シューベルト(1797-1828)

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CD

Piano Sonata.19, 20, 21: Afanassiev

シューベルト(1797-1828)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
COCO80681
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

内容詳細

日本盤には“冥府の音”というすごいタイトルが付いている。たしかに8ページの解説は首をつりたくなるような暗さ。演奏のほうは21番を56分くらいかけて弾いてたりするが、悲壮さを狙って逆にシューベルトの美しさが目立つからおかしい。(ゆ)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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ピアノの音は美しい,が作曲者晩年の救いよ...

投稿日:2023/12/13 (水)

ピアノの音は美しい,が作曲者晩年の救いようのない孤独や寂寥感が今一つ伝わってこない。959などどう聴いてもゼルキンや内田のほうが上だ。わたし自身も晩年の年齢でますますシューベルトの音楽に魅かれていくのはなぜか、と思ったりする今日である。

robin さん | 兵庫県 | 不明

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 私がこのCDを購入したのは1997年(か199...

投稿日:2013/01/30 (水)

 私がこのCDを購入したのは1997年(か1998年)だったと思う。陰鬱なシューベルト…。ECMでの録音とも違う、ひどく屈折した暗さと絶望的な足取りのごときテンポ。はまってしまった。おそらく作曲者自身これらの曲を作りながら「この若さで“晩年”の作品を書いている」と自覚していたのではないだろうか。そんなシューベルトの心情を気持ち悪いくらいにリアルに表しているように感じる。  個人的な解釈として、D958は「生前の苦闘」、D959は「生から死へ」、D960は「彼岸の世界」のようなイメージを持っている。D959の第2楽章、死の運命を知ってしまったようなショッキングな情景、第4楽章の今までの「生」を走馬灯のように思い返しているような作り。D960の第1楽章…彼岸の世界のような穏やかなメロディーと、生前の様々な苦悩がはるか後ろに響いてくるような感覚を覚えさせる奇怪なトリル・・・。 あくまで個人の思い込みだが、そんな思い込みにしっくりくるのがこのCDだ。全曲一気に聴くのは相当「疲れる」が「憑かれて」みたい方にお勧めである。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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凄い演奏ではある。アファナシエフと言えば...

投稿日:2010/10/09 (土)

凄い演奏ではある。アファナシエフと言えば、例えばブラームスの後期のピアノ作品集とか、バッハの平均律クラーヴィア曲集などの、いかにも鬼才ならではの個性的な名演が思い浮かぶが、このシューベルトの最後の3つソナタも、鬼才の面目躍如たる超個性的な演奏に仕上がっている。ただ、この演奏、私見ではあるが名演と評価するのにはどうしても躊躇してしまう。シューベルトの最後の3つのソナタは、シューベルト最晩年の清澄な至高・至純の傑作。その内容の深さは他にも類例を見ないが、同時に、ウィーンを舞台に作曲を続けた歌曲王ならではの優美な歌謡性も持ち味だ。ここでのアファナシエフの極端なスローテンポは信じられないほどだ。特に各曲の第1楽章の超スローテンポ、時折見られる大胆なゲネラルパウゼは、作品の内容を深く掘り下げていこうという大いなる意欲が感じられるが、それぞれの緩徐楽章になると、旋律はボキボキと途切れ、音楽が殆ど流れないという欠点だけが際立つことになる。これでは、作品の内容の掘り下げ以前の問題として、聴き手としてもいささかもたれると言わざるを得ない。もっとも、ポリーニの無機的な演奏に比べると、十分に感動的な箇所も散見されるところであり、凡演というわけではないと考える。Blu-spec-CD化によって、音質は相当に鮮明になった点は高く評価したい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

5

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