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アルファ・ラルファ大通り 人類補完機構全短篇 2 ハヤカワ文庫sf

Cordwainer Smith

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784150120740
ISBN 10 : 4150120749
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

古代の言語・文化・災厄が復活した地球を舞台に、遥か雲へとつづく廃道“アルファ・ラルファ大通り”を歩く恋人たちを描いた静謐なる表題作、下級民の革命を率いた犬娘ド・ジョーンの哀しくも美しい物語「クラウン・タウンの死婦人」、下級民の猫娘ク・メルの悲恋を描く「帰らぬク・メルのバラッド」ほか、“人類補完機構”未来史中、最大のイベントである“人間の再発見”期の珠玉の7中短篇を収録する短篇全集・第二弾。

【著者紹介】
コードウェイナー・スミス : 1913年アメリカ生まれ、1966年没。本名ポール・マイロン・アンソニー・ラインバーガー博士。著名な政治学者で(ジョンズ・ホプキンス大学教授。中国を中心とする極東の政治が専門)、軍人(陸軍情報部大佐)。少年時代を中国で過ごし、かの孫文につけられた中国名は林白楽。第二次大戦と戦後の米国の対日政策でも重要な役割を果たし、ケネディ大統領の顧問も務めた。1950年、ファンタジイ・ブック誌に「スキャナーに生きがいはない」を発表し、SF界にデビュー

伊藤展安 : 1942年生、英米文学翻訳家

浅倉久志 : 1930年生、2010年没、1950年大阪外国語大学卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • absinthe

    西暦1万年より後、未来史の人間の再発見の時代を描く。共感しやすい人物がいて、前巻より入りやすい。『ショイヨル…』臓器取り出し牧場みたいな発想が、この時代に先取りされていた。筒井康隆が書きそうなグロ話。それともラヴクラフトか?必須萌えアイテム”猫耳”の遊び女の純愛『帰らぬク・メルのバラッド』の話も良かった。シリーズで一番好きかも。表題作『アルファ・ラルファ大通り』もどこか幻想的で、読みながら井上直久の画集が頭をよぎった。随分と好き嫌いわかれそうな作品だが。absintheは満足。

  • miyu

    読み始めは少々落ち着かず、時に寝落ちさえしてしまうという失礼なSF初心者っぷりを遺憾なく発揮していた私だが(忙しくて寝不足だったのだと言い訳する)終わりに近づくに連れて眠気は吹っ飛んだ。ラスト3作「アルファ・ラルファ大通り」「帰らぬク・メルのバラッド」「ショイヨルという名の星」の圧倒的な誘いかけに夢中になる。特に「帰らぬ〜」には先に読んだ作品集「スキャナーに生きがいはない」に通じる切ないながらもどうしても棄てきれない感情を覚えた。そして「ショイヨル〜」、なんて怖ろしい話だ。ぞわぞわしたまま終わるなんてさ。

  • kokada_jnet

    「帰らぬク・メルのバラッド」が『三国志演義』を元にしているというのは。ク・メルのキャラクターが、「董卓を殺す女」貂蝉をモデルにしているということなのかな。解説の大野万紀氏は「三国志がこの話の背景にあるということだ」と書かれているけれど。三国志ではなく、(おそらく)三国志演義ですからね。なお、貂蝉は『三国志演義』オリジナルのキャラクターであり、史実の『三国志』には登場しない。

  • Small World

    コードウェイナー・スミスの人類補完機構短編シリーズAを読了です。まだ、Bが未発売なのに手を出してしまいました。w 今回は7編でしたが、どれも魅力的な話で、やっぱりこのシリーズは面白いなって思いました。中でも「老いた大地の底で」なんかは、展開も含めて、なんじゃこれ〜みたいな感じで、勢いだけでも読んでしまうすごい話でした。ww 短編集Bの発売までに間がありそうなので、その間に長編の方を読んでおこうと思います。

  • 波璃子

    <人類補完機構>短編集第2巻。第1巻に引き続き濃密な、凄まじい世界だった。どこからこんな発想が湧いてくるのかと畏敬の念すら覚える。作者は実は未来人だったのかもしれない。どの短編も甲乙つけがたいのでどれが良かったとかは言えない。第3巻も楽しみ。

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