シューベルト(1797-1828)

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CD 輸入盤

ピアノ・ソナタ第9番、第15番、第18番 リヒテル(p)(2CD)

シューベルト(1797-1828)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
4758616
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

RICHTER - THE MASTER
リヒテル/シューベルト:ピアノ・ソナタ集(2CD)

このシリーズは、フィリップスとデッカの2大レーベルの持つ音源から、初めてコンパイルされ、ミッド・プライスでリリースされる限定盤です。当シリーズに先立つ、フィリップス単独での「リヒテル・エディション」(フル・プライス)は既に数年前からカタログからはずれている上、今回は各巻デュオ・ボックスに収めた2枚組で、多くの録音が初めてミッド・プライスでのリリースとなるので貴重かつお得。
 ロシアの生んだピアニスト、スヴャトスラフ・リヒテルは、20世紀を代表する大演奏家として誰もが認める存在。1997年8月1日に亡くなったので、今年はちょうど没後10年に当たります。彼の生演奏に触れることが不可能になってしまった現在、このシリーズによってリヒテルの演奏の素晴らしさを再確認していただきたいところです。
 第5巻である当セットは、シューベルトのピアノ・ソナタ集。収められているのは、第9、15、18番(番号表記は出版社によって異同があり)の3曲。第15番は『レリーク』、第18番は『幻想』と、共に通称で呼ばれます。リヒテルには、15番は10回以上、9番と18番も5回以上の録音があるほどに手の内に入った作品。特に『レリーク』は、このリヒテルのフィリップス録音をベスト演奏と推すむきも多い名演です。(ユニバーサルIMS)

シューベルト:
CD-1
・ピアノ・ソナタ第18番ト長調D894
CD-2
・ピアノ・ソナタ第9番ロ長調D575
・ピアノ・ソナタ第15番ハ長調D840
 スヴャトスラフ・リヒテル(p)
 録音:1979-1898年

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Sonate Fuer Klavier G-dur D 894 Fantasia
  • 02. Schubert, Franz - 1. Molto Moderato E Cantabile
  • 03. Schubert, Franz - 2. Andante
  • 04. Schubert, Franz - 3. Menuetto Allegro Moderato
  • 05. Schubert, Franz - 4. Allegretto

ディスク   2

  • 01. Piano Sonata No.9 In B, D.575
  • 02. Schubert, Franz - 1. Allegro Ma Non Troppo (origin
  • 03. Schubert, Franz - 2. Andante (original Version)
  • 04. Schubert, Franz - 3. Scherzo Allegretto (original
  • 05. Schubert, Franz - 4. Allegro Giusto (original Vers
  • 06. Sonate Fuer Klavier C-dur D 840 Reliquie
  • 07. Schubert, Franz - 1. Moderato
  • 08. Schubert, Franz - 2. Andante
  • 09. Schubert, Franz - 3. Menuetto Allegretto (original
  • 10. Schubert, Franz - 4. Rondo Allegro (original Versi

ユーザーレビュー

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 雑誌「レコード芸術」の2015年7月号...

投稿日:2015/07/21 (火)

 雑誌「レコード芸術」の2015年7月号の特集はS.リヒテル。このピアノ界の巨岩が持つ核の一つであるシューベルトの項目を読んで「ものは試し」と聴いてみたが、想像を超えるスケール、そして救いのない虚無もしくは孤独を感じた。   特にD894「幻想」ソナタ。 表面的ではあるが演奏時間はひとつの参考になるであろうか。なにしろ第1楽章はライナーノート表記で26分57秒(!)である。試みに他の演奏ではアファナシエフ(2010年)で19:49、メジューエワ(2009年)で18:53、シフ(2014年)では15:50。リヒテルの演奏が桁はずれなのもお分かりいただけると思う。  しかし私はこれを「遅い」と感じなかった。聴いてすぐの感想として「沈み込むような孤独」と感じた。 他のどの演奏とも比較できない、リヒテルのシューベルトとして、1972年録音のD960と双璧をなすものと思う。スピードという表面的な仮面を取り払い、ひたすら曲の中に沈潜して没頭していく様は峻厳そのものであり、同時に哀しいまでに優しさに満ちている。   D840「レリーク」もD575も同様の「想い」(少なくともこの盤を聴いて「リヒテルのシューベルト解釈」という考えは浮かばず、「シューベルトへの想い」という感想に至った。)が詰まっており、聴きごたえは十分。シューベルト演奏の極北に位置する演奏として強く勧めてみたい。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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D894,まいったなぁ。こんな演奏を聴いてし...

投稿日:2008/04/07 (月)

D894,まいったなぁ。こんな演奏を聴いてしまうとは・・・・重く、灰色の沈思な世界。まるでリヒテルのモノローグ。彼はシューベルトに何を見たのだろうか? 終楽章でさえ幸福感はなく、張り詰めた緊張は解けない。ブレンデルが到達した世界の底を打ち破って、さらに深く暗い精神の奥底を覗き込んだような演奏だ。これを美しいと表現することは私にはできない。聴く者の心を凍らせる凄まじい絶望に満ちている。それなのに時々聴きたくなる、忘れられない演奏。

shef さん | u. | 不明

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D894 の美しさは尋常じゃない.1 楽章 Molt...

投稿日:2007/10/07 (日)

D894 の美しさは尋常じゃない.1 楽章 Molto moderato の極めつけに遅いテンポもあくまで柔らかく、しかも張りつめた緊張をはらんで少しも飽きさせない.まさに”天国的な長さ”とはこのことか.そして 2 楽章 Andante の凛とした美しさといったら...この名演の前にテクニックも詩情もない.ただそこに立ち現れる音楽に、おそらくはシューベルトの心に響いていた音に耳を傾けよ.

pinot さん | 千葉 | 不明

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