CD

Le Chant Des Steppes ステップの唄

サラン Saranguerel

基本情報

ジャンル
:
韓国/アジア
カタログNo
:
SARAN01
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

パリを拠点に、故郷モンゴルの心を護り伝える女性歌手サラン。自らのルーツである遊牧の民の生活に根付いた素朴な歌の数々を、馬頭琴などの伝統楽器の演奏をバックに綴る故国への思いに溢れた19曲。

●モンゴル系の音楽といえば、数度の来日を果たし、フジ・ロック・フェスティバル、朝霧ジャムなどでロック・ファンの度肝を抜いたハンガイのように、勇壮で放胆なイメージとホーミー(喉歌)の独特の響きがまず思い浮かびますが、本作はそのイメージとは対照的に純朴で飾らない、遊牧の民の生活そのものに浸透する歌を聴くことができます。女声ならではの優しく暖かい歌の数々は同じモンゴロイドである私たち日本人にとってもどこか懐かしく、ノスタルジックな響きをもって自然に染みこんでくるように感じます。

●「モンゴルの人はみな、詩と歌なしには表現できない感情を持っています。草原の草を踏んでいても、故国から遠く離れた流浪のさなかにも、自分が生まれた土地への、そして自分に生を与えてくれた両親への愛と感謝を表現したく思うのです。」(解説より)と本作の主人公サランが語るようにモンゴルの遊牧の民にとって歌うことは生活の一部であり、感情そのものと言えるほど自分を表現する上で重要なものでもあります。

●本作はそんなサランにとっての歌を、伝統楽器である馬頭琴の第一人者バツァイハンをはじめとしたウランバートル国立オペラの演奏をバックに録音したアルバムです。

●サランが幼少の頃から親しんできた伝統歌謡や、彼女の祖母の歌、彼女自身が作った歌など、どれもオーソドックスなアレンジで収録されていて、まるで聴いている私たちも広大な草原に立って雌牛や羊を眺めていたり、ゲルの中で自然に始まった宴に参加しているような感覚にすらなってきます。サランの故国への慈愛と強い思いのこもった歌声が、美しく素朴な音の流れに乗って時に漂うように優しく、時にはっとさせられるほど力強く響き、国境を越えて私たち日本人の琴線にも触れ、郷愁をも感じさせてくれる作品になっています。

(サラン・プロフィール)
●モンゴルの遊牧民の一家に生まれる。伝統的な遊牧生活を続ける家族の中で育ち二十歳の時、ロシアのペレストロイカの波及でモンゴル社会主義が終わり、国の門戸が開かれると同時にパリのソルボンヌ大学で学ぶためにモンゴルを出国。オペアとして働きながらモンゴル民族の歴史に思いを馳せた勉強を続け、やがてモンゴル民族のアイデンティティーや文化を世界に知らせることの重要性を強く意識するようになる。

●その後イラン、ドイツ、トルコなど様々な国を巡ったのちフランスに戻り、モンゴルとフランスの文化交流促進と教育、エコロジー、そして特に衛生面での援助活動を目的とする「タリンモンゴル(草原のモンゴル)」をたちあげたり、手作りカシミア繊維のブランドsaranguerelを創ったりと多方面に活動を展開。

●現在もパリを拠点とし、モンゴルの真の姿を世界に伝え、さまざまな困難に直面するモンゴルの人々を手助けするために音楽活動を中心に精力的に活躍中。
(メーカー・インフォメーションより)

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