シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

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CD 輸入盤

R.シュトラウス『英雄の生涯』、ドビュッシー『牧神』、シューマン:ピアノ協奏曲 ケンペ&シュターツカペレ・ドレスデン(1974 ステレオ)(2CD)

シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
PH08053
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

数少ないケンペ&ドレスデン生共演!
伝説の1974年3月15日、クルトゥアパラスト・ライヴ
ケンペの珍しい写真(オーボエを手入れするケンペ)
など40点収録の充実のブックレット!
ヴァイオリン両翼配置、ステレオ完全再現!

DDR ドレスデン放送収録。かつてこの演奏の録音を聴いた音楽評論家、金子建志教授は「この英雄の生涯のライヴ盤は“着実な演奏をするが、どちらかというと地味な正統派”といったケンペの先入観をあっさり吹き飛ばしてくれる。」と激賞していました。1972年録音の高名なEMI盤は、通常のヴァイオリン配置でしたが、当盤ではヴァイオリン両翼配置になっているのがポイント。「戦場」最後の頂点で両ヴァイオリンが左右いっぱいに広がり高らかにうたわれる「英雄の主題」の爽快感と高揚感は、これこそスタジオ盤にない異様な感動を呼び起こし、まさに勝利の旗が戦場いっぱいにはためくようなイメージを喚起させる。と金子教授も述べられていました、
 ケンペ晩年のライヴ演奏の中には、ドラマティックな志向を示したものが少なからず見受けられ、セッション録音との差の大きさに驚かされることがありましたが、この『英雄の生涯』などはその最たる例と言えるのではないでしょうか。スタジオ盤も評価の高い盤として知られていますが、今回のライヴ盤は、凄まじいばかりのエネルギーの放射、劇的な進行の起伏の激しさによってスタジオ盤とは異次元の音楽への没入ぶり、ケンペの熱い思いを感じることができます。
 組み合わせの『牧神の午後への前奏曲』は、ケンペはスタジオ録音をしておらず、ライヴ盤も1955年のRIAS盤(モノラル)しかなかったので、今回のリリースは朗報です。シュターツカペレ・ドレスデンのドビュッシーというのもきわめて珍しいですが、オーケストラの音の存在感はさすが。ケンペの率直な指揮により、リアリスティックな美しさにあふれた『牧神』を味わうことができます。
 シューマンのピアノ協奏曲は、1968年にミュンヘン・フィルを指揮してネルソン・フレイレとSONYにスタジオ録音していましたが、木管楽器の表情の美しさなど、オケの表現力はやはり今回のライヴ盤が優れているようです。

【収録情報】
CD1
・ドビュッシー:『牧神の午後への前奏曲』
・シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
CD2
・ R. シュトラウス:交響詩『英雄の生涯』Op.40
 マルコム・フレージャー(P:シューマン)
 ペーター・ミリング(Vn)
 シュターツカペレ・ドレスデン
 ルドルフ・ケンペ(指揮)

 録音時期:1974年3月15日
 録音場所:ドレスデン、クルトゥアパラスト
 録音方式:ステレオ(ライヴ)

収録曲   

クラシック曲目

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  • Richard Strauss (1864 - 1949)
    Ein Heldenleben, Op. 40
    演奏者 :

    指揮者 :
    Kempe, Rudolf
    楽団  :
    Dresden Staatskapelle
    • 時代 : Romantic
    • 形式 : Tone Poem
    • 作曲/編集場所 : 1897-1898, Germany
    • 言語 :
    • 時間 : 46:4
    • 録音場所 : , []
  • Claude Debussy (1862 - 1918)
    Prelude a l'apres-midi d'un faune
    演奏者 :

    指揮者 :

    楽団  :

    • 時代 : 20th Century
    • 形式 : Tone Poem
    • 作曲/編集場所 : , France
    • 言語 :
    • 時間 : 9:41
    • 録音場所 : , []

総合評価

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5.0

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みなさま絶賛の通り、これは実にすばらしい...

投稿日:2012/10/01 (月)

みなさま絶賛の通り、これは実にすばらしいアルバムだなあ。なんたってメインの「英雄の生涯」がすばらしい。力強く覇気に満ち、指揮者がまさに英雄そのもの。ただそれでいて作為的なところとか無理やりなところとかが全くないのがいいんです。オーケストラも充実の限りで、みんな揃ってこの音楽(難曲ですがね)を余裕を持って楽しんでいるかのよう。大した演奏だなあ。ケンペさんとDSKの最高に幸せなコラボです。録音はちょっと変。うそくさい残響もあり、あとなぜかソロヴァイオリンが真ん中から右チャンネルに位置しています。でも音の鮮度もあり、迫力も十分。良好な音です。他も名演。「牧神」も実に美しい。いわゆる印象派的な「霞み方」はなく、旋律線は明確ですが、それが実にデリケートな扱いを受けていて美しさの限り。聞き惚れました。シューマンはちょっと普通っぽいかもしれませんが、やや遅めのテンポで、無理をしない篤実な演奏ではないかな。トータル、大いに満足した実にいいアルバム。すばらしさの限り。お薦めいたします。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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シュターツカペレ、ケンペのライヴは、とっ...

投稿日:2012/04/15 (日)

シュターツカペレ、ケンペのライヴは、とっても、自然、自信と情熱、信頼感に裏打ちされた納得の名演奏。私は、ケンペ現役の時代を知りませんが、各オーケストラから、愛されていたと言うのも分かる気がする。このブックレットもそう。地味ではなく、確実実直丁寧な音楽そのもの。ドレスデンの美音も見事に引き出されている。ライヴ演奏の発掘で、セッションによるミスは少ないが、無味乾燥な演奏でない、このような飾り気の無い演奏が聴けるのは、嬉しい。シューマン、ドビュッシーも、いい音楽の作り手だった事がわかる興奮の名演。

sunny さん | 兵庫県 | 不明

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SKDとのライブが残されていたことに驚き...

投稿日:2012/01/29 (日)

SKDとのライブが残されていたことに驚きとともに感謝。これを聴くとケンペもライブの人だなあと思う。スタジオ盤は確かに音色は美しいのだが録音が。ベールを被っているかのような印象は拭いけれなかった。このライブ、録音はスタジオ盤より鮮明で、ケンペの熱気のようなものがスピーカーから伝わってくる。併録曲もまずまず、こんな演奏会を聴いてみたかった。

淳メーカー さん | 愛知県 | 不明

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