時を超え、シューベルトと交わす親密な会話
エドガー・モロー兄弟たちが贈る初のピアノ三重奏曲集
世界各国で高評価を得ているチェリストのエドガー・モロー。そして兄弟でヴァイオリニストのダヴィッド・モロー、ピアニストのジェレミー・モローの三兄弟による、シューベルトのピアノ三重奏曲集。
「兄弟としてシューベルトを一緒に演奏することは、単に音楽を奏でるという以上の意味があります。それは、時と記憶を横断する、親密な会話であり、ひそやかな声による対話となるのです・・・まるでシューベルトの声が私たちに加わり、物語、つまり喜びのすべてと、そのすべての儚さを伴う人生の物語を語り聞かせているかのようです。」
シューベルトの2つのピアノ三重奏曲、変ロ長調の第1番と変ホ長調の第2番は、どちらも大規模な作品です。作曲家が1828年に早逝するおよそ1年前に書かれたこれらの曲は、その気分と表現において特徴的な両義性を帯びています。それは同時に、生を肯定しながらも、人間の存在の束の間の性質に鋭敏に反応しているのです。
この録音は、モロー兄弟がピアノ三重奏団として制作した初の録音です。もっともエドガーはエラート・レーベルからのアルバム・リリースでソロ演奏家として確固たる地位を築いており、彼らの姉であるヴァイオリニストのラファエルは、2020年にリリースされたアルバム『A Family Affair』で三兄弟に加わり『ドヴォルザーク:5つのバガテル Op.47』と『コルンゴルト:組曲 Op.2』を収録しています。グラモフォン誌は「音楽制作のひらめきが捉えられた純粋な感動という点において、この特定の「家族の事柄」に勝るものを見つけるのは難しいだろう」と断言しました。この新しい2枚組CDセットは、シューベルトの最も愛されている歌曲のいくつかを、ピアノ三重奏用に編曲した作品(モロー兄弟またはディミトリ・スドプラトフによる編曲)で締めくくられています。
「シューベルトは、私たちと永遠に共にありました」とモロー兄弟は記しています。「彼の2つのピアノ三重奏曲、『岩の上の羊飼い』、そして彼の最も感動的な歌曲のいくつかを録音することで、私たちは本質的な源に戻っていると感じています。」
※ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤CDは、日本語解説と帯付き。日本語解説書にはモロー兄弟によるコメントの日本語訳、堀 朋平氏による書下ろし解説を掲載。(輸入元情報)
【収録情報】
シューベルト:
● ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調 D.898
● 岩の上の羊飼い D.965(トリオ・モロー編、ピアノ三重奏版)
● 水の上で歌う D.774(スドプラトフ編、ピアノ三重奏版)
● ピアノ三重奏曲第2番変ホ長調 D.929
● 君はわが憩い D.776(トリオ・モロー編、ピアノ三重奏版)
● セレナード D.957-4(リストのピアノ編曲版(S.560-7)に基づくスドプラトフ編、ピアノ三重奏版)
トリオ・モロー
エドガー・モロー(チェロ)
ダヴィッド・モロー(ヴァイオリン)
ジェレミー・モロー(ピアノ)
録音時期:2025年1月22-25日
録音場所:フランス、ブローニュ=ビヤンクール、RiffX Studio 1
録音方式:ステレオ(デジタル)
※ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤CDは、日本語解説と帯付き(輸入元情報)