Books

黄金時代

ケネス・グレアム

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784877374167
ISBN 10 : 4877374167
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

本書は、一八九五年に出版されたケネス・グレアムの短編集『黄金時代』The Golden Ageの全訳に、作品の解題、訳註、年譜を加えて構成されています。

【著者紹介】
三宅興子 : 梅花女子大学名誉教授

松下宏子 : 梅花女子大学大学院で博士学位を取得。関西大学他英語・児童文学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • シュシュ

    面白かった!著者の子どもの頃をもとにして書かれたらしい。大人はみんなオリンピアン。大人に対する批判が笑わせるし、自分の子どもの頃のことを思い出した。騒々しく滑稽で真面目で自由で、ささいなことで落ち込んでしまう子どもの日常。「たのしい川辺」を思わせる楽しさ、「あかつきのパン笛」を思わせる美しさがあった。まさにケネス・グレアムだと感じた。『ぼくたちは、傍目には哀れにすら見えるような喜びと熱意をこめて、ひとつのばかばかしい楽しみから、また別の風変わりな楽しみへと移っていくのです』

  • ワッピー

    「楽しい川辺」グレアムの子供時代にしか存在しない黄金の時間。百年前のバークシャー州クッカム・ディーンの祖母の家での体験が生き生きと描かれていて、読み進めるのがもったいないほどでした。時折大人が顔を出すこともありますが、ワッピーの中では、ダレル「虫とけものと家族たち」に匹敵する高評価です。ただ、訳注量が多く「宿題をちゃんとやったぜ」感が強い。時代背景についていろいろ知れたのは確かですが、ここまでしなくては今の読者はついてこないのだろうか?グレアムの墓碑銘は従兄の「ゼンダ城〜」ホープが書いたとは。時代やのぅ〜

  • ぱせり

    子どもの世界の掟と大人の世界の掟との間には、オリュンポス山ほどの隔たりがある。大人の側から見れば、仰天するような悪事の数々にしかみえないのだけれど、下界(!)では素晴らしい叙事詩が日々進行しているし、涙を振り飛ばして笑い転げるような喜劇も起こり、抒情的な美しさが満ち満ちている。

  • じょうこ

    『たのしい川べ』作者による大人向けの本。めちゃ面白くかつ勉強になる。特に男子=少年の心中を知ることができた。妹の人形遊びを影で眺めながら、とんでもない妄想を続ける『おがくずと罪』、真夜中に5人兄妹で「カエルの行進」(うつぶせになった人の手足を4人で持って運ぶ)をする『青い部屋』、不当な扱いを受けたときに一人で歩くとっておきの道『ローマへの道』他計17編。児童文学やアニメになりそうな芯がつまってる。私はサザエさんのカツオの話しっぷりを思い出したけど…。テーマは「VS大人」だね。子ども扱いをしない大人も登場。

  • ひるお

    『たのしい川べ』の作者、ケネス・グレアムが、自身の幼少期をモデルに綴った自伝のような短編集。親元を離れ、親類の家で暮らすきょうだいたちの日常を描いた、児童文学のような内容とはいえ、大人の視点から子供時代を振り返る内容で、神話などの教養を踏まえた記述も多い。『不思議の国のアリス』『ナルニア国物語』などとの近さも感じられ、当時の子供たちを取り巻く環境や文化を知るにも好適。とはいえ、凄まじいミソジニーには面食らった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items