シューマン、ロベルト(1810-1856)

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DVD 輸入盤

『ゲノフェーファ』全曲(日本語字幕付) クシェイ演出、アーノンクール&チューリヒ歌劇場、バンゼ、マーシー、他(2007 ステレオ)

シューマン、ロベルト(1810-1856)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
101327
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
輸入盤

商品説明

シューマン:歌劇『ゲノフェーファ』(日本語字幕付き)
アーノンクール&チューリヒ歌劇場

シューマン唯一のオペラ『ゲノフェーファ』。存在が地味なためか上演の機会もあまりなく、録音もCDが4種ほどカタログに存在するのみで、映像作品は皆無でした。
 アーノンクールのシューマンへの傾倒ぶりは誰もが認めるところで、交響曲全集や協奏曲のほか、最近リリースされた『楽園とペリ』での感動的な演奏も記憶に新しいところです。オペラ『ゲノフェーファ』についても、1996年にセッション録音をおこなっており、この曲の代表盤としての地位を長く保ってきていましたが、やはり知名度の低い劇場作品ということで、どうしても音のみで勝負するには不利な面もあったようで、このオペラが広く人気を博すまでには至らなかったことも事実です。そうした背景もあり、今回の映像作品の登場はシューマン好きに待ち望まれていたものと思われます。
 主役は4人。ジークフリート伯爵とその妻ゲノフェーファ、伯爵の家臣ゴロー、ゴローの乳母で実は魔女のマルガレータを中心に、愛憎のドラマが繰り広げられてゆきます。
 演出は現代風。白ベースの非常に簡素な舞台に、過剰なまでの心理描写を試みる振り付けがおこなわれ、聴き手にいろいろと考えさせる仕組みになっているのが面白いところです。
 出演者の歌唱・演技はみな高水準ですが、中でも主役のユリアーネ・バンゼが見せる清楚さと苦悩、コルネリア・カーリッシュの邪悪さには見事なものがありました。
 アーノンクール指揮するチューリヒ歌劇場管の演奏も、シューマンのオーケストレーションを徹底的に彫琢したもので、深い音から刺激的な音まで自在な響きで作品を濃厚に彩っていて魅力的です。
 画質・音質も優れており、通常の意味でオペラティックとは言いがたい、凝った演出と強力な演奏の魅力を味わうために十分なクオリティが確保されています。

・シューマン:歌劇『ゲノフェーファ』全曲
 ゲノフェーファ・・・ユリアーネ・バンゼ(ソプラノ)
 ゴロー・・・スワン・マーシー(テノール)
 ジークフリート・・・マルティン・ガントナー(バリトン)
 マルガレータ・・・コルネリア・カーリッシュ(メゾ・ソプラノ)
 ドラゴ・・・アルフレート・ムフ、他
 チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱団
 ニコラウス・アーノンクール(指揮)
 マルティン・クシェイ(演出)
 ロルフ・グリッエンベルク(舞台装置)
 ハイディ・ハックル(衣装)

 録音:2007年、チューリヒ・オペラ・ハウス(ライヴ)
 収録時間:146分
 画面:カラー、16:9
 音声:ステレオ2.0、ドルビー・デジタル5.1 サラウンド
 字幕:英語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア・日本語
 NTSC
 REGION All

ユーザーレビュー

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主役の4人が舞台からほとんど消えない。存...

投稿日:2008/12/08 (月)

主役の4人が舞台からほとんど消えない。存在は、不在となっても存在した限り意識から消せないのだから。この劇の閉塞感、苦々しい抒情。そして祈りと冒涜がきしむようにそばに置かれ、互いを傷め合う。全身と全霊をこの劇に捧げたバンゼに最敬礼。どんなに熱してもどこか空虚で、どんなに乾いてもどこか濡れているような響きを創るアーノンクールの表現はCOE盤と甲乙つけがたい。ネトレプコの椿姫やフィガロが心に入った方なら是非。

マヤ さん | 熊本市 | 不明

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失敗作との世評を覆すにふさわしい、素晴ら...

投稿日:2008/11/30 (日)

失敗作との世評を覆すにふさわしい、素晴らしい上演。似た題材の『オイリアンテ』に比べるとオペラティックな盛り上がりは皆無だが、『令嬢ジュリー』(ストリンドベリ)や『フィレンツェの悲劇』(ワイルド/ツェムリンスキー)のような近代劇の先駆とさえ言える。特に悪役ゴーロが魅力的で、作曲者が彼にテノールを、夫の伯爵に悪役声のバリトンを当てている理由が良く分かる。この演出では最後がハッピーエンドに見えないのも当然。白い壁、白い服がだんだん汚れていくのは常套的とも言えるが、クシェイはこういう心理劇の見せ方は抜群にうまい。

村井 翔 さん | 名古屋 | 不明

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自分の勉強不足なのか良く分からない演出に...

投稿日:2008/11/19 (水)

自分の勉強不足なのか良く分からない演出によりせっかくの上質の演奏の魅力が半減してしまった。過日芸大にて演奏会で聴いた感激には程遠かった。上演回数の少ない当作品にはもう少し別のアプローチがふさわしいのでは。もちろん色々なアプローチも好んで観ますが。事前に説明を受けてからじゃないと理解できないような演出はどうなんだろうと常日頃???な自分ですが。

Lorenzaccio さん | Soka | 不明

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シューマン、ロベルト(1810-1856)

ロベルト・シューマン(Robert Alexander Schumann)は、 1810年6月8日にドイツのツヴィッカウに生まれました。5人兄弟の末っ子で、出版業者で著作もあったという父親のもとで早くから音楽や文学に親しみ、作曲や詩作に豊かな才能を示したといいます。  ロベルト16才の年にその父親が亡くなり、安定した生活を願う母親の希望で法学を選択、1828年にライプツィヒ大学に入学しますが、音

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