シューベルト(1797-1828)

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CD 輸入盤

【中古:盤質AB】 ドレスデン告別演奏会〜シューベルト:未完成、グレート カール・ベーム&シュターツカペレ・ドレスデン(1979年ステレオ)(+交響曲第5番、1942年)(2

シューベルト(1797-1828)

中古情報

新品ジャケット
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:
AB
特記事項
:
2枚組み,ケースすれ
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基本情報

ジャンル
カタログNo
PH19023
レーベル
Europe
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)


これは凄い!
ベーム&ドレスデンの1979年告別ライヴが日の目を見た!


カール・ベーム[1894-1981] は1934年にドレスデン国立歌劇場の総監督に就任、1943年まで務めました。その間、リヒャルト・シュトラウスの歌劇『無口な女』や『ダフネ』を世界初演するなど、戦前のドイツ音楽界を華やかに飾りました。
 当時の放送用録音はアセテート盤を用いていたため時間の制約があり小品中心でした。「エディション・シュターツカペレ・ドレスデンVol.43」にはそれらベーム指揮のポピュラー小品が集められていますが、1941/42年のシーズンからは、磁気テープが開発されたため、交響曲の楽章カットや中断なしの放送が実現しました。ドレスデン衛生博物館の舞台を放送スタジオにして新たなページが始まりましたが、その記念すべき第1号がベーム指揮によるシューベルトの交響曲第5番だったとされます。それをここで聴くことができます。
 興味深いのが、北ドイツ放送が行なっていた1956年10月のラジオ番組でベームが音楽的自画像を語ったもの。そこではリヒャルト・シュトラウスの思い出などの面白い話が豊富に語られます。そこにはベーム指揮による『ばらの騎士』のワルツや、ベームに捧げられた歌劇『ダフネ』の終曲もかけられます。
 それ以上に注目なのが、最晩年のベームが1979年1月12日にドレスデン文化宮殿ホールで行った告別演奏会が日の目を見たこと。曲はシューベルトの『未完成』と『グレート』の2大交響曲というのも魅力。これまでは『グレート』のみがDGから発売されていましたが、今回は同時に演奏された『未完成』を加えての登場となります。終演後鳴りやまぬ拍手に対してベームが行なった感動的なスピーチを収録しているのも貴重。神々しいまでの『未完成』と『グレート』の名盤が1枚加わったと申せましょう。超オススメ。(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1
● シューベルト:交響曲第5番変ロ長調 D.485


 シュターツカペレ・ドレスデン
 カール・ベーム(指揮)

 録音時期:1942年6月12日
 録音場所:ドレスデン衛生博物館
 録音方式:モノラル(放送用セッション)

● カール・ベーム自身を語る(ラジオ番組「音楽的自画像」1956年10月6日放送から)

Disc2『カール・ベーム、ドレスデン告別演奏会 1979』
● シューベルト:交響曲第8番ロ短調 D.759『未完成』
● シューベルト:交響曲第9番ハ長調 D.944『グレート』


 シュターツカペレ・ドレスデン
 カール・ベーム(指揮)

 録音時期:1979年1月12日
 録音場所:ドレスデン文化宮殿ホール
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

● 聴衆の喝采に対するベームのスピーチ

ユーザーレビュー

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このディスクはベームのベストフォームでは...

投稿日:2019/08/12 (月)

このディスクはベームのベストフォームではないだろうか。もちろん未完成は冒頭のコントラバスから沈んだ響きで、デモーニッシュなシューベルトとの姿を伝えてやまない。特に第一楽章の展開部の凄さといったら。トロンボーンが怖い。終結部もブラックホールに落ちるようだ。第二楽章も天上の音楽ではあるもの、低音の響きが足を引っ張り、単に明るい音楽になることを許さない。これだけでもすごいのだが、未完成よりグレートの方が凄い。冒頭の弦の響きの深さ、第一主題の推進力。これがベームだという剛の響きが鳴り響く。それだけではなく、再現部直前の寂寥感も素晴らしい。インテンポを守らないベームが聞ける。そしてコーダが堪らない。この楽章の終わり方は意外に難しいと思うのだが、ほぼ理想的テンポだし、最後の和音は私たちが好きなシュターツカペレの音そのもである。第二楽章はこのテンポか、と思うほど早いが、響きの深さは変わらないので、ベタベタした演奏より心に残る。第一楽章も第二楽章も即物主義的なので第三楽章以降どうするんだろう、と思ったら・・・とにかく第三楽章すごい!冒頭から明らかに力を抜いて、優しい音楽を奏でる。これがベームなのか?と言いたくなるほど優しい。特にトリオは心に響く素晴らしい音楽である。グレートの第三楽章のトリオでこんなに感激したことなんて今までなかった。第四楽章は再び剛のベームに戻って締めくくる。この稿書きながらもう一度聞いたが、やはり掛け値無しに素晴らしい。繰り返し申し上げる。このディスクはベームのベストフォームだと私は確信している。

てつ さん | 東京都 | 不明

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