サマンタ・シュウェブリン

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七つのからっぽな家

サマンタ・シュウェブリン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309207704
ISBN 10 : 4309207707
フォーマット
出版社
発行年月
2019年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
182p;20

内容詳細

認知症の妻と夫、全裸で戯れる祖父母と孫、秘かな共感を抱く少女と男…世界30か国以上で翻訳される要注目作家の短篇集。

【著者紹介】
サマンタ・シュウェブリン : 1978年アルゼンチン・ブエノスアイレス生まれ。大学で芸術論を学びながら文学活動を始める。2002年、短篇集『騒ぎの核心』でデビュー。09年には短篇集『口のなかの小鳥たち』を刊行。10年、文芸誌「グランタ」で35歳以下の最も有望なスペイン語作家22人に選ばれる

見田悠子 : ラテンアメリカ文学、スペイン語の講師。2017年東京大学大学院現代文芸論研究室博士課程単位取得満期退学。専門はガルシア=マルケス、カリブ海沿岸地域文学。2011〜2015年学術振興会特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ケンイチミズバ さん

    見るだけなら許されるが立ち入れない境界線がある。裕福な戸建てを見て回る母娘の休日の日課。場違いなオンボロ車から庭や外装を眺めては私だったらああするこうすると、その時は老いた母親がハンドルを握っていた。雨上がりでタイヤを取られ整えられた芝の庭に踏み込んだ轍が日常を壊す。母は具合が悪いと説明し、トイレを借りるが部屋を見てしまった母は衝撃を受け、勝手にうろつき調度品にさわり、壺を手にして逃げた。が、追ってきた住人がドアの前に。その壺は形見なので返して欲しいと。冒頭の短編から衝撃を受けた。心の領域に踏み込まれた。

  • ヘラジカ さん

    南米文学であり薄い短篇集ということで久々の読書に最適かと思い手に取ったが、そこまで舌触りの良い作品ばかりではなく、自分の感性が少し本を読まないうちに鈍ったかと思ってしまった。簡単に狂気と言って良いものか悩むような不穏な物語たち。ざわざわとするような感覚が何かを訴えかけてくるように思うが、それが具体的になんだかは分からず。翻訳者のあとがきを読んでも靄が晴れることはなかった。ピンと来たのは「不運な男」の一篇だけかもしれない。ブッカー国際賞の最終候補にもなったという長篇は是非翻訳出版してもらいたいところ。

  • ゆーかり さん

    アルゼンチンの作家の短編集。そんなんじゃない/ぼくの両親とぼくの子どもたち/いつもこの家で起こる/空洞の呼吸/四〇平方センチメートル/不運な男/出る。裕福な他人の家の中を荒らし回り大切なものまで盗んでいく母。元嫁の家の庭で全裸ではしゃぐ老夫婦。いつも人の庭に洋服をばらまいて取りに来る隣人。共感出来ないというか理解しにくい話が多かったが「不運な男」は面白かった。

  • しゅん さん

    78年生まれ、アルゼンチン女性小説家の短編集。不吉な空気や乾いた質感など、同国のコルタサルを思わせる部分もあるけど、現実と幻想の区別のつかない感じはむしろエヴンソンやカレン・ラッセルや多和田葉子を想起させるものがあり、地域を越えた時代性を感じたりもする。「不安な男」の、最も近しいはずの家族が最も遠く、まったくの赤の他人に一番の親近感を覚えてしまう子供の矛盾に満ちた(にもかかわらずとても自然に思える)反応と、それ故の陰惨な結末にグッとくるものがある。

  • ハルマッチ・ハセ さん

    前作(口の中の小鳥たち)は真面目で硬い文章で、彼女の持ち味であろう奇妙さを存分には味わえなかったが、吹っ切れたのか腕が上がったのか、今回は非常に読みやすく、解りやすい。人間同士が接していて突如相手の中に狂気を見つけ、恐怖に凍りつく、といった状況。他の南米作家に比べると、独特のユーモアさシニカルさが、湿気伴う重苦しい空気の存在感を独自の居場所にしている。読み終わるとカステラの底についてる薄紙みたいにピッタリ哀しみが貼り付いている。しんどい→追い詰められ→狂気→哀しみ。

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サマンタ・シュウェブリン

1978年アルゼンチン・ブエノスアイレス生まれ。大学で芸術論を学びながら文学活動を始める。2002年、短篇集『騒ぎの核心』でデビュー。09年には短篇集『口のなかの小鳥たち』を刊行。10年、文芸誌「グランタ」で35歳以下の最も有望なスペイン語作家22人に選ばれる

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