グウェン・エイデルマン

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夜を抱いて

グウェン・エイデルマン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784163220307
ISBN 10 : 4163220305
フォーマット
出版社
発行年月
2003年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
雨沢泰 ,  
追加情報
:
20cm,184p

内容詳細

ユダヤ人少年としての過去、自分を通り過ぎていった数々の女性たち…。30も年上の男がベッドで語った「戦争の話」を通して、女は人生と愛について知る。よるべなきふたりが紡ぐ大人のための官能小説。

【著者紹介】
グウェン・エイデルマン : パリ在住のアメリカ人。編集業を経て、現在は版権エージェントをしている。『夜を抱いて』でデビュー

雨沢泰 : 1953年生まれ。早稲田大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • どんぐり さん

    短い文章が断章的に連なった作品。ウィーン生まれの著名なユダヤ人作家のジョセフに激しく魅せられた日々を、ジョセフの葬儀に向かうアムステルダム行きの列車の中でキティは回想する。彼らが最後に会ったのは、今から10年前、このときジョセフ60歳、キティ32歳。ユダヤ人として迫害を受け、逃げ延び、生き延びてきたジョセフ。「ユダヤ人は無一物でも、たとえ靴一足、ハンカチ一枚持たなくても、話だけは持ち歩いている」というジョセフから繰り出される話がおもしろい。

  • くさてる さん

    冷えきった空気の中、女は列車に乗っている。かつて愛した男の葬儀に急ぐために。年上の男と若い女性の刹那的で苦しい関係と男の頭を埋め尽くしたユダヤ人として迫害を受けてきた戦争の記憶が重なって連なっていくさまを、夢中になって読んだ。相手の欠陥やみっともなさに気づく聡明さを持ちながらも、絶対的な孤独を抱えた相手を無茶に求めてしまう逃れられない愛の記憶は、きっと最後まで癒されることはない。哀しいけれど、せつない物語だった。

  • 夢仙人 さん

    ジョゼフとキテイ。60歳と38歳。ユダヤ人としてのジョゼフの戦中戦後。深い悲しみを感じる。日本の作家にはない文体である。最初は抵抗があったが、徐々に快感を感じることとなる。素晴らしい。「きみはわたしの心に刺青されているよ。」素晴らしい表現である。

  • どんぐり さん

    短い文章が断章的に連なった作品。ウィーン生まれの著名なユダヤ人作家のジョセフに激しく魅せられた日々を、ジョセフの葬儀に向かうアムステルダム行きの列車の中でキティは回想する。彼らが最後に会ったのは、今から10年前、このときジョセフ60歳、キティ32歳。ユダヤ人として迫害を受け、逃げ延び、生き延びてきたジョセフ。「ユダヤ人は無一物でも、たとえ靴一足、ハンカチ一枚持たなくても、話だけは持ち歩いている」というジョセフから繰り出される話がおもしろい。

  • uni さん

    原題は「WAR STORY」戦争の話というらしい。本のタイトルだけで大分印象は変わってくるものですよね。読み手によってこの本のテーマは変わるのではないでしょうか。ユダヤ迫害、戦争、過酷な時代を生きた男ジョゼフと、戦争を知らない女キティの28歳も年が離れた関係。私にはキティの再出発の話に思えました。

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