コーマック マッカーシー

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ザ・ロード

コーマック マッカーシー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784152089267
ISBN 10 : 4152089261
フォーマット
出版社
発行年月
2008年06月
日本
追加情報
:
20cm,270p

内容詳細

父と子は「世界の終わり」を旅する。人類最後の火をかかげ、絶望の道をひたすら南へ…。アメリカの巨匠が世界の最後を幻視する。ピュリッツァー賞に輝く全米ベストセラーの衝撃作。

【著者紹介】
コーマック マッカーシー : 小説家。1933年、ロードアイランド州生まれ。トマス・ピンチョン、ドン・デリーロ、フィリップ・ロスと並び称される現代アメリカを代表する巨匠。大学を中退すると、1953年に空軍に入隊し四年間の従軍を経験。その後作家に転じ着々と評価を高め、“国境三部作”の第一作となる第六長篇『すべての美しい馬』(1992)(ハヤカワepi文庫)で全米図書賞、全米批評家協会賞をダブル受賞した。第九長篇『血と暴力の国』(2005)は、2007年度アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した映画『ノーカントリー』の原作として話題になった。ピュリッツァー賞を受賞した2006年発表の『ザ・ロード』発売後ただちに英米の有力各紙誌で激賞された

黒原敏行 : 1957年生、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • NAO さん

    再読。原爆投下の日に生まれた少年。厳しい状況で生まれ、自分自身も飢えに苦しみやせ細っているというのに、少年は、父が出会った人に優しくないと言い、相手を撃ったと言い、食料を分けてやらなかったといって父と口をきかなくなる。少年は父にとって希望であり、命であり、良心・人間性の守護神でもある。そして、少年は、父が少年のために守り抜いたものを引き継いで旅を続けるのだろう。荒涼とした終末世界にいながら、二人の心のありようの優しさ、美しさに胸が苦しくなる。読んでいると耳の奥で、静かな音楽が聴こえてくるようだ。

  • miyu さん

    火を運ぶという表現が度々出てくる。私は大好きなタルコフスキーの「ノスタルジア」を思い出す。蝋燭に火を灯し広場の温泉を渡りきることが出来たら、世界は救済されるという。それは荒廃し消えゆく寸前の暗闇の中、次世代に是が非でも渡さねばならない大切な何か。けれど父親は、親たちはそんなことを考えているわけではない。何とかして我が子だけでも前に少しでも前に進んでほしいと思うのだ。自分が去った後も、去ったからこそ。乾いた文体に句読点はなく、短いセンテンスが淡々と連なる。悲惨の筈の物語がどこか神話のようだ。とてもよかった。

  • Y2K☮ さん

    著者初読み。衝撃的な邂逅になると分かってたが期待以上。この旅路は欧米人よりもある種の日本人の心にこそ響く。「子連れ狼」「北斗の拳」「キャシャーンSins」・・・世界がもはや回復不能な転落を突き進んでいるとしても、我々の命は死ぬまで終わらない。人は簡単に死ぬ? そうかもしれない。でも死ぬまでは確かに生きている。しかも単なる生命体としてではなく「人間として」生きられる。少年の優しさに何度も苛立つ父。でもその余りに場違いな人間性が缶詰や水と同じかそれ以上に彼らを絶望の淵から遠ざけていたのだ。きっと何度でも読む。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    一組の父子が世紀末の荒涼としてしまった米国をただ、ひたすらに歩く話。無法者たちが他の人間を奴隷にしている場面を目撃したり、手足を切り落とした上に監禁されていた人を置いて逃げるしかなかったという凄惨な場面もあるのに読んでいる時は淡々と事実を受け入れるしかなかったというような気分になるのが遣る瀬無い。そして父親がかつての実家に立ち寄り、喪われてしまった過去に想いを馳せる場面と缶詰を盗んだことを謝る浮浪者に対し、持ち物全てを身ぐるみ剥ぎ取った場面の落差に人間性を持って生きることの非情さへの拒絶と許容に混乱する。

  • *maru* さん

    著者初読み。「夜は闇より暗く、昼は日一日と灰色を濃くしていく…」荒れ果てた大地をひたすら南へ旅する父と子の物語。核戦争なのか異常気象のためか…。生命の気配のない灰に包まれた街。乾いて革状になった死体。飢えと寒さ。幻影。このような極限状態に陥った時、この父のように、前を向き、常に行動し、子供の手を力強い引くことができるだろうか。このような極限状態に陥った時、この子のように、清らかな心を失わず、父の手を信じ、歩き続けることができるだろうか。灰色に染まる終末世界は、圧倒的な絶望と静かな感動に満ちていた。

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コーマック マッカーシー

1933年、ロードアイランド州生まれ。大学を中退すると、1953年に空軍に入隊し四年間の従軍を経験。その後作家に転じ、“国境三部作”の第一作となる第六長篇『すべての美しい馬』(1992)で全米図書賞、全米批評家協会賞をダブル受賞した。第十長篇である『ザ・ロード』(2006)(以上、すべて早川書房刊)

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