。6番第1楽章の透徹した響きの美しさ、終楽章のハチャメチャぶり。そして12番第1楽章の息苦しくなるほどの緊張の連続、第3楽章のたたみ込みの激しさ。これほどの演奏はムラヴィンスキー以来といっていい。オーケストラも素晴らしく、このコンビは今まさに旬だ。録音も優秀。

フォアグラ さん | 愛知県 | 不明

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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

「わたしの交響曲は墓碑である」という“証言”の中の言葉によって象徴されるショスタコーヴィチの音楽と生涯への価値観の変質は、今もって盛んな議論と研究、演奏解釈によって再認識過程の最中にあるとも言えますが、作品によってはすでに演奏年数も75年に及び、伝統と新たな解釈の対照がごく自然におこなわれてきているとも言えそうです。 圧政と戦争の象徴でもあったソビエト共産主義社会の中に生き、そして逝ったショスタコ

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