グリーグが特に良い。ツィマーマンのリリシズム溢れるピアノ。細部まで彫刻されたカラヤンの指揮。今では聴く事のできない世界がここにある。

何んと言ってもツィマーマンの若さが魅力的な盤でありますがカラヤンの指揮ぶりにも注目したいところです。両曲とも踏み込んだカデンツァは素晴らしいです。これらの曲は余り老成ぶったピアニストには不向きと思われこの頃そう彼がショパンコンクールで優勝して暫らく経った頃がある意味で「旬」かもしれません・・・勿論以降年加齢を重ねての味わいも魅力的なのですが。カラヤンのシューマンバックと言えばリパッティの古い録音を思わず思い出しました。一層の絶妙華麗さはテンポの大胆な操作をより際立たせて素晴らしい盤となりました。

何んと言ってもツィマーマンの若さが魅力的な盤でありますがカラヤンの指揮ぶりにも注目したいところです。両曲とも踏み込んだカデンツァは素晴らしいです。これらの曲は余り老成ぶったピアニストには不向きと思われこの頃そう彼がショパンコンクールで優勝して暫らく経った頃がある意味で「旬」かもしれません・・・勿論以降年加齢を重ねての味わいも魅力的なのですが。カラヤンのシューマンバックと言えばリパッティの古い録音を思わず思い出しました。一層の絶妙華麗さはテンポの大胆な操作をより際立たせて素晴らしい盤となりました。

グリーグが圧巻。ベルリンpoが立派すぎる気がするが全く問題なし。ツィマーマンのピアノもダイナミックで感動的だ。シューマンの方は平凡な演奏で少々残念。

SCHUMANN;15’29/5’24/10’40 GRIEG;14’00/7’12/10’52

打鍵の度に飛び散るロマンの雫。ボレットの、比類なきヴィルトゥオージティ。名演。

兵庫のＦＭさんが書かれているとおり、シューマンのカデンツァを流麗かつ端正、そして情熱も込めて弾いてくれています。同様にグリーグのカデンツァも完璧。フライシャー最高の名演だと思います。各カデンツァ後のオーケストラの入りはいつものセルとちがってロマンティック。

シューマンの1楽章のカデンツァをここまで情熱的で誠実に弾いた演奏があったでしょうか。こういう演奏をもっと評論家の皆さんに取り上げてほしいし、もっと宣伝しても良いと思うのですが。

フライシャーは流麗な演奏で曲の魅力をいっぱい楽しませてくれます。セルの指揮はいつものピシっとした文句のつけようのないもの。録音はオーケストラがちょっと大きめで、ピアノ重視にの人には不満があるかも。数ある同曲ＣＤの中でも屈指の名演。というか最もきちんとした演奏。

最高！両曲ともに代表盤となるべき素晴らしい演奏で す。ボレットのピアノはまさにヴィルトゥオーゾと言う感があり、それでも単に技巧に走ることなく、とにかく美しく叙情的です。特に本盤のシューマンの協奏曲は私のお気に入りです。 未聴の方は是非！お試しあれ。