クレイトン・m・クリステンセン

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ジョブ理論 イノベーションを予測可能にする消費のメカニズム

クレイトン・m・クリステンセン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784596551221
ISBN 10 : 4596551227
フォーマット
発行年月
2017年08月
日本
追加情報
:
392p;20

内容詳細

イノベーションの成否を分けるのは、顧客データや(この層はあの層と類似性が高い。顧客の68%が商品Bより商品Aを好むetc.)、市場分析、スプレッドシートに表れる数字ではない。鍵は“顧客の片づけたいジョブ(用事・仕事)”にある。世界で最も影響力のある経営学者が、人がモノを買う行為そのもののメカニズムを解き明かす、予測可能で優れたイノベーションの創り方。

目次 : この本を「雇用」する理由/ 第1部 ジョブ理論の概要(ミルクシェイクのジレンマ/ プロダクトではなく、プログレス/ 埋もれているジョブ)/ 第2部 ジョブ理論の奥行きと可能性(ジョブ・ハンティング/ 顧客が言わないことを聞き取る/ レジュメを書く)/ 第3部 「片づけるべきジョブ」の組織(ジョブ中心の統合/ ジョブから目を離さない/ ジョブを中心とした組織/ ジョブ理論のこれから)

【著者紹介】
クレイトン・M.クリステンセン : ハーバード・ビジネス・スクールのキム・B・クラーク記念講座教授。9冊の書籍を執筆し、ハーバード・ビジネス・レビュー誌の年間最優秀記事に贈られるマッキンゼー賞を5回受賞。イノベーションに特化した経営コンサルタント会社イノサイトを含む、4つの会社の共同創業者でもある。「最も影響力のある経営思想家トップ50」(Thinkers50、隔年選出)の2011年と2013年の1位に選出

タディ・ホール : ケンブリッジ・グループのプリンシパルで、ニールセン社のブレークスルー・イノベーション・プロジェクトのリーダーを務める

カレン・ディロン : ハーバード・ビジネス・レビュー誌の元編集者。コーネル大学・ノースウエスタン大学メディル・ジャーナリズム学院卒業。2011年、アショカ財団によって世界で最も影響力のある女性のひとりに選出される

デイビッド・S.ダンカン : イノサイト社のシニア・パートナー。イノベーション戦略および成長に関する先進の研究者兼アドバイザー。デューク大学卒、ハーバード大学で物理学の博士号取得

依田光江 : お茶の水女子大学卒。外資系IT企業勤務を経て翻訳の道へ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ひろき@巨人の肩 さん

    クリステンセン教授が示すイノベーションのジレンマに対する答え。それが因果関係のマーケティング、ジョブ理論。「顧客はどんなジョブを片付けたくて、そのプロダクトを雇用するのか、その裏で何が解雇されるのか」という問いにより、消費者の購買行動を深く考察することが破壊的イノベーションを創出する方法。従来のセグメンテーションは相関を探るプロダクト志向のマーケティング。スタート・アップは起業家が顧客であり、CEOのためジョブ理論を実践しやすいが、組織拡大とプロダクト志向への移行が企業をイノベーションのジレンマに導く。

  • 飯田健雄 さん

    良書である。購買者に「雇用される」と表現が卓越している。ドラッカー、マイケル・ポーター、BCGのマトリックス・ポートフォリオ、この4冊で、経営戦略の組み立てはできると思う。起業家には、マーケットへの参入のヒント、一方、大企業にも、既存市場の再構築を考える上で、参考になる。図書館で借りた本だが、これからも熟読する予定なので、購入した。原著も読んでみたいと思う。ただし、原著タイトルが、Competing against Luckのため、「ジョブ理論」のタイトルは良くない。潜在的顧客層を取り逃がしていると思う。

  • 読書ニスタ さん

    クリステンセン追悼。ジレンマは衝撃を受けた。本書はイノベーションとは何かに注目し、なぜ顧客はその商品を購入=雇用したのかを考察した一冊。顧客は問題解決=ジョブのために商品を買うが、売る方は沢山売ることに注目するため、顧客のジョブを見失う。反面、十分な解決策でないため商品を買わない、「無消費客」は無数におり、そこにリーチするためには、幾つかのハードルを超えねばならない。顧客は新たに商品を購入する際、何かを解雇する。肌が痒い時のジョブは、加湿器かクリームか食生活、緊張緩和かもしれず、商品がライバルですらない。

  • Kentaro さん

    ダイジェスト版からの感想 顧客はプロダクトやサービスを購入するのではなく、進歩するために、それらを生活に引きこむというものだ。重要なのは、顧客がなぜその選択をしたのかを理解することにある。 イノベーションを探索する旅のなかで、次の4つの原則のどれか、または複数の組み合わせを追求するのが典型だ。「プロダクトの属性」「顧客の特性」「トレンド」「競争反応」。だが、これらを追求するだけでは不充分であり、顧客の行動を予測することはできない。 ジョブから得る知見は数字ではなくストーリーだ。重点を置くのは、なぜである。

  • 速読おやじ さん

    久々のクリステンセン、知的好奇心を擽られる。どんなジョブ(用事、仕事)を片付けたくて、そのプロダクトを雇用するのか?という質問だ。何だそんな簡単な事かと思うのだが、ミルクシェイクやマットレス等の実話を読むと、これは意外と脳に汗かかないといけないと感じた。ジョブは形容詞や副詞ではなく、動詞と名詞で表現されるものだと。便利な、はジョブではないのだ。またジョブには適切な抽象度が必要だともいう。ニーズや嗜好はジョブではないのだ。そして、ジョブを発見するには抽象度のレベルも上げないといけない。まずは実践!

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