室内楽作品集 第4集　アンサンブル・ミッドヴェスト

ガーゼ：室内楽作品集 第4集

メンデルスゾーンに私淑し、彼の死後ゲヴァントハウス管弦楽団の指揮者となったガーゼ。しばらくはライプツィヒで活躍するも、戦争のため母国デンマークに戻りコペンハーゲン音楽学校を設立。以降は作曲家、教育者としてデンマーク音楽の発展に尽くしました。彼の作品はドイツ・ロマン派の流れを汲み、とりわけ室内楽はシューマンの影響が強く感じられます。また、ガーゼは『ノヴェレッテ集』のように自作を何度も改訂しましたが、1851年の弦楽四重奏曲だけは一度も手を加えた形跡がなく、なぜ彼がこの作品だけは原型のまま残したのかは今でもわかりません。このアルバムでは、改訂される前の『ノヴェレッテ集』のフィナーレも収録されており、ガーゼの作品に対する強い思いも感じ取ることができます。演奏は第1集から変わらずアンサンブル・ミッドウェストが担当しています。（輸入元情報）

【収録情報】
ガーゼ：
1. ピアノ三重奏のためのノヴェレッテ集 Op.29
2. 弦楽四重奏曲ヘ短調 (1851)
3. 弦楽五重奏曲ヘ短調 (1837)

　アンサンブル・ミッドヴェスト

　録音時期：2015年5月24,28,29日（1）、2016年1月11-13日（2）、2015年12月15,16日（3）
　録音場所：“Knudsens”, Holstebro（1）、HEART - Herning Museum of Contemporary Art（2,3）
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）