ﾌｨﾘｯﾌﾟ･ｸﾞﾗｽが手掛けたﾎﾗｰ映画｢ｷｬﾝﾃﾞｨﾏﾝ｣及び｢ｷｬﾝﾃﾞｨﾏﾝ2｣のｽｺｱを収録したｻﾝﾄﾗ盤｡一つのﾃｰﾏ曲で全体の音楽を押し通すやり方はﾐﾆﾏﾙ･ﾐｭｰｼﾞｯｸの技法を最大に活用できるﾎﾗｰ映画という舞台で見事な効果をあげた｡

アクト１という曲が幻想的でいい感じ

”Mishima”は、なんとフランシス・フォード・コッポラとジョージ・ルーカスのゴールデンコンビの手で製作された、ポール・シュレーダー監督作品。キャストも三島由紀夫役を緒方拳が名演。三島の自衛隊市谷駐屯地での割腹自殺に至るまでを時系列に描く作品に合わせ、役作りも見事。おそらく彼の作品の中で最高の演技である。脇を固めるのは、沢田研二、板東八十助など超豪華キャストの面々。カンヌ映画祭では３部門を受賞している。しかし、日本では未公開。何とも合点のいかぬ出来事。三島が憂いていた日本の姿も怖いが、これほどの作品を公開しな

曲目 １．ＯＰＥＮＩＮＧ ２．ＦＬＯＥ ３．ＩＳＬＡＮＤ ４．ＲＵＢＲＩＣ ５．ＦＡＣＡＤＥＳ ６．ＣＬＯＳＩＮＧ ミニマルミュージックです。 メロディーが良いので聞きやすかった。ミニマルミュージックの入門向けといった感じではないでしょうか。

「四季」の現代アレンジ版という感じで、こりゃ〜イージー・リスニングのコーナーに入れてもいいんじゃないですか。演奏はとっても誠実。買って損なしでした。