キャサリン ブラックリッジ

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ヴァギナ 女性器の文化史

キャサリン ブラックリッジ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309204536
ISBN 10 : 4309204538
フォーマット
出版社
発行年月
2005年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,442p
20cm,442p

商品説明

ヴァギナ。女性器。私たち人間が皆すべて、産まれ出た場所。その神秘の場所・ヴァギナについて、歴史的・生物学的・医学的に様々なアプローチにより解き明かした決定版! 図版多数収録。

【主な内容】
序論 
1 世界の起源――ヴァギナの民族文化史
ギリシャ人はアナ・スロマイと名づけた/スカートをまくりあげる神話 / アフリカでのディスプレイとダンス / 触媒作用を持つヴァギナ / アナ・スロマイから「ご開帳」へ / アナ・スロマイ美術 / バウボの美女 / シーラ=ナ=ギグ / 魔を祓い、生殖力を与える / ヴィーナス像の陰部 / たくさんの女陰 / ヴァギナ崇拝 / 石に刻まれた女性器 / 神々しいヴァギナ / 創造的な三角形 / 復活させるヴァギナ / 神聖から神聖冒涜へ / 美術と建築に存在するヴァギナ / ヴァギナの覚醒

2 性に関する言葉の歴史――ヴァギナの言語学
鞘が剣を収めるように / ヴァギナの定義 / 子宮はいかにして角を手に入れたか / 雄ウシと子宮 / ヴァギナはペニスなのか / 女の子が男の子になるとき / 女性にも睾丸がある / 嚢か陰嚢か、卵巣か睾丸か / ヴァギナのルネサンス / 女性が二つのペニスを持つとき / 愛と性の言葉 / 東洋におけるヴァギナ / カントの言語学 / ヴァギナのイデオロギー

3 ヴァギナの動物学・昆虫学 
生殖器の難問 / きまぐれなヴァギナのデザイン / ヴァギナの真の機能 / ナンキンムシの新しい生殖器 / メスが交尾を支配する / 挿入すれば終わりではない / 男漁りをするメス  / 精液注入は必ずしも受精につながらない / 卵管障害コース / 精子を追いだす離れ業 / 積極的な卵子  / 女性器の巧妙な筋肉の働き / 頭のいいヴァギナ / 精子選別の仕組み / 種の保存とヴァギナ 

4 イヴの秘密――ヴァギナの解剖学史
コロンボはクリトリスを発見したか? / クリトリスの登場 / クリトリスの興亡 / 尊重か追放か / 女性生殖器切除 / 生殖の守護天使? / 女性器を尊重する社会 / 個性を持ったヴァギナ / 長い唇、短い唇 / サールトジエ・バートマンの物語 / 処女膜ヒステリー / 処女膜の役割  /  クリトリスはペニスの残存物ではない / 純粋に快楽のためのおもちゃ? / 生殖器を作る / 男性のクリトリス / 三位一体の外陰部 / クリトリスはなぜ重要なのか / クリトリスと生殖 / クリトリスの未来

5 愛の液の世界 
穴のなかに潜む怪物 / ヴァギナのスープ / 粘液の喜び / 酸っぱいヴァギナ / 精子ボディガードと追いだし係 / 読むヴァギナ / ヴァギナを測る / 驚くほどの形態の変化 / ヴァギナの筋肉にできること / ヴァギナの訓練と性の技術 / 性の心臓 / 会陰計測器 / 興奮したらどうなるのか / 快感が宿る場所 / ヴァギナ感覚についての腹の立つ疑問 / 女性の前立腺 / 男性器と女性器の違い / 液体の魅惑 / 女性が噴出させるとき / 女性の精液の問題 / 女性の治療と医者の倫理 / 女性はみな射精するのか? / 性交の体位と角度 / 精子を洗い流す

6 匂える園 
上の穴、下の穴 / 香りと官能 / 鼻と生殖器 / 鼻・生殖器医学の出現 / フェロモン / 女の子は砂糖と香料からできている? / ヴァギナの匂い / 女体という香箱 / 嗅いで味わう受胎能力 / 粘液の濃度 / 匂いの情報力 / 改良されたクリトリス? / 生理はうつるのか / 男性の匂い / 性交と魅惑のリズム / ハツカネズミの選択 / 鼻のいうことをききなさい

