シューベルト(1797-1828)

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CD 輸入盤

【中古:盤質A】 ピアノ・ソナタ第14、19、20、21番 ポール・ルイス(2CD)

シューベルト(1797-1828)

中古情報

新品ジャケット
こちら ※参考のため、実際の商品と異なる場合がございます
:
A
特記事項
:
2枚組み
:
HMV record shop オンライン

基本情報

ジャンル
カタログNo
HMC902165
レーベル
Europe
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

ポール・ルイスが清冽な音色で描く
壮絶なまでに研ぎ澄まされたシューベルトの世界


ポール・ルイスのシューベルト・ソナタ集、最新巻は後期ソナタ集。1823年に作曲の第14番、亡くなった1828年の第19番、そして旧録(HMC901800[廃盤]と同内容)の第20、21番(いずれも1828年)という組み合わせです。
 ディスク1の第14番も第19番も、清冽で健康的な音色、自然な音楽運びでありながら、聴き手の目の前に描かれていくのはシューベルトの心の世界。時に希望の光がさすものの、シューベルトの心の奥底の絶望感までもが浮き彫りにされているような壮絶さもあわせもつ演奏です。ポール・ルイスのシューベルト観がますます研ぎ澄まされていることを感じさせる録音といえるでしょう。ディスク2はディスク1よりも10年ほど前の録音で、あらためて聴いてみると、音色の清冽さは同じですが、平和で健康的な印象で、ディスク1の壮絶な世界の後に聴くと少しほっとするような2枚組となっております。(キングインターナショナル)

【収録情報】
シューベルト:後期ピアノ・ソナタ集

Disc1
・ピアノ・ソナタ第14番イ短調 D.784, op.posth.143
・ピアノ・ソナタ第19番ハ短調 D.958

Disc2
・ピアノ・ソナタ第20番イ短調 D.959
・ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960

 ポール・ルイス(ピアノ)

 録音時期:2013年3-4月(Disc1)、2002年9月(Disc2)
 録音場所:ベルリン、テルデックス・スタジオ
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Allegro Giusto
  • 02. Andante
  • 03. Allegro Vivace
  • 04. Allegro
  • 05. Adagio
  • 06. Menuetto
  • 07. Allegro

ディスク   2

  • 01. Allegro
  • 02. Andantino
  • 03. Scherzo Allegro Vivace - Trio Un Pocco Pi Lento
  • 04. Rondo Allegretto
  • 05. Molto Moderato
  • 06. Andante Sostenuto
  • 07. Scherzo Allegro Vivace Con Delicatezza - Trio
  • 08. Allegro, Ma Non Troppo

ユーザーレビュー

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当盤は、2013年録音のソナタ第14番、第19番...

投稿日:2021/07/07 (水)

当盤は、2013年録音のソナタ第14番、第19番と、2002年録音で既発売だったソナタ第20番を第21番を併せて2枚組としたもの。別に後年の再編集版というわけではなく、発売時からこの体裁さったた。2002年録音の2枚目については、廃盤だったとはいえ、既出ディスク(HMC901800)とまったく同じ内容。私は既出盤を所有していた。そのため、【CD1】の内容が欲しいばかりに、2枚組アルバム分の価格を、改めて支払わされることになった。これは、消費者心理として納得が行かない。そういった点で、mp3ダウンロードは有利である。しかし、製作側としては、CDというメディア商品を売り上げた方が、収益性は有利なはず。そういった点で、当盤の規格について、私は製作側の意図がまったく理解ができない。ただし、収録されている内容は素晴らしい。第14番と第19番については、再録音となるのだが、以前の録音にさらなるスケール感を加え、その悲壮感、悲劇性がより深い相貌で刻まれている。緩徐な部分の、孤独を象徴する影を伴ったような、絶妙な陰影など、このピアニストのシューベルトだからこそ聴ける味わい。一陣の疾風のように吹き荒れる第19番の終楽章、それは、いつ果てるともしれない付点のリズムが、壮絶な美しさと、時に狂気を思わせる鋭利さを伴って、力強く流れていく音楽となっている。まさに圧巻の一語。現代聴きうる最高のシューベルトと言ってもいい。2002年録音の第20番と第21番も素晴らしい。心地よいホール・トーンを保って、暖かい色合いで微細な表情変化を伴って、楽曲が奏でられる心地よさは無類。そういったわけで、第20番と第21番の既発ディスクをお持ちでない方には、私は当2枚組CDアルバムを、迷うことなく推薦できる。しかし、一つの商品として、当該品の商品価値としての評価を考えた場合、前述の問題が大きすぎるため、その分評価は下がる。

ココパナ さん | 北海道 | 不明

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