CD 輸入盤

交響曲全集(第1〜8番) 尾高忠明&BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団(5CD)

グラズノフ(1865-1936)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
BIS1663
組み枚数
:
5
レーベル
:
Bis
:
Sweden
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

尾高忠明/グラズノフ:交響曲全集(第1〜8番)

かつては熱心なロシア音楽ファン以外にはあまり聴かれなかったグラズノフの交響曲ですが、2006年11月にリリースされたスヴェトラーノフによる交響曲全集は、HMVオンラインだけでも600セットを超えるヒットとなる人気ぶりでした。
 そしてこれをきっかけに、リスナーによっては、通常のシンフォニック・レパートリーと同様の聴き較べ願望が頭をもたげて来ていたところに、スヴェトラーノフとはある意味で対照的な尾高忠明の全集がリリースされることとなったのです。
 暗めの音色で濃厚にヘヴィーに演奏されるスヴェトラーノフに対し、尾高&BBCは色彩豊かにフットワーク良く作品の性格を描き分けてゆきます。
 大雑把に言うとヤルヴィ&バンベルクの演奏がさらに洗練されたような感じで、中でも交響曲第3番のスケルツォの極彩色ぶりや、メルヘン風な夢に満ちた交響曲第6番、叙情的な美しさがきわだつ第4番などは実に魅力的な仕上がりです。16歳のときに書かれた交響曲第1番の若々しい雰囲気もこのコンビならでは。
 グラズノフの交響曲の作曲時期(1880-1909)が、マーラーの交響曲の作曲時期(1883-1910)とほぼ同じ時期であったことを思い出させてくれる近代的な演奏とも言えるでしょう。

グラズノフ:
・交響曲第1番ホ長調『スラヴ』 Op.5
・交響曲第2番嬰ヘ短調 Op.16
・交響曲第3番ニ長調 Op.33
・交響曲第4番変ホ長調 Op.48
・交響曲第5番変ロ長調 Op.55
・交響曲第6番ハ短調 Op.58
・交響曲第7番ヘ長調『田園』 Op.77
・交響曲第8番変ホ長調 Op.83
・マズルカ Op.18
・暗黒から光明へ Op.53
・バラード Op.78
 BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団
 尾高忠明(指揮)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Symphony No. 1 in E Major ('Slavyanskaya'), Op. 5: 1. Allegro
  • 02. Symphony No. 1 in E Major ('Slavyanskaya'), Op. 5: 2. Scherzo. Allegro
  • 03. Symphony No. 1 in E Major ('Slavyanskaya'), Op. 5: 3. Adagio
  • 04. Symphony No. 1 in E Major ('Slavyanskaya'), Op. 5: 4. Finale. Allegro
  • 05. Symphony No. 6 in C minor, Op. 58: 1. Adagio - Allegro Passionato
  • 06. Symphony No. 6 in C minor, Op. 58: 2. Tema Con Variazioni
  • 07. Symphony No. 6 in C minor, Op. 58: 3. Intermezzo. Allegretto
  • 08. Symphony No. 6 in C minor, Op. 58: 4. Finale. Andante Maestoso - Moderato Maestoso

ディスク   2

  • 01. Symphony No. 2 in F Sharp minor, Op. 16: 1. Andante Maestoso - Allegro
  • 02. Symphony No. 2 in F Sharp minor, Op. 16: 2. Andante
  • 03. Symphony No. 2 in F Sharp minor, Op. 16: 3. Allegro Vivace
  • 04. Symphony No. 2 in F Sharp minor, Op. 16: 4. (Index 1) Intrada / (Index 2) Finale. Allegro
  • 05. Mazurka for Orchestra in G Major, Op. 18
  • 06. From Darkness to Light, Fantasy for Orchestra in B minor/C Major, Op. 53

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総合評価

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明朗・快活・優美で歌謡曲的に乗りの良い旋...

投稿日:2008/02/11 (月)

明朗・快活・優美で歌謡曲的に乗りの良い旋律と華麗な管弦楽法が身上の現代版喜遊曲。書法の充実した後期作品にもこれという深みはないが、ボロディンやR=コルサコフに見られる形式負け的破綻感も薄く、リラックスして大管弦楽の魅力を楽しめる。尾高の指揮はロシアの大地的熱血には深入りせず、随所にある美しい瞬間を的確に捉え客観性が高い。オケは地味な音色ながら反応が良く、録音も響きが豊かで生演奏のように美しい。全てが真面目過ぎる気がしないではないが、まずは最高の全集ではないか。

kurokage さん | 千葉 | 不明

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Excellent set and by far the best comple...

投稿日:2008/01/18 (金)

Excellent set and by far the best complete set. Polyansky is very good as well, but didn’t record the Seventh. This is the set to go for!

Proboscis さん | Malaysia | 不明

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尾高忠明によるグラズノフ交響曲全集。グラ...

投稿日:2007/10/05 (金)

尾高忠明によるグラズノフ交響曲全集。グラズノフの交響曲全集というとスヴェトラーノフのものが有名ですが、尾高忠明氏の演奏は爽やかで抒情的なアプローチ。第1番の第1楽章のみ、すこし変な感じがしましたが、それ以外の演奏はなかなかすばらしく、録音のほうもかなり美音といえます。第2番、第4番、第5番あたりはかなりすばらしいものだと思います。

たーこ さん | 京都府 | 不明

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