ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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DVD 輸入盤

『ムツェンスク郡のマクベス夫人』全曲 クシェイ演出、ヤンソンス&コンセルトヘボウ管、ウェストブローク、ヴェントリス(2006 ステレオ)

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
OA0965D
組み枚数
:
2
レーベル
:
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
ライブ盤,輸入盤

商品説明

ショスタコーヴィチ:『ムツェンスク郡のマクベス夫人』全曲
ウェストブローク、ヴェントリス
ヤンソンス&コンセルトヘボウ管弦楽団


2006年6月の収録。過激な交響曲第4番と同じ頃に書かれたソ連版ヴェリズモ・オペラの傑作、『ムツェンスク郡のマクベス夫人』DVDがなんとヤンソンスの指揮で登場します。
 平凡な結婚生活に退屈していたカテリーナは、新しく雇った使用人のセルゲイが、女中のアクシーニャを他の使用人たちと一緒に輪姦しようとしているところに仲裁に入るものの、自分も強姦されかかります。何とか難を逃れたカテリーナですが、なぜかセルゲイへの関心が高まり、夜になって寝室を訪れたセルゲイと結局交わってしまいます。翌朝、それを見咎めた義父のボリスを毒を用いて殺害し、帰宅した夫のジノーヴィもセルゲイが殺害。その後、夫が行方不明ということにして結婚式までとりおこないますが、酒蔵に隠していた夫の死体が泥棒によって発見され、二人はシベリア送りとなります。シベリアに向かう途中、セルゲイは若い女囚ソニェートカに情欲を抱くのですが、ソニェートカは交換条件に靴下を要求。セルゲイはカテリーナを何とか言いくるめて彼女の履いている靴下を調達し、思いを遂げます。しかし、そのことがソニェートカ自身の口からカテリーナに伝えられると、カテリーナは逆上し、ソニェートカを酷寒の川に突き落として自らも身を投じるのです...というとんでもないストーリーで、音楽も過激に暴力的だったりエロティックだったりと随所に刺激的な表現がみられ、なんとも凄まじい退廃ぶりを示しています。

【収録情報】
・ショスタコーヴィチ:歌劇『ムツェンスク郡のマクベス夫人』全曲
 エヴァ=マリア・ウェストブローク
 クリストファー・ヴェントリス
 キャロル・ウィルソン
 ウラディーミル・ヴァネーフ、他
 管弦楽:ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
 指揮:マリス・ヤンソンス

 演出:マルティン・クシェイ

 収録:2006年6月、アムステルダム音楽劇場[ライヴ]

[特典映像]:
・Lady Macbeth of Mtsensk - The Tragedy of Katerina Ismailova -
 A documentary film by Reiner E. Moritz, including interviews with Martin Kušej, Mariss Jansons and leading members of the cast
・Illustrated Synopsis
・Cast Gallery

総収録時間:236分
画面:カラー、16:9
音声:リニアPCMステレオ、DTSサラウンド
字幕:英語/フランス語/ドイツ語/スペイン語/イタリア語/オランダ語
NTSC
Region All

総合評価

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国内盤をこの価格3000円弱で購入できる...

投稿日:2012/03/04 (日)

国内盤をこの価格3000円弱で購入できるとは、ありがたいことです。コロニビアさんに感謝。待っていて良かったです。日本語字幕がありがたいと同時に片山氏の解説がとても参考になり、なるほど、そのように解釈をするのかと作品への理解が、深まり、スターリンの激怒・退席も納得できます。あらすじだけで想像すると、猟奇的なエロティクなオペラと思ってしまいますが、なるほどレスコフ(ロシア文学)のソビエト時代の解釈とすれば、納得できます。ドストエフスキーのような感じも受けました。間奏曲の時ライトアップされたヤンソンスの指揮ぶり・表情も写し出され面白かったです。コンセルトヘボウの演奏の迫力もあり、大交響曲と比喩されるのも納得です。旋律もショスタコ節、ショスタコ・ファンなら管弦楽でも堪能できます。演出は前衛的な感じで、舞台装置も象徴的でロシアやシベリアという感じはしませんが、それも良しとしましょう。この作品は、演劇の要素が大きいので、映像(DVD)でないと楽しめないと思います。当曲を鑑賞するには、当盤を購入することをお勧めします。大満足でした。

TKOクラシック さん | 神奈川県 | 不明

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独裁者レーニンが激怒し上演途中で退席した...

投稿日:2012/02/09 (木)

独裁者レーニンが激怒し上演途中で退席した曰く付き作品。社会の頽廃、人間の奥底に潜む魑魅魍魎を赤裸々に現した問題作。クシェイは現代オペラの演出に於いては素晴らしい持ち味があり、現代人の煩悩をも抉り出した。頻繁に映るヤンソンスは、交響曲と比喩される音楽を劇的かつ壮大に指揮、非凡な才能を見せた。これは決定盤!

燕の巣 さん | 静岡県 | 不明

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日本語字幕の有り難さもさることながら、片...

投稿日:2008/12/07 (日)

日本語字幕の有り難さもさることながら、片山杜秀氏の解説がもう無類に面白い! あれを読めるだけでも、購入する価値大有りだと思います。

T さん | 静岡 | 不明

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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

「わたしの交響曲は墓碑である」という“証言”の中の言葉によって象徴されるショスタコーヴィチの音楽と生涯への価値観の変質は、今もって盛んな議論と研究、演奏解釈によって再認識過程の最中にあるとも言えますが、作品によってはすでに演奏年数も75年に及び、伝統と新たな解釈の対照がごく自然におこなわれてきているとも言えそうです。 圧政と戦争の象徴でもあったソビエト共産主義社会の中に生き、そして逝ったショスタコ

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