ディアスポラ ハヤカワ文庫SF

グレッグ イーガン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150115319
ISBN 10 : 4150115311
フォーマット
出版社
発行年月
2005年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,520p

内容詳細

30世紀、人類のほとんどは肉体を捨て、人格や記憶をソフトウェア化して、ポリスと呼ばれるコンピュータ内の仮想現実都市で暮らしていた。ごく少数の人間だけが、ソフトウェア化を拒み、肉体人として地球上で暮らしている。“コニシ”ポリスでソフトウェアから生まれた孤児ヤチマの驚くべき冒険譚をはじめ、人類を襲う未曾有の危機や、人類がくわだてる壮大な宇宙進出計画“ディアスポラ”などを描いた、究極のハードSF。

【著者紹介】
山岸真 : 1962年生、埼玉大学教養学部卒、英米文学翻訳家・研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • GaGa さん

    今まで読んだイーガン作品では最高傑作だと思う。違うと言われるかもしれないが筒井康隆「幻想の未来」を21世紀バージョンで描いたらこのような作品になるのではないかと思う。特に第四部以降の物語の加速度は素晴らしく、SFと言う文学の可能性を延々と追い詰めていく。素晴らしい。

  • 読書ニスタ さん

    昨今、AIやビックデータ、ドローンや自動運転という新技術が生まれようとしており、私たちの生活がどう変わっていくのか、議論されることが多い。本書では肉体を離れ、高速処理による稼働時間の増加とクローンによる多数の場所に複数存在しうる自分という存在に踏み込んだ惑星間移動するSF作品である。科学技術や宇宙物理学の記述は無視して読み進めた。エネルギーも物質も無限に存在しうる世界で永遠の命が担保されるなら、生きる目的は、宇宙の根源への探索となるだろうか。他人を服従させたいと思う、エゴだけが残りそうで怖い。

  • ゲンショウ さん

    拝読。民族的離散と苦難の放浪を意味する題名。最早、生物ですら無い主人公。その誕生は、人工的に管理された環境で、偶然性を模索する…ひどく、矛盾を孕んだ事象。いじましく、儚き命の有り様を感じる。真理鉱山で、数学的真理を発掘するその者は、思索の神、無面目を連想させる。人の…否、知的生命の叡智を凌駕する自然の複雑性、無限性に人々は倦み疲れ、やがて立ち止まる。そんな中、その者だけは探す事を止めない。この欲望は、度し難き事…が、御し難き事でも有る様に感じる。

  • 若布酒まちゃひこ/びんた さん

    SFのロマンがつまってる。イーガンの文章で一番技術的に難解であり、しかしなによりも詩的。人間にはとうてい理解できないもの、すべての生物がいまだ到達できない場所への果てしない冒険。

  • 拓也 ◆mOrYeBoQbw さん

    SF長篇。ハードSFによく分類されますがニューウェーブやサイバーパンク、ポストヒューマンSFの要素も多く含む、イーガンの代表作です。人類、機械人類、データ化された人類に分かれた遠未来、とある事象により通常の人類が全て死滅し、データ人類と機械人類がその謎を解くのに宇宙に拡散していく物語。SF解釈部分は大学数学や物理用語を使っているので”そういうもの”としてサクサク読み進めるのがオススメです(数学は数学科2〜3年くらいの知識)。無限に近い寿命や時間を与えられた人類〜知的生命体の行き着く先は?

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人物・団体紹介

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グレッグ イーガン

1961年、オーストラリア生まれ。数学の理学士号をもつ。1980年代末から本格的な作家活動を開始した。長篇『万物理論』と『ディアスポラ』(ハヤカワ文庫刊)で星雲賞を2年連続受賞した。また、短篇「プランク・ダイヴ」でローカス賞、「祈りの海」でヒューゴー賞・ローカス賞を受賞。世界各国のSF賞受賞の栄誉に

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