クリストファー エッジ

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次元を超えた探しもの アルビーのバナナ量子論

クリストファー エッジ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784774326955
ISBN 10 : 477432695X
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2017
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

この地球にそっくりだが、細かい点が異なっている世界“パラレルワールド”が無限にあるという。いくつかのパラレルワールドに行き、アルビー少年が見つけたものは―。自分とそっくり、でも性格がよくなさそうな悪アルビー、自分とそっくりなのに、女の子のアルバ、いっしょにいて楽しい理想の父さん、第二の月、太陽系の九つめの惑星…。でも、アルビーがほんとうに探しもとめていたものは、それじゃないんだ。

【著者紹介】
クリストファー エッジ : イギリスのマンチェスターで生まれ育つ。歴史ミステリーを描いた“Penny Dreadful”シリーズのほか、物語の書き方を指南する“How To Write Your Best Story Ever!”、スリラーものやアクションものなど作品は多岐にわたる。『次元を超えた探しもの―アルビーのバナナ量子論』は2017年カーネギー賞にノミネートされたほか、イギリス現地での賞に選ばれている

横山和江 : 埼玉県生まれ。児童書の翻訳のほか、読み聞かせ活動などをおこなっている。「やまねこ翻訳クラブ」会員

ウチダヒロコ : 奈良女子大学理学部で生物学の基礎を身につけ、神戸大学臨海実験所で研究支援(テーマは藻類の光合成色素)に従事。多種多様な海の生き物と接する中で、サイエンスイラストに目覚める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • へくとぱすかる

    暗黒物質にヒッグス粒子。セレスが惑星? 母を亡くした悲しみの中、「シュレーディンガーの猫」を実験する少年アルビー。意表をつきすぎる! 21世紀だからこそ読める児童文学。人がパラレルワールドに興味を持つのは、暗黙のうちに、より良い世界を期待しているからだろう。だが現実(?)は甘くない。バナナと量子論を使って、母のいる世界に行こうとするのに、ことごとく裏目に出る。しかしその旅程こそが、悲しみを乗り越える力になっていく。予定調和的に終わらないのが現代文学たるところ。最新の物理学がこんなに楽しい物語になるとは!

  • かもめ通信

    亡き母を捜し求めてパラレルワールドを旅する少年アルビーの物語。やまねこ翻訳クラブの横山和江さんが翻訳を手がけられたSF冒険ファンタジーは、「できないとあきらめずに、まずは挑戦してみよう」という好奇心とやる気を後押しする良質の児童文学であると同時に、“喪失”の物語でもあり“発見”の物語でもある多重構造の味わい深い物語だった。

  • ぱせり

    科学の扉を開き損ねたまま大人になってしまった私は、「物語の初っ端で、早くも挫折?」と焦っていたが、要はパラレル・ワールドだ! 理屈はあとからついてくる(かもしれない) パラレルワールドとの接触によって母親の死を受容していく少年の姿を見ながら、思う。私には苦手というイメージしかなかった科学の世界は、きっと私が考えているより遥かに美しい世界なのだろう。

  • ひとみ

    世界的な科学者だったママを二週間前にガンでなくしたアルビー。ママと同じ科学者のパパもおじいちゃんもアルビー自身もその事実を受け入れられない。しかしアルビーは図書室で読んだ本で量子物理学のことを知り、ママが生きてるパラレルワールドを目指して旅に出るのだった。ナントカの猫の話を使ったSFファンタジー。小学生が次元を超える装置をDIYする所がユニークな小説。こういう筋では全部夢ってことになりそうだな…という予測を裏切ってくれたことに安堵する。子をもつ大人が読むと終盤の展開に涙腺緩んでしまいますね…。

  • しろのあ

    「死んだお母さんに会いたいなら、量子力学を使うといい」というお父さんの言葉に、少年アルビーはなんとバナナの放射線を使って、平行世界を行き来する装置を作ります。いろいろな可能性の世界を旅して成長しゆくアルビー。ラストは…ちょっと涙腺が緩みました。大切な人の死をどう受け止めるかという死生観の問題も含まれています。翻訳だけれど読みややすくて、深みもある教養エンタメです。小学校高学年〜中学生くらいにおすすめです。

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