7 オーガズムの働き 
みんなのためのオーガズム / 女性のオーガズムは受胎に欠かせない / 健康のためのオーガズム。オーガズム産業の発展 / 「女性すべてが評価する補助用具」 / 医学的マッサージはいい、女性のマスターベーションは悪い / 生命の霊薬 / いちばんいいオーガズムを得られるのは誰か? / 快感が二倍だと厄介も二倍? / 性の吸血鬼 / 女性のオーガズムの定義 / オーガズムの身体反応 / オー(オオー、オオオー)嬢の物語 / オーガズム能力 / 多様なオーガズム / 迷走する快楽 / ヴァギナのESP / 動物とオーガズムについて / 動物はオーガズムを楽しんでいるのだろうか? / 女性のオーガズムの機能 / なぜ人間の排卵は完全に自然ではないのか / 地球が動くとき / オーガズムと精子 / セックスのふりつけ / 体内の求愛装置――ペニス / オーガズムの鎮痛効果 / 快楽原理 

内容詳細

すべての人間が産まれ出た神秘の場所を、歴史的・生物学的・医学的など様々なアプローチにより解き明かした決定版。イギリスの女性研究者が幅広い資料を基に描き出す革命的な1冊。図版多数収録。

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読書メーターレビュー

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  • K K さん

    良書。太古は男女平等であり東洋の宗教では神のように崇められていた。西洋は女性に寛容で、東洋は逆に遅れているという通念があるかもしれないが宗教では逆。 アンネの日記に性的描写があったこと、最初読んだ幼かったわたしの脳裏にも焼き付いているが今改めて読むと衝撃。 ハイエナの出産はすごい。メスがあらゆる権利を握る動物の世界はいいですね。草食化とか言われているが人間情け無い。ダメなオスを厳しいシステムがある動物の方が高等かも。 ポリネシアに生まれたかった。 男社会にうんざりしていましたが非常に感動しました。

  • 半殻肝 さん

    内容の一例 ●女性の下腹部と生殖器のクローズアップを描いたギュスターヴ・クールベの油彩画「世界の起源」(1866年)の存在●悪魔祓いの一種としてスカートを捲り上げ陰部をさらす行為●一見して殆ど見分けがつかないハイエナのオスのペニスとメスのクリトリス●現在では「性的に」使われることが多いバイブレーターは、19世紀末から20世紀初頭の頃はヒステリー治療など「医学的な」役割として使われていた(当時の家庭用電化製品の通販カタログに載るくらい一般的なシロモノだった)…などなど、興味深いトピックが次々と出てくる。

  • 半殻肝 さん

    名器、もとい名著だと強く感じた一冊。決してこの表紙のインパクトにアテられたのがキッカケで手に取ったわけではない…というと嘘になるが、読み終えた頃には何とも襟を正される思いがした次第。表紙のインパクトに惑わされてはいけない。古今東西の数多の資料をもとに、多角的かつアカデミックに「世界の起源」たるヴァギナを掘り下げる。言語学的、生物学的、解剖学的、文化的視点での展開や、愛液やフェロモン、オーガズムについてのトピックまで、神秘的、官能的側面にとどまらないアプローチは読みごたえ抜群、目からウロコがこぼれる。

  • ソウ さん

    これはすごい本だ。助平な気持ち80%で読み始めたが、そんな動機が恥ずかしくなる真面目さ。宗教・文化・地域・生物学・構造・機能等ありとあらゆる側面から、女性の生殖器を研究。宗教やニセ科学の影響で、生殖器と性的快感に関しては長らく間違った知識を植え付けられてきた(女性が抑圧されてきた)ことがよく分かる。ただ、この表紙・タイトル(原題のままでいいのに)な上、中も太文字見出しが大体それ系の言葉だしやたらと図や写真が多いので、他人の目が気になって電車じゃ読めない。

  • クリスティーナ さん

    なかなか興味深い一冊

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1968年生まれのイギリス人。科学の博士号を取得したあと、科学ジャーナリストとしてメディアで活躍

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