シャーリイ・ジャクスン

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なんでもない一日 シャーリイ・ジャクスン短編集 創元推理文庫

シャーリイ・ジャクスン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488583040
ISBN 10 : 4488583040
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Content Description

家に出没するネズミを退治するため、罠を買うようにと妻に命じた夫が目にする光景とは……ぞっとする終幕が待ち受ける「ネズミ」。謎の追跡者から逃れようと都市を彷徨う女の姿を描く、美しい悪夢の結晶のごとき一編「逢瀬」。犯罪実話風の発端から、思わぬ方向へと話がねじれる「行方不明の少女」など、悪意と妄念、恐怖と哄笑が彩る23編にエッセイ5編を付す。本邦初訳作多数。訳者あとがき=市田泉

目次
「序文 思い出せること」
「スミス夫人の蜜月(バージョン1)」
「スミス夫人の蜜月(バージョン2)――新妻殺害のミステリー」
「よき妻」
「ネズミ」
「逢瀬」
「お決まりの話題」
「なんでもない日にピーナツを持って」
「悪の可能性」
「行方不明の少女」
「偉大な声も静まりぬ」
「夏の日の午後」
「おつらいときには」
「アンダースン夫人」
「城の主(あるじ)」
「店からのサービス」
「貧しいおばあさん」
「メルヴィル夫人の買い物」
「レディとの旅」
「『はい』と一言」
「家」
「喫煙室」
「インディアンはテントで暮らす」
「うちのおばあちゃんと猫たち」
「男の子たちのパーティ」
「不良少年」
「車のせいかも」
「S・B・フェアチャイルドの思い出」
「カブスカウトのデンで一人きり」
「エピローグ 名声」

シャーリイ・ジャクスン
アメリカの作家。1916年、カリフォルニア州サンフランシスコ生まれ。48年、長編The Road Through The Wallで本格的にデビュー。また、同年〈ニューヨーカー〉誌に発表した短編「くじ」が大きな評判を呼ぶ。著作に、『丘の屋敷』、『ずっとお城で暮らしてる』、『なんでもない一日』、エッセイ『野蛮人との生活』などがある。65年没。

【著者紹介】
シャーリイ・ジャクスン : アメリカの作家。1916年、カリフォルニア州サンフランシスコ生まれ。48年、長編The Road Through The Wallで本格的にデビュー。また、同年“ニューヨーカー”誌に発表した短編「くじ」が大きな評判を呼ぶ。65年没

市田泉 : 1966年生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 紅はこべ

    前半はモヤっとするイヤミスというか、イヤ文学。後半はユーモア系。実生活を題材にしたラストの6編が面白かった。「s.b.フェアチャイルドの思い出」と「メルヴィル夫人の買い物」は繋がっているようだ。悪魔を陥れる話も好き。英米では匿名の手紙というのは一種の文化なのかな。クリスティにもあったしね。

  • sin

    なんでもない一日と言いながら作者は、人の…いや自分自身に隠された悪意を描き出して見せているのだろうか?そうした毒を含んだ作品も興味深いが、この短編集の特色はなんといっても作者自身の生活を描いたエッセイが納められていることだろう。若い頃に将来作家になると決めて挑んだミステリーで犯人をくじできめようとしたり、母として長男とその友達に抱く思いとか、ごく身近に感じられるような作者の人となりが伝わってくる。

  • nuit@積読消化中

    シャーリー・ジャクソンの短編は「くじ」以外おそらく読んでなかったので、長編とも違う、人間の(良い意味で)イヤ〜な部分をこれでもかと堪能させていただきました。当面、イヤミス系はお腹いっぱいです(苦笑)。しかし、数日するとこの手のお話はまた読みたくなるから不思議である。

  • Panzer Leader

    「くじ」の時と同じく、ちょっと疑問を持つくらいオチのない(あっても自分が気付かないだけか)話が多いなあと思いながらも、自分がその味わいに慣れてきたのかそれとも作者が作風を変えてきたのか、後半に入るととても読みやすくなる。決して後味が良いとはいえないが、心に底に残るドンヨリ感よりもむしろカラッとした読後感。

  • mii22.

    23の短編とエッセイ5編。日にちをかけて少しずつ楽しんだ。ぞっとしたり、可笑しかったり、いろいろなタイプのお話しが詰まっているが、読後はどれも「えっ」と立ち止まり戸惑いを感じる。人間の裡にある悪意や狂気など闇の部分をチラチラと見せつけられ、ざわざわと不安な気持ちにさせられる。一番のお気に入りは、姿の見えない何者かに追われる不安な気持ちを、妄想と現実の境界が曖昧な幻想的雰囲気に描いた「逢瀬」。どこか青ひげを思い出させる「スミス夫人の蜜月」も好き。エッセイは母親あるある的内容で面白かった。

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