シューマン、ロベルト(1810-1856)

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【中古:盤質A】 シューマン:ピアノ協奏曲、プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』第2組曲より アルゲリッチ、チェリビダッケ&フランス国立放送管(1974 ステ

シューマン、ロベルト(1810-1856)

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ALT300
レーベル
International
フォーマット
CD
その他
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輸入盤

商品説明

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シューマン:ピアノ協奏曲、プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』第2組曲より
アルゲリッチ、チェリビダッケ&フランス国立放送管(1974 ステレオ)
予想以上の素晴らしさ、空前絶後の共演が日の目を見た!


これは凄いリリース。アルゲリッチとチェリビダッケ伝説のシューマンのピアノ協奏曲が日の目を見ました。どちらのリリースでも大ニュースとなる大物の奇想天外な共演、マスターテープからの良好な復刻音質とあいまって、冷静でいることは不可能と申せましょう。
 シューマンの協奏曲はアルゲリッチの十八番で、1952年のブエノスアイレスでのライヴから、2010年のアルミンク&新日本フィルのライヴまで10種類以上のディスクが存在しますが、この演奏はそのなかでも飛びぬけて凄い出来となっています。
 当時アルゲリッチは33歳、出だしのカデンツァから魔術全開で、ライヴで乗った時特有の音楽への没入ぶりに驚かされます。ことに第1楽章半ばの「アンダンテ・エスプレッシーヴォ」でのねっとりとした音色の歌い回しは、アルゲリッチにしかできない神業。ピアノとオーケストラが穏やかに対話する第2楽章は、瞑想的なチェリビダッケと感覚的なアルゲリッチの個性の違いが面白さ満点。さらに驚くほどの生気に満ちたフィナーレなど、あまりの素晴らしさに声を失うほど。ライヴで燃える彼女の良さが最高度に発揮されていますが、おそらくチェリビダッケの要求からか、通常よりかなり抑制が利き、それがかえって多彩なニュアンスを生む結果となっています。
 チェリビダッケによるオーケストラ・パートも、驚きのひと言につきます。シューマンのオーケストラ・パートがこれほど透明に聴こえるのは稀で、さらに第3楽章の変拍子的な難所をはじめアルゲリッチにピッタリ付けて、完璧主義者の面目躍如たる指揮ぶり。あくまでもアルゲリッチを主役に立てつつも、しっかりと充実したチェリ節を味わわせてくれます。
 プロコフィエフの『ロメオとジュリエット』はチェリビダッケお得意の演目。オーケストラの機能を追求した非センチメンタルな音楽はまさに彼向きですが、「ジュリエットの墓の前のロメオ」の凄みに満ちた慟哭、「タイボルトの死」の死の匂いのする疾走など、同バレエ音楽屈指の名演と呼ぶにふさわしい内容となっています。(キングインターナショナル)

【収録情報】
● シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
● プロコフィエフ:『ロメオとジュリエット』組曲第2番 Op.64より
 モンタギュー家とキャピュレット家
 少女ジュリエット
 別れの前のロメオとジュリエット
 アンティーユ諸島から来た娘たちの踊り
 ジュリエットの墓の前のロメオ
 タイボルトの死

 マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
 フランス国立放送管弦楽団
 セルジウ・チェリビダッケ(指揮)

 録音時期:1974年5月29日
 録音場所:パリ、シャンゼリゼ劇場
 録音方式:ステレオ(アナログ/ライヴ)

 ディスクは国内プレスとなります。

ユーザーレビュー

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アルヘリッチとチェリビダッケの共演が聴け...

