シューベルト(1797-1828)

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CD

交響曲第9番『グレート』 セル&クリーヴランド管弦楽団

シューベルト(1797-1828)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TOCE14202
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

EMIクラシックス・ベスト100シリーズ第2期
24bit最新リマスタリング
シューベルト:交響曲第9番『グレート』
セル&クリーヴランド管弦楽団

セルは1970年に初来日し、帰国した直後に生涯を閉じました。そして、まさにその年に録音されたのがこの『グレート』です。長年にわたって手塩にかけ、完全に『自分の楽器』となっていたクリーヴランド管弦楽団を隅々までコントロールした演奏は驚異的な精度を誇ります。オーケストラ演奏の極致とも言えるでしょう。レコード芸術特選盤。(EMI)

・シューベルト:交響曲第9番ハ長調D.944『グレート』
 クリーヴランド管弦楽団
 ジョージ・セル(指揮)

 録音:1970年(ステレオ)

内容詳細

ドヴォルザークの交響曲第8番と同時期の、セル最後の録音と言われているもの。端正に磨き上げられた演奏で、セルの意図を100%実現したクリーヴランド管の驚異的な演奏に引き込まれる。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

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巨匠セルの解釈とオケの自発性が見事にシン...

投稿日:2018/02/09 (金)

巨匠セルの解釈とオケの自発性が見事にシンクロした完熟の名演。セルのCBS盤、ベームBPOも完成度の高い立派な演奏ですが、本盤は響きの深み、個々の音符に込められたニュアンスとも別次元で、奇跡の名盤といえるでしょう

座頭 さん | 兵庫県 | 不明

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本盤におさめられたシューベルトの交響曲第...

投稿日:2012/12/08 (土)

本盤におさめられたシューベルトの交響曲第9番「グレート」は、セル&クリーヴランド管弦楽団による2度目のスタジオ録音に相当する。最初の録音は1957年のものであり、本演奏よりも13年前であることもあり、全体の引き締まった堅固な造型が印象的な硬派の演奏であったと言える。セルは、先輩格のライナーや、ほぼ同時期に活躍したオーマンディなどと同様に徹底したオーケストラトレーナーとして知られており、そうして鍛え抜いた全盛期のクリーヴランド管弦楽団は、「セルの楽器」とも称されるほどの鉄壁のアンサンブルを誇っていたところだ。あらゆる楽器セクションがあたかも一つの楽器のように聴こえるという驚異的なアンサンブルは、聴き手に衝撃を与えるほどの精緻さを誇るという反面で、メカニックとも言うべき冷たさを感じさせることも否めない事実であったと言える。したがって、演奏としては名演の名に値する凄さを感じるものの、感動的かというとややコメントに窮するという演奏が多いというのも、セル&クリーヴランド管弦楽団の演奏に共通する特色と言えなくもないところである。もっとも、セルも1960年代後半になると、クリーヴランド管弦楽団の各団員に自由を与え、より柔軟性に富んだ味わい深い演奏を行うようになってきたところだ。とりわけ、死の年である1970年代に録音されたドヴォルザークの交響曲第8番と本盤におさめられたシューベルトの交響曲第9番「グレート」には、そうした円熟のセルの味わい深い至芸を堪能することが可能な、素晴らしい名演に仕上がっていると言えるだろう。本演奏においても、セル&クリーヴランド管弦楽団の「セルの楽器」とも称される鉄壁のアンサンブルは健在であるが、1957年の旧盤の演奏とは異なり、各フレーズの端々からは豊かな情感に満ち溢れた独特の味わい深さが滲み出していると言える。これは、人生の辛酸を舐め尽くしてきた老巨匠だけが描出することが可能な崇高な至芸と言えるところであり、同曲において時折聴くことが可能な寂寥感に満ちた旋律の数々の清澄な美しさは、セルも最晩年に至って漸く到達した至高・至純の境地と言っても過言ではあるまい。シューベルトの交響曲第9番「グレート」の演奏は、どの指揮者にとっても難しいものと言えるが、セルによる本演奏は、演奏全体の造型の堅固さ、鉄壁のアンサンブル、そして演奏全体に漲っている情感の籠った味わい深さを兼ね備えた、同曲演奏の一つの理想像の具現化として、普遍的な価値を有する名演と評価してもいいのではないかとも考えられるところだ。音質は、従来盤が今一つ冴えない音質で問題があり、リマスタリングを施してもさほどの改善が図られているとは言い難いと言える。同時期の名演であるドヴォルザークの交響曲第8番については既にHQCD化が行われ、かなり満足できる音質に蘇ったのにもかかわらず、本演奏についてはHQCD化が図られないのは実に不思議な気がしていたところだ。ところが、今般、シングルレイヤーによるSACD盤が発売されるに及んで大変驚いた。音質の鮮明さ、音圧、音場の幅広さのどれをとっても、これまでの既発CDとは段違いの素晴らしさであり、あらためてSACDの潜在能力の高さを思い知った次第だ。いずれにしても、セルによる至高の超名演を超高音質のシングルレイヤーによるSACD盤で味わうことができるのを大いに歓迎したいと考える。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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昔からこの1970年盤よりも1957年録...

投稿日:2012/11/16 (金)

昔からこの1970年盤よりも1957年録音の米コロムビア盤が気に入りであったが、1970年盤もSACD化されたのでこの際聴いてみた。貧弱なCDの音質が英オリジナルアナログと同等の音質に激変していて、これはうれしい限りだが、それでも所詮1970年代のEMIの音である。現在ソニーから出ている1957年盤SACDの方がうんと好録音。演奏もそちら(ソニー)のほうがしまりがあって覇気がある。こちら(EMI)は大人の音楽が鳴っているけれどもちょっとゆるくてうるさい。私にとっては演奏録音ともに1957年盤が圧勝である。ソニーにはセルの名盤の数々をもっとSACD化してもらいたいものである。

ゆりぞう さん | 兵庫県 | 不明

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