ありきたりではない「上質なジャズ」。楽曲の構成とアレンジが絶妙で、何回聴いても新鮮で魅力的です。クリヤのオリジナルはラテンナンバーの「Peninsula」、ゴスペルタッチの「大きな古時計」など、クリヤらしさがつまっていてひきこまれる。ドラムとベースも秀逸で、日本にもこのようなトリオがあったのかと思うと嬉しくなる。早く次の作品を出して欲しい。

ジャズが最も高度だった時代の本格ピアノジャズの雰囲気と、ポップで親しみやすい雰囲気が同居する佳作。パッと聴き普通の良質ジャズにも思えるけど、何となく新しい、他と違うような雰囲気も持っている。取り上げている楽曲はスタンダードが多い中、オリジナル曲が個性的で魅力的。アルバム全体の多彩さを際だてている。独特の華やかさを持つクリヤのピアノの魅力もたっぷり。名人芸的ドラムもさることながら、美意識に満ちた素晴らしいベースにうっとり。そして全体を通して聴いた後、音色の良さと漂う品格にホッと心が落ち着く作品。

裸のクリヤ・マコト。彼のピアノ自体は「Latin Touch」や「Style」と何も変わっていないと思う。というかむしろ研ぎ澄まされた感じ。

クリヤさんらしくない。とてもふつう。『Style』などのほうが、クリヤさん的な色が出ていたし、面白く聞けた。今回の作品は面白みがほとんどないようにおもう。

どの曲も美しくて、かっこいい。そして新しい！一人でじっくり聴くも良し、彼氏とドライブ中に聴くも良し。本当に、しょっちゅう聴きたくなります。 Voyagerは、クリヤさんの平和を願った、とても意味深い作品だそうですが、聴いていると胸が熱くなってくるのです。是非、沢山の人々にこの感動を伝えたい。

クリヤさんの世界を、とても身近に感じることができます。冬のヨーロッパのひんやりとした空気が、クリヤさんの洗練されたピアノと融合して、音楽って限りなく知的で、奥深いものなのだ・・・と改めて感動を覚えます。

何もかもが洗練されている･･･というのが最初の印象。 そして聞けば聞くほど一音一音の美しさに圧倒されました。 とにかくステキです。

まるでライブ盤。 ここまでの臨場感を可能にしたのは、カリスマ調律師・大里氏の腕もさることながら、楽器のポテンシャルを最大限、容赦なく、引き出そうとするクリヤ氏の気迫。 「ピアノ」はやはり「ピアノフォルテ」だった。いつもよりボリュームを少し上げて聴きたくなる、珠玉のピアノソロだ。

いつ聴いても心に染み入る”The Voyager”。名曲です。ライブでもひとしお感動的。それから、やっぱりクリヤさんのライブでおなじみの”Don Segundo”もカッコイイ！

これまでのクリヤさんと、ちょっとイメージが変わりましたね。ヨーロピアンなロマンティック路線、ステキです。かといって甘くなりすぎず、ハードな部分もちゃんとキープして、聴き応えあります。