ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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DVD 輸入盤

『ムツェンスク郡のマクベス夫人』全曲 ドディン演出、コンロン&フィレンツェ五月祭、シャルボネ、クニャーエフ、他(2008 ステレオ)(日本語字幕付)

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
101387
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
輸入盤

商品説明

ショスタコーヴィチ:『ムツェンスク郡のマクベス夫人』
コンロン&フィレンツェ五月祭、シャルボネ、クニャーエフ

日本語字幕あり

不幸な結婚生活を理由にして、女性の本能のままに生きるカテリーナ。彼女は、あのマクベス夫人のように極悪非道の犯罪に手を染めることすらも厭いません。ニコライ・レスコフの小説では、カテリーナはまるで怪物のように描写されていますが、ショスタコーヴィチはそこにロシアの人民の意志派運動の象徴を見出しました。しかしながらこのオペラを見たスターリンが激怒。20年以上も上演禁止になってしまったのはご存知の通りです。エロスと風刺に満ち溢れた作品ではありますが、この上演ではあまり強烈な演出は行っておりません。あの有名な第1幕第3場の夜這いのシーンでも、観客席から見えるのは、揺れ動く電灯のみ。全ては見る人の想像力にかかっていると言えるでしょう。あくまでも普通のおばさん然としたシャルボネが要所要所に見せる愛くるしい仕草と女らしさには、ついついぐっと来てしまうこと間違いありません。また、低音唸るオーケストラの響きにも注目。これがイタリアのオーケストラの底力なのでしょうか。全曲息つく間もなく見終えてしまうことでしょう。(ナクソス)

【収録情報】
・ショスタコーヴィチ:歌劇『ムツェンスク郡のマクベス夫人』全曲
 ボリス・イズマイロフ:ヴラディーミル・ヴァネーエフ(Br)
 カテリーナ・イズマイロヴァ:ジャンヌ=ミシェル・シャルボネ(S)
 ジノーヴィ・イズマイロフ:フセヴォロド・グリヴノフ(T)
 セルゲイ:セルゲイ・クニャーエフ(T)
 司祭:ジュリアン・ロデスク(Br)
 ソネートカ:ナターシャ・ペトリンスキー(Ms)、他
 フィレンツェ五月祭管弦楽団&合唱団
 ジェームス・コンロン(指揮)
 演出:レフ・ドディン
 装置・衣装:デイヴィッド・ボロフスキ

 収録時期:2008年
 収録場所:フィレンツェ五月音楽祭劇場(ライヴ)
 収録時間:170分
 画面:カラー、16:9
 音声:PCMステレオ2.0、ドルビー・デジタル5.1、DTS 5.1
 字幕:露・英・独・仏・伊・西・日
 NTSC
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映画版を除けば『マクベス夫人』三組目の映...

投稿日:2009/11/09 (月)

映画版を除けば『マクベス夫人』三組目の映像。舞台を現代に移し(この読み替えに関しては、諸手を挙げて賛成ではないが)ハードな性的表現を見せるクーシェイ演出(ネーデルランド・オペラ)、喜劇的・風刺的な効果も含めてバランスが良く、別の曲の一部を間奏曲に転用したり、エンディングがオリジナルと異なるなど意外に大胆でもあるヴィンゲ演出(リセウ歌劇場)、この二つに比べるとかなり苦しい。性的な表現が控えめなのは演出のポリシーであって、それはそれで構わないが、他に見せるべきものが何もなく、凡庸と言わざるをえない。歌手陣もボリスと老囚人を兼ねるヴァネーエフ(クーシェイ演出版と同じ)、セルゲイのクニャーエフなどは良いが、主役のシャルボネは古風な「毒婦」風演唱のために共感できない。ボリスに毒入りキノコを食わせた後、体を寄せて性的に挑発するなど「悪女」路線は演出の方向でもあるので、歌手一人の責任にするわけにはいかないが。私がこのオペラを初めて観た1992年のクプファー演出、ケルン歌劇場来日公演でも振っていたコンロンの棒は手堅い。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

「わたしの交響曲は墓碑である」という“証言”の中の言葉によって象徴されるショスタコーヴィチの音楽と生涯への価値観の変質は、今もって盛んな議論と研究、演奏解釈によって再認識過程の最中にあるとも言えますが、作品によってはすでに演奏年数も75年に及び、伝統と新たな解釈の対照がごく自然におこなわれてきているとも言えそうです。 圧政と戦争の象徴でもあったソビエト共産主義社会の中に生き、そして逝ったショスタコ

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