投稿日:2015/10/09 (金)

アルヘリッチとチェリビダッケの共演が聴けるだけでも貴重なのに、チェリビダッケの一八番と言っていい、プロコフィエフのロメオとジュリエットが体感できる。その昔(’80年)、まだチェリビダッケのレコード、CDなど無く、シュトットガルト放送響とのエアチェックテープのみで、文字通り、幻の指揮者だったチェリビダッケが、ロンドン響と来日してのFM生放送でのアンコールで聴いた”タイボルトの死”。クラシックで初めて、”恐怖”を味わった演奏だった。が、ここに、再現されている。(DG盤は、丁寧に手を入れすぎてライヴ感、減じてる)。ミュンヘンでのドイツ的な重厚な音を獲得する以前の、ラテン的でダイナミックにしてリアル、実は正しい、静かな処がまた、すんごく細かく、独特の音楽。厳しいリハの上に獲得された、悲しいけれど特異とされる演奏(一回きりなんで、ちょっと粗い処はあるけど)。これに迫る現指揮者は、サロネン(ロスフィルとの配信盤、もうなくなった?)と、キリルのペトレンコ位か?

sunny さん | 兵庫県 | 不明

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チェリと言えばブルックナーばかりが言われ...

投稿日:2015/06/11 (木)

チェリと言えばブルックナーばかりが言われがちだが、それをも超えるチェリの十八番はこの『ロメオとジュリエット』である。超スローでテクスチャーを拡大鏡で見せているような晩年様式と、このCDを含むもう少し前の時代とでは随分スタイルが変わった。それで失われたもの―彼のモダンで、獲物を追いつめる敏捷な猟師のような張りつめた感覚ーも少なくないと私は思っている。私にとっては、このライブは、(余計なお世話だけれども)いわゆるリスボン・ライブなどよりずっと貴重な記録で、マジカルというか殆ど呪術的な凄さである。実は昔海賊版でもっていて(この二曲にラヴェルの「道化師の朝の歌」が一緒だった)、それはエアチェックにせよ、それなりの音質だと思っていたが、今回のは放送局のテープの起こしだと言うだけあってまるで別もののレヴェルである。レンジも広いし、スタジオ録音でもこれだけの音は滅多に聞けないほどで、それが演奏の意味を細部にまで明らかにすること全く目覚ましい。ここまで凄い演奏だとは前のCDでは感じられなかったのだから、再生音楽は恐ろしい。会場のノイズも含めてライブならではの瑕瑾もなくはないが、「少女ジュリエット」の、神経の上で舞われている静かなパントマイムのような感覚、「ジュリットの墓の前の」身を切られ揺さぶられるような凄まじい慟哭、「タイボルトの死」の、この時期のチェリにしかなかった目覚ましい躍動感、いずれも究極の音楽と称するしかない。アルゲリッチとのシューマンももちろん素晴らしいもので、最後には昂奮した聴衆の超フライング拍手が聞かれるのもむべなるかな。バランスとしてはピアノの音量がまるで楽器の中にマイクをセットしたみたいではあるが、その分アルゲリッチの翩翩を極めるピアニズムが聞ける。この曲はピアノとオケが対等に(弁証法的に?)張り合うというよりも、思いを籠めて囁き合ったり、思わず声を上げ合ったりという風があるが、この演奏は(二人が互いに相手をどう感じたかは知らないが)、そういう趣きを極限にまで高めている。☆10個くらい欲しいところ。

mari夫 さん | 東京都 | 不明

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アルゲリッチが一回目か二回目の来日公演を...

投稿日:2014/11/22 (土)

アルゲリッチが一回目か二回目の来日公演を果たしたころの演奏。このころのライブ録音は記憶にない。ですから、当時の演奏を聴き逃した方々にはお勧め。若手ピアニストのトップをポリーニと走っていたじきです。フランス国立のこのシリーズは録音に評価が分かれる傾向がある。このCDの録音はいい。ピアノソロが突出せず、オケと溶け合っている。推薦。

なかのも さん | 東京都 | 不明

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シューマン、ロベルト(1810-1856)

ロベルト・シューマン(Robert Alexander Schumann)は、 1810年6月8日にドイツのツヴィッカウに生まれました。5人兄弟の末っ子で、出版業者で著作もあったという父親のもとで早くから音楽や文学に親しみ、作曲や詩作に豊かな才能を示したといいます。  ロベルト16才の年にその父親が亡くなり、安定した生活を願う母親の希望で法学を選択、1828年にライプツィヒ大学に入学しますが、音

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